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東京湾奥×「Beams RIPLOUT9.0M+」の可能性

寄稿:土屋きゅうり
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皆さんこんにちは!フィッシュマンAUXの土屋きゅうりです。

遂に発売されたBeams RIPLOUT9.0M+。待ちに待っていた方は多いのではないでしょうか?

何を隠そう私もその一人!!笑

プロトロッドの開発期でこのロッドが発表された時の高揚感といったら忘れられません。今回は発売前の最終プロト〜製品版を湾奥の様々なフィールドで使用した感想を記載していきます!

自分にとって9.0M+のニーズ

Beams RIPLOUT9.0M+

品名 全長 マテリアル ガイド 自重 継数 仕舞寸法 グリップ長 ルアーウェイト ライン 販売価格
Beams RIPLOUT9.0M+ 274cm(9.0ft) 4軸カーボン Kガイドチタン+ステン 258g 3ピース 106cm 46cm 8~60g PE1~5号 ¥63,800(+税)

フィッシュマン公式「Beams RIPLOUT9.0M+」詳細ページはこちら

求めていたのは高い汎用性

さて、私が東京湾奥シーバスを攻略していくにあたって、求めていたものは「高い汎用性」

これは軽いルアーから重めのルアーを投げられる汎用性はもちろんですが、近距離ピンキャストから遠投までを幅広くこなすキャストフィーリングや多彩なルアーを自在に操作できるアクションコントロール性など様々な要素を含めた汎用性を持ったロッドが必要でした。

特に秋のシーズンは好きな場所にいつでも入れるわけではないので駐車場から遠い場所で釣りをすることも多々あります。そんな時はもちろんタックルの入れ替えはできないので、「やりたい釣りに合わせたロッドを使用する」ではなく「空いている場所に合わせた釣りができる傲慢なロッド」の必要性が出てきます。そのためどんな場所にも対応できるロッドは必須。

初春から夏までの小型ベイトに幅広く対応するならライトバーサタイルに「CRAWLA8.3L+」なのですが、夏〜冬の大型ベイトも絡みやすいシーズンにヘビーバーサタイルで高い汎用性を持ったドンピシャなロッドが欲しかった…まさにそんなロッドなのです。

実際のキャストフィール

様々なルアーが投げられる。これはフィッシュマンロッドを使用したことのある方なら、ちょっとありきたりだなって感じですよね?(これがありきたりなのがそもそも凄すぎるが…)

対応できる幅が異次元

このロッドは次元が違う。まずは軽いところだと「アイマ komomo SF-85(7g)」。軽いルアーは合わせるリールに依存する部分はありますが、しなやかなティップが7gでもしっかり曲がってくれるので快適にキャストできます。

次に重いルアーだと「ジャッカル ダウズジャーク(約90g)」。ロッドに乗せた瞬間はちょっと重いか?と感じるのですが、竿に任せてそのまま振り切るとバットまで重さが乗った途端に強烈な反発でこの重たいルアーがしっかり飛んでいきます。

…凄くないですか??笑

重いルアーが投げやすいロッドは多々ありますが、7gまで両立させるロッドは本当に凄い。皆さんも投げたらびっくりされると思います。

操作性も申し分なし

あとは操作性ですよね。自分はティップがしなやかで張りのある竿が大好きで、この特長が生み出す“あるメリット”が存在します。

それが「オートマチックにラインスラックを出すこと」です。

この特長が一番分かりやすいのは「Daiwa モアザン トリックアッパー105F」などパニック系アクションのペンシルを操作する時。この手のペンシルで高速パニックドッグウォークをする際に、小刻みにかつしっかりペンシルが動く入力をかなりハイペースで行う必要があります。

この時にしなやかなで張りがあるロッドだとトゥイッチを入力した際に反発で自動的にラインスラックを出すことができます。高速でしっかり動きを出しやすく、かつスラックを竿任せにできるので疲れにくいというメリットが生まれるんです。

すごく伝えたいんですよ!このメリットを!絶対これわかる人いますよね!?(文章だと伝えづらすぎる…伝わってくれ…笑)

このちょっとマニアックな操作性も叶えてくれるロッドが9.0M+なんです。他のロッドにも備わっている機能なのですが、飛距離・操作性とのバランスが非常に良いロッドでこの操作ができることがかなりのメリットと感じています。

合わせるリールは?

もうロッドの汎用性はめちゃめちゃ高いので、自分のニーズに合わせたリールセレクトで大丈夫だと思います。ただ、基本的にはヘビーバーサタイルとして使う竿なので34mm径スプール以上のリールがマッチします。

自分は汎用性を高めたい場合はスティーズAⅡ TW、重たいルアーメインの場合は22エクスセンスDCか23アンタレスDC MDをメインで使い分けしています。

ハイシーズン自体は終わりが近づいていますが、冬の大型狙いでもまだまだ活躍するロッドなので是非検討してみてはいかがでしょうか!

タックルデータ

ロッド: Beams RIPLOUT9.0M+
リール:23アンタレスDCMD XG LEFT、22エクスセンスDC XG LEFT(Shimano)/SALTIST TW 100XHL PE SPECIAL・スティーズAⅡ TW 1000XHL(Daiwa)(Daiwa)
ライン:PEレジンシェラー8 1.5〜3号(山豊テグス)
リーダー:フロロショックリーダー25lb(山豊テグス)
ルアー:UNIFORCE130F(LEGARE)、スネコン90S(BlueBlue)、BANQ82S(POP SEA CRAW)
フィールド:東京都、千葉県
魚種:シーバス
アングラー:土屋きゅうり

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出典:YouTubeチャンネル「Fishman」

Fishman

「ゼロバックラッシュ」「飛距離」「高精度ピンスポット撃ち」を追求したベイトロッド専門メーカー。 怪魚ハンターとしても知られる赤塚ケンイチ氏が代表を務め、同氏の豊富な経験がフィードバックされたロッドは、繊細な渓流から秘境のモンスターまでさまざまなスタイルに対応するラインナップ。