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【シンペン】シンキングペンシルのすすめ! アクション方法など徹底解説 

寄稿:滑谷 徹
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滑谷 徹(Toru Naberidani) プロフィール

1997年生まれ、岐阜県出身。現在静岡県に在住するマルチアングラー。幼少期から渓流や本流トラウトに親しむ。静岡に進学後SWフィッシングを本格的に開始する。現在はジャクソンスタッフ

こんにちは! ジャクソンのナベちゃんこと滑谷徹です。

今回のお題は「シンペンについて」です。

「え、シンペン…(苦手かも…)」と思ったあなた! シンペンを避けているなんて、もったいないです! だって獲れるはずの魚を取りこぼしている可能性がありますから!

近年各社様々なシンペンがリリースされています。
しかし、様々な釣りモノで、未だにシンペンが苦手な方が多いのも事実。

 

シンペンが苦手なアングラーの声

シンペンが苦手な方から多い意見としては…

  1. ミノーやバイブレーションに対して引き抵抗を感じにくい
  2.  ルアーがどのレンジを泳いでいるのか想像しにくい
  3.  魚がどのタイミングで喰うのか分からない

といった声が多く上がります。これはあくまでも使用するアングラー側からの意見です。
しかしコレ、魚に対するアプローチとして言い換えれば大きな強みへと化けます。

 

シンペンが好きな魚の声

逆にシンペンが好きな魚の声を想像してみると…!

  1. 水押しが弱く、弱々しいスイミングに捕食本能を強く刺激される
    (=食わせに特化したルアーと言えます)
  2. 表層からボトムまで、どこを泳いでいても様々なアクションでのお誘いがある
    (使い慣れてしまえばどんなレンジも自在に攻略できる超万能ルアーと言えます)
  3. それでいてしっかりとバイトの間があるため、つい口を使ってしまう。
    (食わせの間を知ることができたら、自在に食わせのタイミングを与える事が出来るようになり、究極のマニュアル性を感じることができます)

これらの特性を認知し、実釣に生かせばシンペンは捕食者にとってかなり好都合で魅力的なベイトへと化けます。ぜひシンペンに対する苦手意識を克服し、攻めの引き出しを増やしてくださいね

 

ちなみに、私が普段多用しているシンペンはこちら!

ルアー名 Size Weight Type Hook Price
アスリート14SSP 140mm 40g Sinking #4 ¥2,100
アスリート12SSP 120mm 33g Sinking #4 ¥1800(税別)
アスリート105SSP 105mm 24.5g Sinking #8 ¥1650(税別)
港のJames65 65mm 7g Sinking #10 ¥1,480(税別)
港のJames85 85mm 20g Sinking #6 ¥1,600(税別)

 

ルアー名 Size Weight Type Hook Price
マッスルショットマグナム 11.5cm 45g Super Sinking ST-56#2 ¥2000
マッスルショット 9cm 30g Heavy Weight Sinking ST-56#4 ¥1700
にょろにょろ 125mm 14g Sinking ST-46#10×3 ¥1400
にょろにょろ 105mm 9g Sinking ST-46#10 ¥1350
にょろにょろ 85mm 7g Sinking S-74#6 ¥1200
にょろにょろ 60mm 3.5g Sinking S-74#10 ¥1100
うにょうにょ 90mm 9g Sinking #8 ¥1000(税別)

 

(参考タックル)

ロッド:Jacksonサーフトライブ1082ML
リール:SHIMANOヴァンキッシュ4000XG
ライン:VARIVASアバニシーバスPEスーパーセンシティブLS8フルキャスト  1号
リーダー:KUREHAシーガーフロロショックリーダー20lb
ルアー:Jacksonアスリート(105ssp/12ssp/14sspマッスルショット90㎜、など

ロッド:Jacksonサーフトライブ9102L
リール:SHIMANOサステイン3000XG
ライン:SHIMANO ピットブル 0.8号
リーダー:KUREHAシーガーフロロショックリーダー14lb
ルアー:Jackson 港のジェームズ(65㎜/85㎜)にょろにょろ(85㎜/105㎜)など

 

 

シンペンの操作法5種を紹介

さてシンペンには様々な操作方法があり、それらを駆使し組み合わせることによって何通りものアプローチが可能となります。
シンペンの主な操作方法を以下の5通り紹介させて頂きますので、ぜひ参考にしてみてください。

操作法はこの5種

それでは1つ1つご紹介していきますね!

