②:モコリークロー+ラバージグ
次に、浮きゴミやチップ等が浮いて“巻きづらい”と言う状況が相模湖では良くあるんですが、そういう時は「モコリークロー+ラバージグ」の出番です。
特に台風後やターンオーバー時はモコリークロー単体では使用せず、ラバージグと組み合わせてボリュームアップ。さらにラバーの複雑な水流もプラスする事がてきます。
また、セットしてみると全体的なボリュームとしてはとてもコンパクトに収まって、アピール力が弱そうに見えますが…モコリークローの爪が水をしっかり動かしてくれます。
釣り方はブッシュやレイダウンにしっかりと絡めて使うことが重要です。アクションもキャストしてワンアクションしてピックアップ…ではなく、ブッシュやレイダウンにラインを持たせ、リフト&フォールやステイを織り交ぜてスローに誘うことを心がけましょう。
使用するジグのウエイトは7g〜14gまでをカバーの濃さで使い分けます。7gでも高比重が売りなゲーリーマテリアルなモコリークローをセットする事で投げやすさは抜群。キャストが上手くなったのかと錯覚するほど。笑
③:A-OK+リーダレスダウンショット
ここまでに紹介した2点は、どちらかと言えば波動も強めなルアーです。ご存じの通り、相模湖は人気フィールド。週末などはプレッシャーが高く、強いルアーが効かない場面も出てきます。
そんなときに対カバーの釣りで絶対の信頼を置いているのが「A-OKのリーダーレスダウンショット」。ひとしきり流した後はこれをフォロー的に使用します。
A-OKは十字の様な形をしている少し変わった形状のワーム。セット方法はこんな感じで特にカットしたりなどはせず、そのまま使用します。
ピンテール部がピリピリ、ヘッド部は偏平になっているので水をしっかりと動かして、フックポイントがくる所は水を叩くようなアクションと3方向で色々なアクションをしてくれるのがA-OKの特長。更にリーダーレスダウンショットにする事で、シンカー部分からのカチカチ音も加わって…。どうです?めちゃめちゃ釣れそうじゃないですか?笑
フォール時もめちゃめちゃいい動きをしますので、フォール中のバイトも多々。注意が必要です。
また、A-OKは他のゲーリーワームより塩が少なめ。
リーダーレスダウンショットにセットすると、水平姿勢をキープして若干ボトムがら浮いてくれるので、アクション・フッキング率も高いです。
チャター+ゲーリーサンショウで流してもダメ、ラバージグ+モコリークローでもバイトがない。
そんな時に、A-OKリーダーレスDSを投入。根がかりが少ない、かつスイミングしても良し、ボトムを攻めても良し、フォールも良し。そんな4拍子揃ったA-OKリーダーレスDSは、濁った場面以外でも様々な季節、場所で活躍してくれると思います。是非、是非、試して頂けたら嬉しいです。
タックル&セッティング
サンショウウオ+チャターのタックルは6.6フィート〜7フィートのMH〜Hクラスのベイトロッド。ラインはフロロカーボンの14ポンド〜16ポンドで使用します。
リールのギア比はノーマルorハイギアでいいかと思います。使用するカラーはブラックがベースで、水が澄んできたらグリパンにチェンジします。いずれもチャターと同系色のものを使用するのがいいと思います。
ラバージグ+モコリークローも6.6フィート〜7フィートのベイトロッドでMH〜Hクラスのベイトロッドでラインは16ポンド〜20ポンドのフロロカーボンを使用します。こちらもカラーはやはりブラックがベースで気分でグリパン系に変える感じです。
カラーについてはチャターもラバージグも考え方は同じで、“一体感”が重要かなと思っています。なのでチャターやジグにワームの色を合わせるようにすると良いと思います。それと、水が濁ったら存在感のある「ブラック」はお決まりなので、必ず用意しておく事をオススメします。
A-OK+リーダレスダウンショットは、6.6フィート〜7フィートのUL〜MLクラスのいわゆるベイトフィネスで使用します。ロッドは硬すぎるとカバーから離れやすくなるので、できれば柔らかめのソリッドティップで、それでいてバット部はしっかりしたものが良いと思います。
ラインは6ポンド〜12ポンドで対カバーによって変えていだければいいかと思います。基本的にはフォール、ボトム主体なら8ポンドまで、レイダウン、ブッシュ主体ならば10~12ポンドって感じです。使用カラーもブラックをベースに、水が澄んだらクリア感の強い物に変えていきます。
A-OKで、よく使うカラーはこちら。
左から020、297、341、379になります。
A-OKは下記のアイテムを使用してリグっています。自分はデコイさんのオープンスイベルM orLに、シンカーはリング形状で棒状でコンパクトなタイプの2.7グラム〜5グラムを水深によって使い分けています。
オープンスイベルにセットする際は先にフックを通して、それからシンカー…という順でセットする様にしましょう。
フックはナローゲイブの2番〜1番辺りをカバーの濃さで使い分けています。
さぁ、秋になって過ごしやすいタイミングです。釣りもしやすくなってきておりますので、今回紹介させて頂いたアイテムを相模湖はもちろん、色々なフィールドで試して頂けたら嬉しいです!