いやー、メバリングが楽しい時期になりましたね!
皆さんは2021年、初メバルをキャッチしましたか? メバリングって比較的軽量なジグヘッドやプラグなどを使って楽しむ釣りですが、ビギナーの方からすると少し難しいイメージかもしれませんね。
でも、実はそんなことはありません。タイミングやルアーさえハマれば、連発することもあります。ただ、やみくもに投げればイイという訳でもなく、シッカリ基本を押さえることが大切!
そこで、今回はそんなメバリングの基本的な知識についてお伝えしていきますね!
タックルを揃える(ロッド)
まず、タックルが無ければ話になりません。でも揃えてしまえばいつでもメバリングを楽しむことができるということで、早速ロッドの選び方から解説していきますね!
メバリングロッドは7ft台が主流。概ね6~8ftといったところです。
初めて買うとするなら7ftがオススメ。基本的に6ftクラスの短いロッドはジグヘッド単体で使うのに適していて、8ftの長いロッドはキャロや少し重たいジグヘッドを遠投するのに向いています。
ですので、その中間の何でもできそうな、7ftが初心者の方には向いていると思いますよ!
基本的にメバリングロッドってソリッドとチューブラーの2種類に分類されます。これに関しては正直好み。ソリッドがイイ時もあればチューブラーがイイ時もある。
では、それぞれの特徴を解説していきますね!
ソリッドティップ
ティップ(穂先)が細くしなやかさに優れる。メバルからのアタリを弾かずに、ナチュラルに食わせられる。
チューブラーティップ
小さなアタリを感じ取りやすい。若干張りがありルアーの操作性に優れ、自身でフッキングしていく釣りに向く。
もっとザックリ言えば食わせ重視のソリッド、掛け重視のチューブラーといった感じ。
ただ、最近は技術の進歩もあって、ソリッドとチューブラーのメリット・デメリットの隔たりは小さくなってきていますので、両方試して好きな方を使っていただくのがベストではないでしょうか。
目安を述べるなら、メバリングの基本となるジグヘッド&ワームの釣りをあまりしたことがないなら、アタリを弾かず食わせやすいソリッドティップがオススメ。
タックルを揃える(リール)
続いてはリールについて!
リールは小型スピニングの2000~2500番クラス。これより小さくなると飛距離面で少し心配だし、大きくなると重くて細かいアクションを付けにくい
タックルを揃える(ライン)
リールに巻くラインはPEライン、フロロカーボン、ナイロンの3択。まれにエステルラインでするという方も居ますが、よっぽど慣れていないと釣りにならないことも。記者も過去に経験済み(笑)。
ですので、紹介した3つのラインのいずれかを使うことをオススメします。
PEラインは伸びが少なく、小さなアタリを伝えてくれる感度の良さが魅力。ただし、擦れに弱いので、テトラポッドや障害物周りで使う時は、入念にラインチェックを。
PEラインを使う時はラインのスッポ抜けや切れることを防ぐため、フロロカーボンのショックリーダーを結んでから、その先にジグヘッドやプラグを結びましょう。
え?PEラインって弱いの? ってなっているのでは…。ご心配なく。
引っ張り強度で最も強いのがPEライン。同じ細さのモノを比較すると圧倒的です。細くて強く、伸びも少ないので、飛距離が出せて感度も良くてフッキングも決まりやすくて強引にファイトできる。
PEラインにはそういったメリットがあります。
フロロカーボンラインは耐摩耗性に優れた(擦れに強い)ライン。
PEラインと比較すると若干の伸びがありますが、感度も高く、比重があるため水になじみやすい(沈みやすい)のが特徴。
若干ラインに張りがあるので、ライントラブルがおきやすいものの、リーダーを結ぶ手間も少なく風の影響も受けにくいので結構使いやすいですよ。
ただ遠投には不向きなので、近場のピンスポ狙いなどにオススメです。
