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【何に使う?どう使う?】絶賛テスト中のフィッシュマンのプロトロッド「BC4 6.10MXHプロト」の適応性能

寄稿:渡辺 明弘
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みなさま、こんにちは。フィッシュマンテスターの渡辺 明弘です。

渡辺 明弘(Watanabe Akihiro) プロフィール

フィッシュマンテスター。 関西を中心に「ナマズ」をメインに、ブラックバスなどの身近な魚からソルト、そして海外の魚達と魚種を問わず楽しむマルチアングラー。 自作ルアーブランド「いきもの掛かり」の代表を務める。

いよいよ冬の足音が聞こえてきておりますが、今回は絶賛テスト中のプロトロッド「BC4 610MXHプロト」で、これまでに様々な魚種で適応性能を試してきましたので、その使用感等をまとめてみようと思います。

①:ナマズ

まずは、ナマズでのトップルアーでの操作感。

ロクテンのロッド長を活かしつつ、コモド等では厳しかったショートディスタンスでのプラグ操作も容易。ブランクの張りがあるもしなやかな軽さとショートグリップの恩恵で操作性がかなり向上しており、弾きにくく「軽快な操作感がすこぶる良い」。また、大型鯰とのファイトでもロッド全体のパワーで安心したやり取りが可能となっています。

また、キャスト性能は対岸撃ちを可能としたロングキャスト性能やデイゲームの対岸カバーシェードへのピン撃ちなども精度が高く、その後のピンのアクションもショートグリップの操作感が光るシーンとなりました。

②:シーバス

遠征地で出くわしたシーバスが狙えるシチュエーション。

河口周りのイナッコの群れ、時おり水面を割り捕食しているタイミングでベイトサイズに合わせサイレントアサシン129mmを使用。これは、専用機?と思わせるキャスト感で、群れに馴染ませつつダイブ&ステイ、リーリング、ジャークなんかも軽快。シーバスゲームでも良型をキャッチすることができ、そのバーサタイル性を窺うことができました。

この際、不意に水面でイナッコを狙うアカエイが誤って掛かったのですが、問題なく寄せることができ秘められたパワーも体感できました。

③:怪魚

アマゾンの怪魚を日本で釣ることできる浜名湖フィッシングリゾートさんへ訪れた際は、玉浮きとFLYセッティングを用い、撒き餌と同調させる釣りにチャレンジ。

玉浮きを「バシュ!!」と引き込む輩の正体は「コロソマ」。一見巨大なピラニアを彷彿させるその風貌!その引きたるや暴力そのもの(笑) 60〜70クラスも放たれたこのポンドでも、ロクテンは突っ込みを柔と剛でいなし、強力なパッドパワーで安心したやり取りが可能。あらためてこのロッドの威力を感じました。

④:ブラックバス

最後にバスフィッシング。前回ピックベイトでの使用感をお話しましたが、バスでの汎用性も幅広くハードベイト主体のブランクではあるものの、ミノーならワンテンやルドラ、クランクならチッパワシリーズ、ビッグクランクで言えばHU200クラスから400ダイバーなど、ミドルウエイトからが使いやすい感じです。

トップも100mmクラスのペンシルや、ある程度ウエイトのあるバズベイト、3/8ozからのスピナーベイト又はチャターベイトなどは一通りカバーでき、バイブレーションやオグルなんかも扱いやすい。バスロッドでのイメージとしては「少しパワー寄りのバーサタイルモデル」。もちろんバスも良型をキャッチすることができました

ショートグリップの軽快な捌きと、ロクテンというロングレングスが織りなす遠距離攻撃。張りがあるもしなやかなブランク「ロクテン」の完成がホント楽しみでなりません。

さあもうひと踏ん張り!頑張りま〜す。

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Fishman

「ゼロバックラッシュ」「飛距離」「高精度ピンスポット撃ち」を追求したベイトロッド専門メーカー。 怪魚ハンターとしても知られる赤塚ケンイチ氏が代表を務め、同氏の豊富な経験がフィードバックされたロッドは、繊細な渓流から秘境のモンスターまでさまざまなスタイルに対応するラインナップ。