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コンパクトで重めが効く!秋の琵琶湖のスピナベパターンを水野浩聡が解説

連載:水野浩聡のOne more fish
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秋のバス釣り特集2019

こんにちは! 10月ももう終わりということで、今年も残すところたった2ヶ月。

ひと雨ごとに、秋が深くなっていくこの時期。
放射冷却が起こると朝晩と日中の寒暖差が大きくなったり、冷たい北西風が吹き付ける日もあったり…。

それらがフィールドの水温にダイレクトに影響をもたらして、それに伴うポイントセレクトやルアーセレクトといった部分もかなりシビアになってきます。

秋は、確かに様々なジャンルのルアーで釣れる時期であることは間違いなく、ポテンシャルが高い時期でもあります。しかし、本当に核心に迫ったそれぞれのセレクトというのは、かなりストライクゾーンが狭いような気が。

その時々でコロコロ変わる、フィールドの状況。
だからこそ、いろんなパターンがハマる時期だとも言えるんですよね。

そんなこんなで! 先週から今週にかけては、秋のビッグレイクでの魚の探す術をしっかり身につけておくべく、琵琶湖南湖へと出撃してきましたよー。

 

琵琶湖南湖のエリアセレクトは「水」がキーポイント

台風などの影響もあって、場所によっては濁りが入ったりするなどしていましたが、日に日に再びクリアアップしていく、まさに日替わりな状況。

連日同じエリアでも全く反応が違ったり、タイミングが違ったりしていたので「良さそう!」と思ったエリアに関しては、タイミングを変えて入り直すなどして、そのポテンシャルが最大限に発揮されそうなベストな時を見計らったりしていました。

 

その「良さそう!」と思うエリアは、どういった場所かと言うと…、水を見ていたんですね。

個人的にはハードルアーをグリグリ巻いて釣りたい!ということもあり、必然的に濁りが少しでも入っているエリアというのが大前提。

雨で濁る場合もあれば、前日などに風が吹いて、そのウィンディサイドだったりすると底荒れして濁るといったケースなどもあります。

しかし、それは長続きすることはあまりなく、日替わりどころか、朝は良くても夕方はダメになっていた…ということもしばしばあるので、まるで生き物のように状況がコロコロと変わる水を釣っていくようなイメージ。

上記の条件で濁りが発生しやすい場所の特徴としては、違う水が入ってくる流入河川絡みかつ、風で水質が変わりやすいシャローフラット。 そこにベイトとウィードが絡んでいることが重要です。

 

南湖でその条件に当てはまるエリアとしては、天神川河口、赤野井インサイド、オーパル前、雄琴川周辺、ヤマハ周辺、葉山川河口、草津川河口など。

各所を回っていって、とりあえずその時に水質が濁っていたり、ベイトっ気があればアプローチしていくという具合。

前日に雨が降っていれば、流入量の多い河川絡みをまず選んだり、北西風が前日強めに吹いていたりしたら、東岸をメインにまず選んでみたりするなど、闇雲に全てを順に回っていくより、自分なりに優先順位をつけて回っていくことが多いですね。

 

また、上記のエリアの近くで午前中に藻狩りをしていたりすれば、風向きなどを考慮して、藻狩りエリアの風下側にそのエリアが存在していれば、藻狩りによって発生した濁りが蔓延しているはずなので、夕方に入るなどしてエリアを選んだりもしますね。

タイミングによって差してくる魚を狙っていく釣りが好きなので、最近はこんな感じで釣りたいルアーで釣れそうなエリア決めをしていってます。

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