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今江克隆のルアーニュースクラブR「ウワサの最新鋭スピニングリール!ゼノンを忖度ナシに実戦使用インプレ」の巻 第1052回

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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ハンドルノブは?

ハンドルに関しては好みだが、今江的にはミドスト系の連続スイミングアクションの場合は「Revo MGX」のラウンドノブ(ショート)を「ゼノン」あえて装着し使用している。

フラットノブはしっかりと摘みやすくファイト時に力は入りやすいが、ロッドを振りながら360度淀みなくフェザータッチでハンドルを回すには、間違いなくラウンドノブの操作性が勝る。

ミドストやホバストなど連続スイミング系のリトリーブには、ショートのラウンドノブが引っ掛かりなくスムーズでラクだ。管釣りテクの応用でもある

また「ゼノン」にはハンドル逆転レバーはないが、「初代MGX」で多発したワンウェイクラッチにグリスが浸潤し発生する「低温期のハンドル逆転現象」は完全に解消されている。

唯一、気になる点を挙げると…

最後に強いて「ゼノン」の弱点を挙げて置くと、スプールの肉抜きデザインがダイナミックなためか、スプールのスカート部分がアンダーカット(オーバーハング)状になっているため、緩んだラインスラックがスプールシャフト内に滑り込んで噛み込むと、数回転でも手でラインを逆回しして解くのがとても難しい構造になっている。

唯一の弱点ともいえるウンダーカットがキツいスプールスカート部分。ラインスラックがすり鉢状にハマり込むとシャフトに瞬時に絡んで解けなくなるが、解くコツを知っておきたい

その場合は、ムダな抵抗をせず、最初からスプールを外してしまう方が処置が早く、ラインも傷めないことを覚えておきたい。

現段階で弱点と思われる部分はこの一点だが、それを補ってあまりあるメリットが「ゼノン」にはあると思う。

ただ、現時点で3000番(旧2500番相当のスプール径)が未入荷のため使えておらず、3000番でも165gという超軽量性から4〜6Lbフロロ対応として期待されるところだ。

「ゼノン3000番」も近日手に入る予定なので、また改めて実戦インプレしたいと思います。

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