ナイロンラインはしなやかで、ライントラブルの少なさが魅力。伸びがあるラインで、その分アタリを伝える能力は上記2つと比較すると劣ります。
小さなアタリを取る部分では劣りますが、トラブルなく釣りができるので、初心者ならナイロンラインから始めてみるとイイかもしれません。
こちらも最近では、伸びの少ないライトゲームに向くナイロンラインが多くなってきています。
号数はPEラインなら~0.3号前後、フロロカーボン、ナイロンラインでは4lb以下を基本とするとよいでしょう。
ルアーセレクト
メバリングで使うルアーは幅が広いのでとても楽しめます。
基本はジグヘッド&ワーム。それ以外に広範囲を効率よく攻めることができるプラグ系ルアーや、デイゲームで岸壁際をリアクションで攻めると有効、マイクロ系ジグなどがあります。
ワームでの釣りを総称してワーミング、プラグでの釣りをプラッキングと呼んだりもします。
全てのジャンルのルアーを紹介するとキリがないので、定番のジグヘッド&ワームの解説を少し。
ウエイトは1~2gがベース。
基本的には非常に軽いジグヘッドを扱うことになります。ですので、もし投げても巻いても「何をしているか分からない」といった状態になったら、最初は2g以上でも良いと思います。
少し重めのジグヘッドから慣れて、感覚がつかめたら、軽くしてみましょう。
ワームのサイズは2in前後が基準。尾が真っ直ぐなピンテールをベースに、アピール力のあるシャッドテールなど種類を揃えるのも1つの手段ですね。
セットする時は、フックの軸に対して真っ直ぐにワームを刺しましょう。曲がって刺して水中での回転などが起こると、食いが悪くなります。
いよいよ実践!基本的な釣り方(ジグヘッド&ワーム)
では、ジグヘッドリグの基本的な釣り方を紹介。
もし、近くに日中でもメバルが釣れているような場所があればデイメバルもオススメ。
ただ、一般的にはナイトゲームが主流。
メバルは基本的に夜行性ですので、初心者の方は足場が良くてライトが照っている漁港などがオススメ。シーズン中だと沢山メバリングの方が居ますので、何か有力情報を得ることができるかも。
ジグヘッドリグを使ったメバリングの操作方法は、狙った所へ投げて、任意のレンジ(タナ)まで沈めて巻くだけ。
と、言葉にすると簡単ですが、これが最初は中々難しい。実際アクション自体に特別難しいことはありません。ただ狙ったレンジをキープさせるのが難しいんですよね。
最初は投げて表層の0カウントからタダ巻きで探ると良いと思います。表層から順に5カウント、10カウント15カウントという風にカウントを刻んで、何かが反応したカウントのレンジを集中的に狙うといった流れですかね。
説明したことを状況に当てはめてスグにできるのがプロフェッショナルですが、記者自身でも上手くいかないことも多々あり。
「どうやったら釣れんねん」って常に一人でボヤいてます。
激アツポイントを紹介
初心者の方は特に入ってほしい激アツポイントを紹介!
まずは以下の写真のような常夜灯があるエリア。
常夜灯で照らされた水中にはプランクトンが居て、それを食べに小魚が居ます。更にそれを食べにメバルが寄ってきます。
1つの戦略として夜通し常夜灯だけを駆け巡るというランガンスタイルもオススメ。
次にテトラポッド周辺。
メバルマンションみたいなもので、身を潜めておくトコロが沢山あります。つまりメバルも良く溜まります。特に潮のヨレや、テトラポッドが一部崩れているようなスポットは更に良き。
しかし、丁寧に攻めすぎると根掛かりするので注意を。移動の時も無理のないように。
メバルが居るのなら一番簡単に攻めやすいのが護岸の際。
岸と平行に投げるだけなのでラクですよ。投げることが面倒な時は、少しラインを多めに出して足元に落とし、ロッドティップを極力護岸際に近づけながら歩くといった通称「テクトロ」も有効です。
こんな感じで、紹介したことを少しでも頭に入れていただいてから実践していただければ、数釣れる可能性も上がると思います。
是非シーズン中のメバリングを満喫してみてくださいね!