 

・ただ巻き・ステディリトリーブ

言わずと知れた王道の操作法。毎投ごとに一定のリトリーブスピードで巻き続けることで潮流の緩急や地形の変化をいち早く発見出来ます。
そうして集積した縦と横の水中イメージをもとに釣りを組み立てていくことが出来ます。

一定に巻き続ける事は魚を誘う上でも、水中の状況を把握する上でも重要になります。

 

・ストップアンドゴー

ストップ&ゴーはフラットフィッシュゲームではかなりメジャーな誘い。その変化系としては徐々にリトリーブの回転数を増やしていく「369(サブロク)メソット」などがあります。

バイトのタイミングは主に「ストップした際のシミーフォール」「ストップからの泳ぎ初め」などに集中します。そのポイントの潮流や水深に応じて自分なりのリズムで誘いをかけてみましょう。

 

 

 

・ちょんちょんメゾット・トゥイッチング

こちらもフラットフィッシュゲームで多用される誘い方。
ロッドをちょんちょんとあおるトゥイッチを加えて捕食本能を刺激し食わせの間を与えてあげます。

バイトのタイミングとしてはトィッチング後が、かなり多いです。
タダ巻きやストップアンドゴーと組み合わせて使用すると誘いの幅が更に広がります。

この際にセンターウェイト式(水平重心)のシンペンはラインテンションをフリー気味にするとフォールの際に綺麗な水平フォールを演出できます。

一方リアウェイト式(後方重心)のシンペンはアクション後も一定のラインテンションを加えてあげると斜めに下降しながらシミーフォールを演出することができます。シンペンの重心配置に注目し使い分けてみましょう。

 

・ドリフト

ドリフトは、はっきりとした潮流やカレントが存在する際に有効なテクニック。

ルアーをリトリーブせずに流れに乗せます。この際、ルアーのヘッドがどこを向いているか、ラインをどう配置し先行させるかがキーになります。

活躍する場所としては、遠浅サーフの離岸流や河川の明暗などが挙げられます。スレきったシーバスや大型のヒラメに有効的なテクニックになるため、ぜひ習得しましょう。

 

・バジング、スキッピング

主に青物、シーバス狙いで効果的なテクニック。水しぶきを上げながら高速で逃げまどうベイトを演出することが出来ます。

フローティングペンシルよりも飛距離が稼げ、テンポが速いので「攻率良く広範囲をサーチする」際にオススメな操作方法になります。夏場のシイラ狙いではこのメソッドが荒効きすることが良くあります。ぜひお試し下さい!

以上がザックリとしたシンペンの操作方法になります。とはいうものの、使い方は皆さんの自由!イメージを膨らませて、ぜひシンペンを使ってみてください。

 

シンペン関連情報

最後に、過去に寄稿させて頂きましたシンペンに関する記事や、アクション動画を添付させて頂きますので、もしよろしければご覧ください。

(港のジェームズに関する記事)

タフなシーバスを攻略するのに効果的なちょっと特殊なルアー3種をご紹介

 

(105、12、14SSPシリーズに関する記事)

なべちゃん滑谷徹がサーフでのフラットフィッシュや青物、シーバス狙いで超多用中のアスリートのSSPシリーズを詳しく解説

 

(アスリート12SSPに関する水中動画)

 

(港のジェームズに関する水中動画)

 

(にょろにょろに関する水中動画)