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モバイルの機動力と確かな実釣性能と。テンリュウ「レイズインテグラル」

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マルチピースでホンモノ。レイズインテグラル

テンリュウのトラウトロッド「レイズインテグラル」。それは本格派ロッドであり、自然の中へ足を踏み入れていく際に「利便性」のあるモバイルロッドである。

実際のところ、ネイティブトラウトで足を運ぶフィールドは時に草木を抜けながら…ということも少なくない。そんな時にコンパクトに携行できることは本当に助かる。

マルチピースとなるとロッド性能そのものに懐疑的になりがちだが、軽く細身で張りのある本調子というレイズならではの伝統を踏襲。かつマルチピースだからこその各セクションの最適化を施し、それを全体として違和感のないスムーズさでまとめあげたロッドシリーズとして人気が高い。

携行性を優先してこのロッドというのではなく、携行性を持ち合わせながら主役となれる。そんな実釣性能が魅力だ。

出典:YouTube「TENRYU CO.,LTD」

隙のない陣容

レイズインテグラルには6機種がラインナップされる。このラインナップがまた欲しいところを抑えている。

ショートレングスモデル

まず、大きく2つに分けるならば、仕舞寸法39cm・レングスを4’8”とした4機種がある。1つはこのショートレングスモデル。

この4機種をもう少し細かく分ける際には、サブネームが分かりやすい。Jerkin’(ジャーキン)モデルにスピニングとベイトがあり、Twitchin'(トゥイッチン)モデルにも同様にスピニングとベイトがある。

ジャーキン・トゥイッチンそれぞれに4’8”のスピニングとベイトがあるラインナップ。

遠征・大型にも適した2機種

これに属さないのがRZI755S-MLM(仕舞寸法53cm)とRZI845S-MH(仕舞寸法58.5cm)の2機種。こちらの2機種はレングス自体は上記ショートレングスよりも長いものの、仕舞寸はご覧の通り60cm以下。つまり遠征にも連れていくのに全く難儀しない。RZI755S-MLMに関しては、まさに様々なフィールドで使いやすいレングスと調子に、RZI845S-MHに関しては大規模河川、レイク、大型トラウト類を狙えるパワーを持つ。

出典:天龍公式「レイズインテグラル」詳細ページ

MODEL TYPE LENGTH
( m [ft])
PCS. ACTION CLOSED LENGTH
(cm)
LURE WT
(g)
LINE
(lb)
PE
(号)
REAR GRIP LENGTH
(mm)
TIP DIA
(mm)
ROD WT
(g)
CARBON/GLASS
(%)
PRICE
RZI484S-UL S 1.42[4’8″] 4 R 39 MAX 6 MAX 4 MAX 0.6 110 1.5 74 96/4 ¥42,000
RZI484S-L S 1.42[4’8″] 4 R 39 MAX 8 MAX 4 MAX 0.6 110 1.6 77 96/4 ¥42,500
RZI755S-MLM S 2.26[7’5″] 5 R 53 MAX 20 MAX 10 MAX 0.8 265 1.6 115 97/3 ¥51,000
RZI845S-MH S 2.54[8’4″] 5 R 58.5 MAX 25 MAX 14 MAX 1.2 315 1.8 137 97/3 ¥54,000
RZI484B-UL B 1.42[4’8″] 4 R 39 MAX 6 MAX 4 MAX 0.6 118 1.5 85 96/4 ¥49,000
RZI484B-L B 1.42[4’8″] 4 R 39 MAX 8 MAX 4 MAX 0.6 118 1.6 87 96/4 ¥49,500

小さな振りで確実に狙えるショートレングス

このうち、ショートレングスモデルは#1&#2のセクションに低弾性カーボンを採用。バイトを弾きがたい追従性はもちろん、軽量ルアーをコンパクトなスナップキャストで正確にpレ前テーションできる点が大きく進化したところだ。

ULは「Twitchin’」モデルとし、細かなアクションをルアーに吹き込める。Lを「Jerkin’」モデルとして位置づけ、それよりもメリハリのある動きを演出できるよう設定しているが、先に述べた通りコンパクトな振りで狙い通りのキャストができる点は共通だ。

山岳釣行などでは、立ち位置によっては振りを小さく正確に…と求められる状況があり、それを確実に担うモデルといえる。

ULとLに関しては、ULが「Twitchin’」モデルとして、Lが「Jerkin’」モデルとしての位置づけ。スピニングとベイトともに、UL同士・L同士は同じブランクスを採用しているとのことで、使用時に違和感なく扱えるのも魅力だ。

いずれにしても、とにかくワンハンドでキャストが決まる、かつ山岳釣行などでも持ち運びやすい頼れるロッドとなっています。

遠征での持ち運びも便利なパワフルロングレングス

ロングレングスのRZI755S-MLMとRZI845S-MHもまた携行性に優れるが、どちらかといえばロッドをのものを遠征で運ぶ際の利便性が極めて高い。湖、オープンな河川で大型魚を狙う際に、そのフィールドまで運ぶのに53cm(RZI755S-MLM)、58.5cm(RZI845S-MH)という60cm以下の仕舞寸法は航空機を利用しての移動にも苦労しない。
そうでありながらパワフルモデルであるのが重宝する。

テンリュウ公式レイズインテグラル詳細ページはこちら

天龍(TENRYU)

1961年、六角竹竿加工業として下伊那郡鼎町下茶屋に塩澤製作所設立。1990年、株式会社 天龍に社名変更及び改組。創業当時、六角竹竿で一世を風靡し、1970年には日本初となるバスロッドを自社ブランドで発売。以降、カーボン素材を主軸に幅広い時代のニーズを先読みしたアイテムを輩出している。ソルトウォーターでは超軽量&高感度のSWライトゲームロッド「ルナキア」、ライトジギングでは「ホライゾン」が有名なほか、バス、トラウト、エリアフィッシング、さらにはテンカラなど、非常に幅広いジャンルでこだわりの強いロッドを生み出している。