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【26セフィアリミテッド追加モデル】シマノ最高峰エギングロッドに加わった2つの個性「S90ML/S73M」

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エギングにおいて、アングラーがロッドに求める要素とは何か。軽さ、手元に伝わる感度、それとも思い通りにエギを操る操作性。

そのすべてを高い次元でまとめ上げ、アングラーを新しい景色へと誘うシマノのハイエンドモデル「セフィア リミテッド」。妥協のないモノづくりで知られるこのシリーズに、明確な個性を持った2つの追加番手「S90ML」と「S73M」が登場。

レングスもパワーも対極にある2つのモデルが、どのような新しいエギングの世界を見せてくれるのか。その根底にある基本構造とともに、それぞれの特長を紹介していく。

セフィア リミテッド【シマノ】

発売中

ブランクスからグリップまで一貫した高感度設計

セフィア リミテッドがもたらす研ぎ澄まされた使用感は、シマノの先進技術の結晶と言える。追加番手の魅力を語る前に、まずはそのベースとなる基本構造に触れておきたい。

品番 全長(ft.) 全長(m) 継数(本) 仕舞寸法(cm) 自重(g) 先径(mm) エギサイズ(号) 適合ラインPE(号) グリップタイプ リールシート位置(mm) リールシートタイプ 本体価格(円)
S84L+ 8’4″ 2.54 2 130.5 97 1.6 1.5-4 0.3-1 カーボンモノコック 333 UPLOCK 105,100円
S90ML 9’0″ 2.74 2 140.5 103 1.6 1.8-4 0.4-1 カーボンモノコック 333 UPLOCK 106,000円
S76ML+ 7’6″ 2.29 2 118 96 1.6 1.8-4 0.4-1 カーボンモノコック 333 UPLOCK 103,000円
S85ML+ 8’5″ 2.57 2 132 99 1.6 1.8-4 0.4-1 カーボンモノコック 333 UPLOCK 107,100円
S73M 7’3″ 2.21 2 114 99 1.6 2-4.5 0.5-1 カーボンモノコック 333 UPLOCK 100,000円

シマノ公式「セフィア リミテッド」詳細ページはこちら

スパイラルXコアとM46Xがもたらす強さと細さ

ブランクスの心臓部には、シマノ独自の基本構造であるスパイラルXコアを採用。そこに次世代カーボン素材M46Xを融合させることで、細身でありながら力強いブランクスを実現。

細さはスイング時の空気抵抗を減らして振り軽さに貢献し、軽さは感度の向上に直結。単に硬いだけでなく、しなやかに曲がり、しっかりと反発して復元する。このブランクスが、すべての動作の質を底上げしてくれるのだ。

水中の情報を感じ取るカーボンシェルグリップ

フロントグリップ部分には、中空構造設計のカーボンシェルグリップを搭載。EVAやコルクを使用せず、軽量かつ硬質なカーボン素材を用いることで、底質や潮流の変化、アオリイカの繊細なコンタクトなど、水中のあらゆる振動を手元へダイレクトに伝える。

さらに0.1mm単位で見直された形状により、リールフットにどの指をかけてもすっと馴染む、高いホールド性を備えている。

反響を伝えるカーボンモノコックグリップ

見逃せないポイントが、リアグリップに採用されたハイレゾタイプのカーボンモノコックグリップ。中空かつ肉薄のカーボン一体成型多面体構造により、ロッド全体の感度を格段に引き上げている。

遠投した先でエギが左右どちらを向いているかさえイメージできるほどの感度伝達率は、緻密なゲーム展開をサポート。また、くびれを大きくした形状はキャスト時にしっかりと握り込め、精度の高いキャスティングを後押ししてくれる。

振り抜けと糸抜けを両立するフルXガイド

ガイドシステムには、トップからバットまでフルXガイド化(3Dチタントップ+3Dチタン+エアロチタン)を施している。断面が円形状のフレームがキャストやシャクリ時の空気抵抗を和らげ、肉薄リングによる内径の大口径化がラインの放出抵抗を軽減。糸ガラミのトラブルを抑えつつ、シャープな振り抜けと遠投性能を両立している。

ロングロッドの概念を覆す長尺モデルS90ML

近年はショートレングスが主流となる中、あえて9.0ftという長さを採用したのがS90ML。長いロッドは重量感があり、操作がしにくいというイメージを持たれがちだが、セフィア リミテッドの技術力はその課題を美しくクリア。

大きなラインスラックが描く余裕の誘い

9ftの長さがもたらす最大のメリットは、大きなラインスラックを利用したゆったりとした操作。ストロークを活かすことで、エギを手前に寄せすぎることなく、同じ場所で長く誘い続けることが可能。春の大型アオリイカ狙いや、藻場、ストラクチャー周りをじっくりと探るシーンにおいて、この特性は大きなアドバンテージとなる。

長さを活かしたメンディングと安心感

足場が高い堤防や、風の強い荒天時でも、水面近くまでロッドを下げてラインメンディングが行えるのもロングモデルならでは。さらに、シャクリの際もロッドの長さとラインの重みを利用できるため、無駄な力を入れずにアクションを引き出せる。体への負担が少なく、1日中釣り歩いても疲れにくい設計。

短くてもしなやかに曲がるパワー系ショートS73M

もう一つの追加モデルであるS73Mは、シリーズ中最も短い7.3ft。そこに「M」パワーという強さを掛け合わせた、少し尖ったセッティングの意欲作。

シャローエリアを撃ち抜く取り回しの良さ

7.3ftというショートレングスは、足場の低い磯場やシャローエリアでのラン&ガンに最適。狙ったピンスポットへ的確にエギを撃ち込むキャスト精度の高さと、手返しの良さが光る。ロッドティップを下げた際のアクションも行いやすく、テンポの早いアクティブな釣りを展開したいアングラーの心強い相棒となるだろう。

独自のバランス設計による疲労感の軽減

短尺ロッドは硬くすると棒のようになりがちだが、S73Mは開発に長い時間をかけ、「短くてもしなやかに曲がる」セッティングを追求。全体の重心が7.3ftという長さに最適化されているため、手元に負担がかかりにくく、長時間の連続したシャクリでもストレスを感じさせない。

自身のスタイルをさらに引き上げてくれる一本

ゆったりとエギを操り広範囲を射抜く「S90ML」と、軽快なテンポでピンを撃ち、大型とも真っ向勝負できる「S73M」。 対極にあるように見える2つのモデルだが、どちらも「しっかりと曲がり、アングラーの感性を研ぎ澄ます」というセフィア リミテッドの哲学が息づいている。

自身のスタイルをさらに引き上げてくれる一本を手に、新たなフィールドの景色を味わってみてはいかがだろうか。

シマノ(Shimano)

1921年創業。1970年に「レジャーを通して人々の健康に寄与する 」という企業哲学のもと、釣具事業部が発足。リール、ロッド、ルアー、用品などクオリティの高いアイテムの開発、製造、販売までを行い、釣具の総合ブランドとして、国内外問わず多くのファンを抱えている。独自の技術も数多く、世界に誇るジャパンクオリティを提供し続けている。
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