【竿を曲げる楽しみ】釣り具業界20年以上のベテランが解説!「身近な釣りをより楽しくする方法」
人と違うやり方をやってみよう!
より身近な釣りを楽しくする方法で、人と変わった違う釣りをする、ということです。
例えば冒頭で記載したベイトフィネスで狙うサゴシゲームがまさにそれで、自分スタイルで釣りを楽しむということは、それだけでも価値があることであり、自己満足に繋がります。
所詮つりは自己満足なところでもありますので、人と違ったことでも釣果はたとえそれが1匹でも、その魚はあなたにとって大きな価値があるものなのです。
また人と違うやり方で、得られるメリットも多く、実戦することをオススメします。
これも原稿を書いている前日、釣友との電話での話ですが、そこはバス釣りで有名な人気スポット。土日では10m間隔で人が並ぶほどのフィールドらしいです。そこで一人爆釣したと。これまでは釣り人自慢のよくある話なのですが、どうも聞いている内に、周りの釣り人は全く同じ釣りをしている、と。でもって釣れていない。そこをよく観察し、人と違ったアプローチでバスを興奮させ、口を使わせて一人だけ釣れる状況になったということ、らしい。
よって私もロッド開発という仕事柄、バスプロや釣り名人、達人級の船長達と一緒に釣りする機会が多いのですが、やはり彼らも人と違うやり方を多く実戦しているケースがよく見られます。
人と違うから大物も釣れるわけで、時として数も出るわけです。
今でこそ当たり前になりましたが、ソルトをあえてベイトタックルで楽しむのも、やはり身近な釣りをより楽しく、満足に価値ある貴重な時間に変えてくれます。
黒鯛、アジ、メバル、なんでもベイトタックルで釣るとスピニングタックルとは違った満足が得られます。
エリアトラウトでもそう。誰もあまりしないベイトタックルで遊ぶとより自己満足が得られますよ!
へら釣りや鮎の友釣り、磯釣りの経験から、ルアー釣りへフィードバックさせ、それらのトラディショナルな日本の釣りを、欧米からきたルアーフィッシングに融合させていきたいと考えています。
こういった柔らかいロッドを提案するのも、私が作るスローテーパーのロッドには、そういったへら竿や鮎竿の技術、テイストを取り入れているのです。
柔らかいロッドで、こういった巨クロソイやシーバスを釣ると、いかにもロッドを曲げて獲った、という感がより濃く鮮明に出るので、釣りがもっと楽しいものになります。
その時のロッドワークは、へら釣りや鮎釣り、そのものです。
私がずっと提唱し続けているマイクロショアジギング。
こちらのロッドも通常のショアジギングロッドとはかけ離れたツーランク、スリーランク柔らかい、こういった私の想いが詰まった柔らかい繊細なロッドです。
アブガルシア公式「ソルティスタイル マイクロショアジギング」の詳細ページはコチラ
こちらもベイトフィネスのスローテーパーのロッドと同様、釣りがさらに楽しくなるロッドです♪
たとえエソでもアナハゼでも小メバルでも楽しめるのが大きな魅力です。
人と比べない、競争しない釣り
最後に、釣りでちっぽけな幸せをかんじられるようになれば素敵、もっと身近な釣りが楽しくなるというお話です。
誰にも負けない釣果
誰しもが驚く巨大魚
クーラー満タンの釣果
大会で優勝
釣り自慢は釣り人である証
一方で勝ち負けと関係のない“小さな幸せ”を喜べる人もとても輝いて見えると思うのです。
子供達はそれを素で出来ています。
自分達、大人が勝手にきめつけた価値観など持っていないから。
「釣り」という遊びから、人として大事なこと、大切なことを学べます。
大人がこれが出来れば、身近な釣りがもっと輝けるものに♪
こちらはピュア・フィッシング・ジャパンのマーケ担当の立原さん。マミヤ・OP時代からの私の大先輩です。
「ザ・ピュアフィッシング」もしくは「ザ・アブガルシア」と呼ばれる人物で釣り業界の生き字引な存在のお方です。
もちろん釣り経験や知識など、私などは到底足元も及ばないくらいのベテランなのですが、ある時、マイクロショアジギングのスタイルでハゼを釣った時のシーンを今でも忘れません。
あの大ベテランの立原さんが、小さなアナハゼを釣って、子供のような無邪気な笑顔を魅せてくれたこと。
本当に釣りって素敵だな、と思わせる出来事でした~
トモ清水でした!
See you next time!