エリアトラウトにおけるロッド選びは、専門性が高まるほど迷いが生じやすいものだ。自身のプレースタイルやメインとするルアーに対して、どの1本が最適解なのか。
トラウトマイスター・瀧澤真一さんが監修したロッド「シルバーナ瀧TZ」の4機種においてはどうだろうか…。

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シルバーナ瀧TZ 全モデル共通の進化

シルバーナ瀧TZは2026年よりニュージェネレーションとなり、4機種がリリース。全モデルが2ピース仕様となったが、ジョイント部のテーパーを滑らかに仕上げることで、1ピースに肉薄する違和感のない使用感を実現している。

インロー部をナローテーパーに設計することにより、さらに高精度な嵌合に導いたナローロックシステム
また、T1100Gブランクスと極限まで軽量化された新グリップの恩恵により、振り抜けが良く、キャスト時やアクション入力時のブレを排除。手元に伝わる感度も非常に高くなっている。

Fuji TCH USKSS リールシート。Fuji史上最軽量となる総重量わずか7.3gのリールシートだ
ガイドはトップからバットまでオールチタンフレームトルザイトリング。バットガイドは想定されるメインラインによってATとKLシリーズを使い分けている。

S61UL 基本となるオールラウンダー(巻きモノ全般)


| モデル | レングス(ft.in) | 継数 | 仕舞寸法(cm) | ロッド自重(g) | ルアーウエイト(g) | ライン(lb) | L1(mm) | L2(mm) | 本体価格(税別) |
| S61UL | 6’1″ | 2 | 96 | 50 | max 4 | max 3 | 285 | 185 | ¥57,000 |
シリーズの中で最も基本となる中核モデルがS61UL。前作の1ピースモデルをさらに進化させ、シャープな仕上がりとなっている。ATガイドセッティングを採用し、さらなる軽量化に貢献している。
適したルアーは軽〜中量級の巻き物系ルアー全般(スプーン、クランクなど)。エステルライン(0.25〜0.35号程度)メインにナイロンやフロロにも対応する。
エステルライン特有の弾きやすさをマイルドにするため、フロロカーボンリーダーを長め(約3m)に取る設定がおすすめ。表層から少し下を引くシャロークランクなどでも、ルアーのブルブル感が手元へ明確に伝わってくる。
まずは軸となる汎用性の高いベーシックな1本で、ベーシックといってもすべての面でハイレベルなスペックとなっているのが特徴だ。
S59XUL/TISL 超高感度と乗せを両立したチタンティップ


| モデル | レングス(ft.in) | 継数 | 仕舞寸法(cm) | ロッド自重(g) | ルアーウエイト(g) | ライン(lb) | L1(mm) | L2(mm) | 本体価格(税別) |
| S59XUL/TISL | 5’9″ | 2 | 91 | 47 | max 3.5 | max 3 | 285 | 185 | ¥62,000 |
前作の59リミテッドの系譜を継ぐ、注目度の高いモデル。アジングロッドのチタンティップとは異なるエリアトラウト独自の設計を採用している。非常に細く軟らかいにもかかわらず、金属特有の圧倒的なセンサー感度を誇る。
スプーンのズル引き、マイクロクランクなどには相性が非常によく、このロッドのポテンシャルを引き出すには、ルアーに対してロッドを一直線に構えず、必ず「角度をつけて」構えるのがカギ。
ティップが柔軟に入り込むため魚に違和感を与えず、食い損ねても追い食いを誘発できる。アタリがあっても竿でアワセる必要はなく、リールを1〜2回転素早く巻く「巻きアワセ」だけでオートマチックにフッキングが完了する。
まさにロッドがオートマチックに感度を運んでくれるモデルで、特にボトムの釣りなどで強烈に特性を発揮する。
S55L+/SSL 浮上系ミノーイング専用機

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| モデル | レングス(ft.in) | 継数 | 仕舞寸法(cm) | ロッド自重(g) | ルアーウエイト(g) | ライン(lb) | L1(mm) | L2(mm) | 本体価格(税別) |
| S55L+/SSL | 5’5″ | 2 | 86 | 50 | max 5 | max 4 | 285 | 185 | ¥59,000 |
現在のエリアトーナメントで欠かせない「浮上系ミノーイング」を強く意識し、イチから作り上げられた専用ロッド。
ミノーを意のままに操作できる張りのあるバットパワーと、魚の口にフックを残す柔軟なカーボンソリッドティップという、相反する要素を絶妙なバランスで融合させている。
ロッドでのジャークはもちろん、ロッドは固定でリールのデジ巻きでアクションをつける方法にも最適。ちなみに、デジ巻きでミノーの初速をしっかり出すため、あえて巻き取り量の多い「2500番のハイギヤリール」を合わせるのが瀧澤流だ。
PEラインの使用を想定し、ガイド絡みの不安を払拭するダブルフットガイド(KLガイド)を採用している。
S510ML 操作系全般をこなすパワーバーサタイル


| モデル | レングス(ft.in) | 継数 | 仕舞寸法(cm) | ロッド自重(g) | ルアーウエイト(g) | ライン(lb) | L1(mm) | L2(mm) | 本体価格(税別) |
| S510ML | 5’10” | 2 | 92 | 51 | max 5 | max 4 | 285 | 185 | ¥59,000 |
過去の名機である57リミテッドと62の良い部分を1本にまとめたロッド。張りのあるスローテーパー設計で、特にティップセクションにパワーを持たせているのが最大の特徴だ。
ボトムプラグ全般、メタルバイブレーション、フルサイズクランクなど、キャスト時にロッド全体がしっかりしなるため、広大なポンドでも沖まで届く圧倒的な飛距離が出せる。
ティップが不必要に入りすぎないため、リフト&フォールやボトムシェイクといった操作においてロッドの余分なブレが出ず、意図したアクションを正確にルアーへ伝えられる。
PEラインや気持ち太めのエステルラインとも相性よく、大きめのルアーや操作系ルアーで一瞬のアタリを即掛けして深くフッキングさせる。

「シルバーナ瀧TZ」の4機種は、どれも使用用途とアプローチ方法が明確に設定されている。自分の得意なプレースタイルをさらに研ぎ澄ますか、あるいは戦略の足りないピースを埋めるか。それぞれのロッドが持つ明確な役割を理解すれば、自ずと手にすべき1本が見えてくるはずだ。























































