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【ハピソン×津本式】脱気&密封作業がカナリ快適に!「津本式密封パック器」を使って釣ったマダイを6日間熟成させてみた結果

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究極の血抜き・津本式。

この記事を読んでいる方なら実践されている方も多いのでは? 専用ノズルとホースで、魚の毛細血管に水を流して血を薄めて除去。この作業をするだけで傷みやすい魚でも長期熟成ができるようになり、魚の旨味成分もグンッとUP! 記者も1度行ってからどっぷりハマってしまいましたよ。

さて、そんな「究極の血抜き・津本式」の最終工程で必要となる魚の脱気・密封処理。前回その工程をスムーズにしてくれるハピソンの新製品「津本式密封パック器」の特長を紹介しました。

【ハピソン×津本式コラボ第3弾】魚の種類や状態に合わせて脱気&密封ができるメチャ画期的なアイテムが降臨!「密封パック器」が遂に登場

 

入手してからまだ1度も試したことが無かったので、大晦日に釣ってきたマダイを津本式で処理を行い、「津本式密封パック器」を実際に使ってみることに! という訳で、今回は使った時の感想を交えながら、改めて特長も同時に解説していきたいと思います。

 

「津本式密封パック器」を使って大晦日に釣ってきたマダイを6日間寝かしてみた

はい、今回釣ってきたマダイがコチラ。

 

現場で締めて、フリフリである程度の血を抜いてから「津本式血抜きポンプ」で究極の血抜き・津本式を実践! 立て掛けて体内に入った水をシッカリ抜いてから、体についた水気も拭き取り、キッチンペーパーでマダイを巻きつけて、いよいよ「津本式密封パック器」の出番!

 

「津本式密封パック器」を実践!

前回の記事で紹介した「津本式密封パック器」の手順通りに脱気・密封処理を行っていきます。

本体のコードをコンセントに接続し、電源が入っていることを確認できたら、シール作業を行います。これに関しては何度か試したことがありますが、何度行っても「ハヤッ」てつぶやいてしまうほど、スピーディーにシール作業をすることができます。大体、抗菌ロール袋を取り出せるまでの時間は7秒程度でした。シール完了後は、付属の抗菌ロール袋をマダイのサイズに合わせてカットします。

 

シール完了後

 

そこへマダイを投入して密封してみると以下の写真のような感じに。

津本式密封パック器」は保存する物に応じて脱気の強さであったり、タイミングを調整することができます。今回は生魚なので、弱脱気で若干控えめ程度に密封(強すぎると水分がしみ込みすぎる気が…。)。弱ボタンを押すとジワジワと密封され始めるので、好きなタイミングでシールボタンを押せば密封作業が終了するという流れです。やっぱり、自分の好きな強さとタイミングで脱気・密封処理ができるって本当に便利で、魚によって身が柔らかいこともあればハリのある場合もあるので、その都度自分好みに調整できることは凄いことだと改めて実感しました。

 

また、魚の切り身なども保存できるので、塩焼き用に切り身にしたマダイと、その前日にタチウオテンヤで釣ってきたタチウオの切り身も一緒にやっちゃいました(笑)。

 

塩焼き用に切ったマダイ

 

タチウオの切り身

 

6日後、熟成したマダイを実食

切り身に関しては密封した数日後に美味しくいただきましたが、気になるのは6日間熟成していたマダイ。これまで何度も熟成をしてきたにも関わらず、完成しているか不安であり楽しみでもある、何とも言えない感覚…。

 

抗菌ロール袋を開封すると、魚の独特な臭いはしますが、腐っている臭いはしていませんので、食べれることを信じて捌いてみることに。捌き終えると、魚の身を見て確信。6日経過したとは思えないほどキレイな色! 捌く前は若干不安でしたが、身の色を見て食べれるって判断できました。ピンク色で本当にイイ色をしていました。

 

実際に食べてみると、超柔らかくて噛むとほんのり甘みが出てくる感じ。釣ったその日のマダイも食べましたが、コリコリしていて歯ごたえがある印象。コレに関しては好みになってしまいますが、釣りたての刺身にもその良さがあり、釣りたての魚をエネルギーのある状態で締めて、「究極の血抜き・津本式」の処理を施した熟成魚も正に一品! 釣りたてと寝かした後を食べ比べたりするのも楽しさの1つだと思いますよ。

今回初めて「津本式密封パック器」を使ってマダイの熟成を実践。前回はホースを使って息を吸う密封だったので、慣れていない分「大丈夫なのか?」って不安もありましたが、このアイテムだと誰でも正確に脱気・密封処理ができますので、「究極の血抜き・津本式」に興味がある方はぜひ試していただければと思います。以上、「津本式密封パック器」のインプレッションでした。

 

津本式密封パック器の詳細

脱気圧 質量 サイズ 消費電力 接着部温度 シール
可能幅
シール時間 付属品
約60kPa 約 2.3kg 約幅380 mm×奥行 130mm× 高さ95mm 約150W 約160℃ 最大
300mm
約7秒 抗菌ロール袋 約幅 280mm× 長さ1.5m

(※YH-36Rは長さ6.0m)

ハピソン公式「津本式密封パック器」詳細ページはこちら

 

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ハピソン(Hapyson) プロフィール

充電式チェストライト・インティレイやヘッドライト、蓄光器、水中水魚灯、竿先ライト、バッテリーなどのライト関連、 ライン結び器、針結び器、エアーポンプなどの様々な便利釣具を世に送り出している。