【保存版】今さら聞けない“乗っ込み”とは?メカニズムと攻略法を「田中亜衣」が徹底解説!
皆さん、こんにちは。 “田中亜衣”です。
毎年春になると、マダイは産卵のために、潮通しの良い沿岸部の浅瀬に移動を始めます。いわゆる“乗っ込み”という状況ですね。 九州では2月中旬くらいから始まり、徐々に北上して津軽海峡辺りでは6月くらいまで続きます。 毎年訪れる“乗っ込み”。 意外と知られていないメカニズムも含めて、その攻略法についてお伝えできればと思います。

田中 亜衣(Ai Tanaka) プロフィール
マダイの産卵方法について
はじめに、マダイの産卵は何かに産み付けるのではありません。
“分離浮遊卵”といって、水中に放卵して潮の流れに乗せるというものです。一対一ではなく、オスの群れとメスの群れが一斉に水面近くで産卵を行います。

ここで注目してほしいのが“群れ”です。
乗っ込み時期は雌雄に分かれてそれぞれ群れをなしているのですが、メスはオスに比べてレンジが浅く、逆にオスの群れはボトム付近にいることが多いです。 兎にも角にも、群れを見つけることができれば通常よりマダイの密度は濃いのですが、産卵という一大イベントのせいで個体が神経質になっており、マダイの行動自体が“エサを追うこと”より“産卵の成功”にウエイトが寄るといった現象が起きています。

皆さんも経験があると思いますが、乗っ込み時期は爆釣する日と貧果で終わる日が入り混じり、日によって釣果の差が大きいですよね。
これは、普段より大きな群れで行動するため、そのエリアに集まった多くの個体の動きが統一化され、パターンに個体差が出にくくなるからだと考えられます。
“乗っ込み”時期をどう攻略すれば良いか。
先ほども述べたように、乗っ込みといっても釣果に波があります。
マダイの中では“採餌行動”より“産卵行動”の優先順位が高くなっています。エサを獲ることは、あくまで産卵を成功させるための最低限の行動なのです。
そのため爆発力はあるものの、地合い(ジアイ)のタイミングが短く、もたもたしていると絶好のチャンスを逃すこともあります。ですから、採餌行動以外の時間をどう釣るかが乗っ込みを制するカギとなります。つまり“食わせ(採餌)”のアクションよりも“リアクション”重視の釣りを心掛けることが大切です。

また、乗っ込みの一番の楽しみは、大型のマダイが釣れる確率が他の季節より高いということですね。 マダイはオスのほうが大きく、70cmを超える個体のほとんどがオスです。 なので、乗っ込みの醍醐味は“デカいオスを狙う”ということにあるのです。
「え?オスを狙うってどういうこと…」
と思われるかもしれません。
先述通り、この時期はオスの群れとメスの群れが明確に分かれます。 普段、メスに比べてボトム付近で群れているオスたちは、互いに小競り合いをしながら、自身の子孫を残しやすい“産卵の特等席”を奪い合っています。強いマダイのDNAが次の世代に残るという、まさに自然の摂理ですね。その為、オスはメスに比べて常にイライラしています。
種類も色々リアクションの釣り
一言で“リアクション重視の釣り”と言っても色々方法が。
まずは、タイラバのセッティングやリーリングスピード、狙うレンジなどをいつもと少し変えることです。特にタイラバのセッティングは重要なので覚えておいてください。
ヘッドは水押しの強さ、ネクタイは波動の強いタイプから始めてください。
あえて鉛製のヘッドを使ったり、必要以上に重いヘッドを使って水押しを強くしたりすることで、マダイをイラつかせてバイトを誘発します。ネクタイも少し大きめの、波動重視のタイプがこの時期のオススメです。

ヘッドとネクタイ、どちらを重視すべきかはポイントによって違います。
外海の水深100mを超えるようなディープエリアでは、ヘッドの水押しを重視し、ネクタイは大きなヘッドを使っても動きが安定する細身のタイプが良いですね。
私が良く使っているのは、ジャッカルの「爆流 鉛式ビンビン玉スライド」か「TGビンビン玉スライドヘッド NEO」に「ファインフィネス」の組み合わせです。
爆流 鉛式ビンビン玉スライド

ジャッカル公式「爆流 鉛式ビンビン玉スライド」詳細ページはこちら
TGビンビン玉スライドヘッド NEO

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ファインフィネス

ジャッカル公式「ファインフィネス」詳細ページはこちら
ファインフィネスは、体積の大きなヘッドの揺れや乱水流などの不安定な状況でも本来の動きが出せる設計となっているため、ディープでは絶対的なネクタイです。
逆に内海では、ヘッドよりもネクタイの波動を重視したセッティングにします。「TGビンビン玉スライドヘッド NEO」を中心に、80gまでなら「鉛式ビンビン玉スライドヘッド」を使用し、「マスターカーリーミディアム」とそれ以上に大きいモデル(ストロング、KINGカーリー)などの強波動をチョイス。ヘッドの水押しよりも、ネクタイのポテンシャルでリアクションバイトを誘発させます。
鉛式ビンビン玉スライドヘッド

ジャッカル公式「鉛式ビンビン玉スライドヘッド」詳細ページはこちら
マスターカーリーミディアム

ジャッカル公式「マスターカーリーミディアム」詳細ページはこちら
後は、オスもメスも乗っ込み時期はフックアップまでに時間が掛かります。
一度アタって二度目のアタリがないからといって、すぐにクラッチを切るのは、乗っ込み時期にやってはいけないことのNo.1です。 採餌行動ではないため、モゾモゾとした前アタリから本アタリまでが長いのもこの時期の特徴…これもかなり大切です。

まだまだ書き足りないことはありますが、今回は乗っ込みマダイ攻略の重要なカギとなる部分をまとめてみました。これらを踏まえて、今年の乗っ込み、そして来年、再来年と経験を積んでアップデートしてみてください。
ではでは皆さん、良い釣りを!
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