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【夏の釣りに迷ったらコレ:Part 3】~見落としがちな夏のディープ…と夏バスと冬バスの共通点~

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…まだまだ、暑い日が続きますね。

「Part 1」「Part 2」とお伝えしてきた【夏の釣りに迷ったらコレ】シリーズも今回が最終回。

Part1はノーシンカーリグによるシェード攻略とカレント攻略、Part2はテキサスリグによるヒシモ攻略をお伝えしました。夏の1匹を攻略するヒントになりましたか?

【夏の釣りに迷ったらコレ:Part 1】~思わずパクっとしてしまうノーシンカーリグ~

【夏の釣りに迷ったらコレ:Part 2】~どんなカバーにも魔法の様にスルッと入るリグ~

 

さて、今回のPart3は…「夏のディープ攻略」について。

夏のバスにとって居心地が良い場所といえば、お伝えしている通り「カレント」と「日影」ですが、もう一つ忘れてはいけないのが「ディープ」

流れが生じることにより居心地が良いのが「カレントが効いている場所」、カバーやオーバーハングのより直射日光が遮られる場所が「日影」、そして直射日光が届かず水温が安定しているのが「ディープ」。

つまり、夏のバスにとってカレントが効いている場所や日陰と同じように「ディープ」も居心地のいい場所というわけなんです。

少し意外かもしれない夏のディープ攻略について、今回も引き続きレイドジャパンの岡さんにイロイロ聞いてみました。

 

夏と冬の共通点

案外見落とされがちですが、夏場はディープもバスが好む場所の一つ。

岡さんによると、ディープといっても10mを狙う!といった事ではなく、フィールド毎にディープの基準は変わってくるとのこと。

たしかに、最大水深3mのフィールドであれば3mがディープになり、リザーバーであれば10m・15mを超える事もありますよね。

ちなみに、夏と冬のバスのポジションはかなり似ているんだそう。これは、長年バス釣りをやっている方ならお気づきの方もいらっしゃるのでは。

放射冷却を避けられてかつ木漏れ日でポカポカしているシャローカバーの中に入るのが「冬」なのに対し、暑さを避けてシャローカバーに入るのが「夏」。

また、低いなら低いなりに水温が安定しているディープを好むのが「冬」なのに対し、高水温を嫌い少しでも水温が低い状態で安定しているディープを好むのが「夏」。

片やうだるように暑く、片や凍えるように寒い真逆な季節なのですが、案外魚のポジショニングは共通しているんですよね。

今回はそんなディープ狙いにおすすめなルアーや釣り方を4つ聞いてきました。

 

バイブレーションプラグ

まず一つ目は…バイブレーション

岡さんいわく、近年バイブレーション=低水温期にだけ使用するルアーという誤解?が生じてしまっているそうなんですが、高水温期の夏でも場所さえあえばハマる可能性の高いルアーとのこと。

狙う魚はもちろん、暑さにより水温が安定したディープに落ちている魚。

使い方としては、ボトムに当てながら巻く事が出来るウエイトをチョイス、その範囲内で早く巻いてリアクションで狙うのが一つ。

もしくは、冬同様ボトムでジッとしている個体狙いでリフト&フォールで狙うのが一つ…といった感じなんだそう。

 

フットボールジグとフットボールヘッド

二つ目は…フットボールジグとフットボールヘッド

バイブレーションの釣りを少し喰わせ方向に振ったイメージの釣り方で、夏のディープの釣りにおいては定番中の定番みたいです。

ウエイト的には3/8oz.~1/2oz.クラスのやや重めなモノを使用してリアクションを意識、使用するワームに関してはフォールスピードの妨げにならず『ストンッ!』とフォールさせられて、かつボトムでもしっかり誘えることができるモノがおすすめとのこと。

バトルホッグシリーズでいえば、カーリーが付いてボリュームがある「3.8inch」や「4.4inch」ではなく、カーリーの代わりに2対のピンテールになりフォールの妨げにならない「3.3inch」が、この釣りにはしっくりくるそうです。

 

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