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イマ乗ってる男、ゲーリーファミリー「江尻悠真」の勝ちパターン3選

寄稿:江尻 悠真
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こんにちは! ゲーリーファミリーの江尻悠真です!

今回は先日北浦で開催、優勝することができたJBTOP50 第3戦でウィニングパターンとなった釣り方を主にご紹介したいと思います。

まだまだ夏を引っ張っているフィールドもあると思いますので、参考になれば幸いです!

江尻 悠真(Ejiri Yuma) プロフィール

北浦、霞ヶ浦をホームグラウンドとするアングラー。物心ついた頃よりバスフィッシングをスタートさせ、現在は、様々なバスプロトーナメントに参戦! 趣味もバス釣りという人生をバス釣りに捧げる日々を送っている。 トーナメント戦績2018WBS 第1戦 霞ヶ浦 4位、WBS プロクラシック 3位、2019年 JBバスプロ選手権優勝、2022年 JB TOP50 エバーグリーンCUP優勝、Basser Allstar classic 2022 3位・ビッグフィッシュ賞獲得。愛称ちょっぴ いじりー。

江尻悠真の“勝ちパターン”

試合が開催されたのは2022年7月29日(金)~7月31日(日)。

ちょうど季節の変わり目に当たるタイミングで、その前に行われたプラクティス期間中はまだまだアフタースポーン〜スポーン回復途中の魚が多くを占めており、サマーパターンを意識してる魚も少しいるような状況。

試合本番は2週間後…という事で、プラクティスでは後者のサマーパターンに移行し出している魚を狙う事にプランニング。

例年の7月頭〜後半にかけてだと、ほとんどの魚が回復して動き回っているタイミングなのですが、今年は明らかにその様な個体が少ない状況。カレントを求め水通しの良い沖に出ている魚が少ない状態でした。

流れを重視する作戦が奏功

私が試合当日重視していたのはズバリ「流れ」!アシや縦ストラクチャーなどの障害物は二の次で、とにかく「カレント」を最重視していました。

このカレントは、干満差や風などで、どのフィールドでも起きる変化で、特に夏のバスはカレントを意識するのでカレントを重視してプランを組みました。個人的には夏の間はこのカレントを意識して釣りをする事が多いんですね。問題はそのカレントが当たる場所なのですが、個人的にはあまり細かく考えていません。水が増水気味であればシャロー、減水気味なら沖を…と言った程度です。

試合当日は、通常時より水位は低め。ただし大減水からの増水…という状況だったためシャローをセレクト。それに加えてカレントの当たる場所を何箇所かピックアップしランガンしていく戦略でした。動いてる魚を相手に考えてたので、回遊してくるのを待つのではなく、こちらから当てに行くために動いて動いてタイミングを見計らっていきました。

そこで、活躍したのが以下の3つのパターンです。

①:シャロー×2.5″ヤマタヌキ

さて、試合当日にもメインになったシャロー撃ち。ここで使用したのは2.5″ヤマタヌキです。

サイズ ウエイト カラー 数量 奨励フック
2.5inch  5.3g 12色 10本入 スゴイフック#1/0、マスバリ

ゲーリーインターナショナル公式「ヤマタヌキ2.5inch」詳細ページはこちら

ヤマタヌキはゲーリー素材の良さが生きるシンプルなデザインかつ、フォーリングベイトときて秀逸なワームです。

ゲーリーのフォーリングベイトというと「ヤマセンコー」ですよね。確かに、ただフォールさせるだけだったらヤマセンコーなのですが、今回はバスが食べていたベイトが小さいエビ、そしてフリーフォール後のトゥイッチアクションに反応が良かったんです。ヤマタヌキの代名詞ともいえるタヌキテールがプルプルと動き、トゥイッチさせたらダートアクション…これにバスが強烈に反応。当日も「2.5″ヤマタヌキ」に0.6gのネイルシンカーを入れたネイルリグをセレクト。

このヤマタヌキは2.5インチサイズながらベイトタックルでもしっかり飛んでくれるので、オカッパリからの使用はもちろん、風が強い日でも確実にキャストを決める事ができ、僕の中で年中欠かせないアイテムになっております。また、ボディにはスリットが入ってる為に針掛りが良い事も今回チョイスした理由でもあります。

使い方は難しい事はなく、アシなどにキャストして、2~3回ほど軽くトゥイッチ~フォールの繰り返し。しっかりワームの自重を感じられて、ノー感じになる事もないのでストレス無く自分のリズムを作りやすい釣り方です!

キモはリグの進行方向を見ること

バイトはトゥイッチした後に目視できるくらい引ったくられる事が多いですが、フリーフォール中にラインが走っていく事も多々。そのため、アクションを付けている時だけはしっかりリグの方向を見ることが釣果をあげる一つのコツです。

また、この時バシっ!とアワセるのでは無く、しっかり巻き合わせをする事でミスも減らす事ができます。

試合中はこの2トゥイッチ〜フリーフォールのアクションでバスをキャッチしていきました!いくらカレントがある状況でも、あまりに暑いとバスもやる気が無くなってしまいます。このトゥイッチがバスのスイッチをいれる事ができている…と私は思っているので、ぜひ渋いタイミングに試してほしい釣り方です。

江尻流「ヤマタヌキ」のセッティング

使用するフックはダブルエッジ(RYUGI)の2/0。2/0ということでフックセッティングは少しアンバランスに感じるかもしれませんが、このセッティングにしてから本当にノーミス!ブッシュなどのフッキングパワーが伝わりにくい場所でも深い所にしっかり掛かってくれるので、この先も変わらないフックセットになると思っております。

川や野池など飛距離をとにかく出したい時はスピニングタックルの出番ですが、ストラクチャーを狙う際は私はベイトフィネスタックルオンリー!6.3ft MLパワーの少し短めのベイトフィネスロッドにラインは10lb〜12lbというセッテイングです。

ラインの太さはカバーの濃さによって変えていますが、太すぎてしまうと少し扱い難くなるので10lbの出番が多いです!

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