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イマ効いてる「コイケシュリンプ」2ブロックカット…のもう1つの使い方

寄稿:兜森 陸(カブトモリ リク)
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はじめまして!霞水系でHIDEUPスタッフとして活動させて頂いている兜森陸(カブトモリ リク)といいます!

兜森 陸(Kabutomori Riku) プロフィール

霞ヶ浦水系を中心に活動する若手のホープで、ハードからソフトまで巧みに使いこなし日々釣り歩く。 2023年陸王オープンではCブロック3位、霞水系1位という実績も。

さぁ、季節は夏本番!霞水系のバスのメインベイトはエビとなっています!

…とはいえ、暑い。。最近は猛暑日続きで水温も30℃を超え、雨も降らず減水している為、バスもなかなか口を使いづらくなっている状況です

そんなタフな状況が続く霞水系で、先日陸王オープンが開催されました。今回は陸王オープンのキッカーフィッシュとなった51cmをキャッチしたルアーコイケシュリンプ」2ブロックカットの高速表層トゥイッチの釣りを紹介したいと思います。

逃げ惑うエビを演出

霞水系はご存知の通り周囲のほとんどが護岸整備されており、足元にはフィルターユニットやオダ、石など様々なモノが沈んでいます。そして、そこにはもれなくエビがたくさん潜んでいるんですね。ベイトフィッシュより動きが遅いエビは、バスが捕食しやすいためタフな時期の恰好のベイトとなっています。

「表層高速トゥイッチ」でスイッチを入れる!

そのようなベイトを捕食しているバスに対し、表層高速トゥイッチでスイッチを入れフォールで食わせるというのが、コイケシュリンプの2ブロックカットの釣りです!

具体的な誘い方はエビがいかにも潜んでいそうなポイントにキャスト。そのまま表層で3〜5回トゥイッチを入れて、フォールさせて食う間を作る…という誘いの繰り返し。

 

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琵琶湖でたまらんばい永野さんがされている、ボトムやウィードでの2ジャーク1ポーズの使い方ではなく、表層を高速で引くことで「ピピピッ」とエビが逃げるアクションを演出、やる気のないバスにスイッチを入れるというのがキモ!

また表層で反応が無ければ、そのまま沈めてボトムジャークするという釣り方もあり。1つのルアーで表層から中層、ボトムまで攻略でき、オカッパリでは大きなアドバンテージとなります。

セッティングについて

続いて、霞水系仕様のセッティングについて。

コイケシュリンプオリジナルのツーブロックカットのやり方は、たまらんばい永野さんが詳しく書いてくれていますので、ぜひこちらの記事をご参照ください。

【流行の兆し】コイケシュリンプのNEWメソッド“2ブロックカットチューン”の威力がハンパない件!作り方にもぜひ注目!

0.3~0.6gを状況に合わせて

ネイルシンカーは0.3g〜0.6gを使用しています。これは、水深や引く速さに合わせて重さを調節してあげるといいかなと思います!参考までに、僕は基本的に0.45gをベースと考えて、より早く引きたい時は0.3g、遅くネチネチ誘いたい時は0.6gという風に分けています。

フックに関して霞水系は沈み物が多く根掛かりがとにかくしやすい為、ナローゲイブのオフセットフックであるHAYABUSAさんのD・A・S #1を使用しています!ナローゲイブにすることでよりシルエットはコンパクトになり、吸い込みの弱いバスでも食べやすく、スキッピングもしやすく、すり抜けもよくなり、ボトムでの姿勢も安定します。

ゲイブ幅いっぱいにワームがある為、フッキングするのか、バレないのか…と心配になる方もいると思いますが、ゲイブ幅が浅いからこそ貫通力が上がりよりバレにくさに繋がっています。

疲れない!ソリッドティップを使用

続いてはタックルセッティング。僕が使用しているロッドはMACCA HUMS-61LSTです。

61という長すぎず、短すぎないレングスの為、取り回しが良くキャスタビリティも向上。またソリッドティップの為トゥイッチアクションを疲れることなく行うことができます!

ラインはPE0.3〜0.5号に5〜8ポンドのリーダーを組んでいます。PEを組む理由としては、キビキビした首振りアクションを出す為と飛距離を出す為、そしてフッキング力をより伝える為です。風が強い場面などはフロロラインの5ポンドでやる事もあります!

今から秋にかけて長く釣れる釣りになるので、是非皆様お試しください。ご清覧頂きありがとうございました。

ハイドアップ(HIDEUP )

現役トッププロ吉田秀雄が代表をつとめる琵琶湖そば滋賀県大津市を拠点とするルアーメーカー。 異例のロングランヒットを続けるスタッガー・オリジナルをはじめとする、スタッガーシリーズやHUクランクシリーズなどのワーム、プラグやロッド「マッカ・シリーズ」など、こだわりのアイテムを多数輩出。