ルアーフィッシングのトピックをこまめにお届けする釣りの総合ニュースサイト

LureNews.TV YouTube Channel

今江克隆のルアーニュースクラブR「着水音でビッグバスを寄せる!ジャイアントベイト炸裂の池原ダム釣行」の巻 第1055回

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
  • X
  • Facebook
  • Line
  • はてなブックマーク

ロクマルのチェイスだらけ! そして……

今回の池原ダムは大潮ながらネスト絡みのバスはほとんど急減水で放棄状態。

およそ産卵絡みのロクマル級を狙って仕留められる状況にないことは、湯原湖の状況と酷似していたためすぐに判断できた。

よって、いち早く回復したアフター回遊スクールに狙い定め、初日は池原ダムの全ての流れ込みを「レイジー9」のみでランガンする戦略を定めた。

結果的に減水の影響もあり、各流入よりもその一つ手前のベント部インサイドのなだらかなバンク周辺にバスの群れを発見。

「レイジー9」を遠投の着水音でバスを寄せて、ややスロー巻きで群れがいるかチェックすることで、大型の回遊スクールを多く確認することができた。

予想通り、9インチ200gオーバーの甘い着水音による集魚力と、スローでの集魚力はハンパではなく、初日ロクマル前後のチェイスだけなら実に100回近くに及んだ。

特に「レイジー9」独特の「反転しなりキャスト」でよい着水音がだせた時ほど「本気チェイス」が発生しやすく、船の上で七転八倒する、もうほぼほぼ喰ってるのに掛からない「寸寸止め」は何度起こったか記憶できないほどだった。

しかし、幸いなことに100回近くに及んだチェイスの中で、1本のロクマルが「レイジー9」を止めた瞬間小さく口を開いた。次ぎの瞬間、ラインを動かしたくなかったのでリールのリトリーブだけで動きを「チョン」と出してやると今度はバックリとド中層でバケツのような口で「レイジー9」をハーモニカのように咥え込んでくれた。

100チェイス分の1バイト。チェイスが非常に多いからこそ、1回のバイトが得られるのだと思う。

この瞬間、自分の中で「レイジー9」のスイムバランスと腹側フックシステムは確信に近いものを得ることができた。

湯原湖で仕留め損ねたモンスターを、池原ダムで仕留められたことは「レイジー9」のポテンシャルを知るに十分なテストになった。

湯原湖での55アップバラシの借りは池原で利息付返済に。200gオーバーのレイジーをド中層でハーモニカ喰いしてきたアフター回復の池原 フロリダバス。

サイドフックの正解は?

初日、1/100のチャンスをモノにできたことで、その後は落ち着いて様々なテストをすることができた。

サイズは落ちるが「レイジー9」のサイトで見えバスをサイドフックで数匹仕留め、七色ダム、湯原湖の経験からサイドフックに対する今江的結論は、ほぼほぼ出た。

結論は「ダブルフック、トリプルフックのサイド掛けはやっぱダメ」というもの。

来春までテスト結果は秘密だが、新たに考案していた「ヘラクレスフック」が「レイジー9」の今江的結論になりそうである。

湯原湖から散々試してきた「レイジー9」のサイドフック。結論的にはダブルフックもトリプルフック改もダメ出し。新機構「ヘラクレスフック」で決まりかな

ジャイアントベイトの着水音の秘密を紹介!

2 / 3
前へ 次へ