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【サラシ撃ち】夏から秋シーズンのオカッパリエギング爆乗せ戦略

寄稿:山本康平
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エギング&イカメタル特集

山本康平( Kohei Yamamoto) プロフィール

楽しい釣りを提供し続ける釣具メーカー『BLACK LION』で開発営業を担当。その傍ら、和歌山県田辺市『South Current』で船長として舵を握る。現場に一番近いところにいるため、海上で自身が納得したものしか世に出さないというこだわりのモノ創りの魂を発揮する。平成2年12月生まれ。高知県宿毛市出身、和歌山県田辺市在住。JLA  (ジャパンルアーアングラーズ) 所属。

こんにちは、ブラックライオンの山本康平です!
いよいよ秋エギング本格シーズンが目前に迫ってきましたね! 現在、私は和歌山 南紀エリアで今年好調な夏イカエギングを楽しんでいます! 現場には愛用の次世代エギングロッド「ラーテル77ラーテル77MH」の2本を持ち込んでの釣り。今回はそんな夏イカエギングについて、最近の釣行の模様も交えつつ、ご紹介させていただきます!

 

まだ暑い中、磯ランガンで狙いを定めているのが、かなり迫力のないC級D級の「小さなサラシ」

さて、夏エギングですが、私はまだまだ灼熱・夏真っ盛りといった感じですが、磯場をメインにランガンしています。

ちなみに磯からは、むやみやたらにキャストするのではなく、ある場所を集中的に攻めています。

その場所というのは、ズバリ「サラシ」ができてる場所です。
ただ「サラシ」とはいってもヒラスズキを狙うような荒々しいサラシではなく、C級D級といった、かなり迫力のない「小さなサラシ」を狙っています。

C級D級サラシって、例を挙げると、こんな感じのトコロ

サラシは小さなベイト&イカが集まる「穴場ポイント」

では、なぜサラシを狙っているのか? というと…。

サラシがあることで、イカが身を隠せる軽いシェードができるほか、周辺は酸素量も多くなり、そんな場所には夏のメインとなる小さなベイト達が集まっているんです。
そしてその小型ベイトを狙うイカがサラシ周りへと集まり「穴場ポイント」となるんです。

サラシ撃ちキモは「表層を泳がすこと」

さて、そんなサラシの狙い方ですが、実はキモがあります!
通常のエギングではボトムをとることが基本になりますが、このサラシ撃ちの際には「表層を泳がす」ことが抱かすためには必要になるんです!

というのもサラシ周りのイカは、落ちていくモノに反応が悪いケースが多く、逆に表層を横に動くモノには、反応がすこぶるイイ傾向があるんです!

着水と同時にしっかりダートさせるのが重要

具体的な攻め方のコツは、着水と同時に動かすこと。しっかりダートさせてください。

そしてしっかりダートで見せた後は、ロッドワークでエギを横に引っ張ったり、タダ巻きで横に引っ張るなどしてやれば、勢いよく抱いてくれます。なお同レンジを真っすぐ引いてやることも重要なので、ぜひ覚えておいてください!

ベイトが小さいので3号など小型サイズのエギを選択するのがオススメ

なお、サラシから離れて足下まで来たら、今度は、落ちていくエギへの反応が良くなったりしますので、サイトできるぐらいの距離までイカの追尾があれば、しっかりエギを落としてあげたり、再度アプローチしてみてください。

ちなみにサラシ周りのベイトは小さく、イカも小ぶりなエギに反応がイイので、3号サイズのエギをメインで選択するのがオススメ。なお3号エギを扱う場合、ロッドはラーテル77が圧倒的に使いやすいです!

ラーテル77は柔らかいブランクスなので、着水後すぐのダートを助けてくれます。

このダートさせる時は力の入れ過ぎはNG。ラインスラックをだした状態で、ほどよい力でダートさせてあげると、よくダートしてくれます!

なお日本海側の釣り場で小さなエギを扱う際にも、ラーテル77の柔らかいブランクスとカーボンソリッドの組合せが、従来のエギングロッドよりも、アングラーに情報量を多く伝達してくれ、エギングを楽しくしてくれます!

さて、先日もこんな感じのサラシ撃ちでポロポロとイカをキャッチすることができました!

 

型狙いで潮通しのよいポイントに移動!
ラーテル77MHを使って3.5号エギをふんわり操作して誘うと…

数あるMHエギングロッドの中でもラーテル77MHはトップクラスの柔らかさ

そしてその後は、型狙いで潮通しのよいポイントに移動し潮が動くタイミング狙い撃つ作戦をとることにし、ラーテル77MHに持ち替え、エギも3.5号にチェンジ。

ラーテルMHは、数あるMHのエギングロッドの中でもトップクラスの柔らかさ

このラーテル77MHですが、MHというパワー表記なので硬いロッドなのでは? と思う方も多いと思いますが、決して硬くはありません。実はラーテル77がごくわずかかに硬くなったのみで、数あるMHのエギングロッドの中でもトップクラスの柔らかさなんです!

3.5号など抵抗のあるエギを、次世代エギングでふんわりと動かすにはこのラーテル77MHがオススメです!

そんなラーテル77MHでの釣りですが、1発だけでしたが、狙い通りsizeアップに成功し、その日はストップフィッシングとしました。

ラーテル特有の柔らかさは77、77MHともに共通。様々なエギの形でわずかに異なってきますが、ラーテル77で17gをシャクッた時の竿の曲がりとラーテル77MHで21gのエギをシャクッた時のロッドの曲がりをほぼ一緒の曲がり、なおかつ一緒の抵抗感で感じるというロッドの硬さになります。3g〜5gの差を埋めるためにラーテルは2typeあるんです

 

「サラシ撃ち」は、夏だけでなく、秋も有効なテク

さて間もなく始まる秋イカエギング! みなさんも待ちにまったシーズンですよね!
最初にご説明させていただいた「サラシ撃ち」ですが、夏だけでなく、これから迎える秋も有効なテクなので、ぜひお試しください。

P.S. 今年もコロナウイルスの関係で立入禁止の場所も多くなっていますので、そういった場所には絶対に立ち入らないでください!ルールを守り、また感染症対策と万全に行いつつ秋イカエギングを皆さんで楽しみましょう!

 

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