暑い、暑い。こっちもアツい。
匂わせ投稿から一夜、ドーンと発表されました。
…Fishman秋の新ロッド3機種。
これは楽しみにされていた方、少なくないはず。今回も変態…いや名作揃いの予感。いつも前置きが長いぞ!という声が聞こえてきそうなので、早速。
BC5 9.6MH
5pcs長尺ヘビーバーサタイル。

キャスト時や不意の大型と対峙する時に、よりグリップ力を高めるためにグリップには3本の溝が入っている
最大の特長は9.6ftの長尺ながら、5本継で「仕舞寸法66cm」であるということ。電車や飛行機、あるいは山越えや磯歩きもこのサイズであれば容易にこなせると。
また、ブランクスはミディアムファストに設定されており誰もが扱いやすい調子で、5ピースだからこそ各ピースに役割を与えることができたという。
#4番は、不意の大型魚に対応できるよう強く、かつ一定の負荷を超えると曲がり、#3番はキャスト、操作、ファイトの軸となり、前後のパワー伝達を担う。また、#2番は使用するルアーに意図したアクションを与え、その張りで強力なフッキング力を生み出し、最後の#1番は感度を与えるために張りは備えているものの、シングルフットガイドを多く配することで掛かった瞬間の食い込みの良さのみを残すよう、力を抜くところは抜いたセッティングに。
ちなみにあえて長めに設定されたグリップは束ねて持ち運ぶ際に、他のセクションの保護を兼ねた添え木の役割としても機能するとのこと。
なおターゲットは、ランカーシーバスを始め、ブリ、根魚、海外ではストライパーなど、遠投が必要なターゲットを想定。
製品名 | 全長 | マテリアル | ガイド | 自重 | 継数 | 仕舞寸法 | グリップ長 | ルアーウエイト | ライン | 販売価格(税別) |
BC5 9.6MH | 292cm(9.6ft) | 4軸カーボン | Kガイドチタン+ステン | 277g | 5ピース | 66cm | 53cm | 12~65g | PE1~4号 | 62,900円(税抜) |
Beams blancsierra 4.11L
幅広いキャストウェイト域をカバーし、操作性を追求した渓流ベイト。

濡れてもグリップの低下を防ぐため、強度アップ。そして手入れのしやすさが考慮され、コルクの量を減らし、EVA、集積コルクを多用。

感度を損ねない範囲内でガイド径を大口径化。メインライン1.5号に20lbリーダーまで背負えるとのこと。

丸形リールを使用することも想定され、握り込みを小さくするためにブランクタッチを採用。カラーは様々なリールとも相性がいいように落ち着いたダーク目のトーン。
Fishman公式「Beams blancsierra 4.11L」詳細ページはこちら
普段使うミノーやスプーンだけでなく、もっと重いルアーを投げたい。機敏にアクションも入れたい。…そんな思いから生まれた1本がBeams blancsierra 4.11L。
極限まで実戦型にこだわり、バランスを何度も試行錯誤してできた1本は、3~18gという幅広いウエイトで弾丸ライナーを放つことができ、かつ軽快にアクションを加えられ、さらに大型にもパワー負けすることなく寄せることが可能だという。
また、最大限コスメをそぎ落としたことで、Fishman史上最軽量という「89g」という数字をたたき出すことに成功。腕が疲れにくく、1日中快適に使える超攻撃的なロッドに仕上がっているとのこと。
製品名 | 全長 | マテリアル | ガイド | 自重 | 継数 | 仕舞寸法 | グリップ長 | ルアーウエイト | ライン | 販売価格(税別) |
Beams blancsierra 4.11L | 149.5cm(4.11ft) | 4軸カーボン | Kガイドチタン+ステン | 89g | 3ピース | 61cm | 28.5cm | 3~18g | PE0.6~2号 | 49,800円(税抜) |
Beams inte9.8L
9.8ftでライトルアーを弾き飛ばし、未開拓のポイントからターゲットを引き出す新次元のライトロングロッド。

感度を損ねない範囲内でガイド径を大口径化。メインライン2号に16lbリーダーまで可。

ール装着時の握り込みを極力小さくするため疲れにくいブランクタッチが採用されている

150g~200g前後のリールを想定し、先重り感の軽減のためカウンターウェイトを内蔵。
Fishman公式「Beams inte9.8L」詳細ページはこちら
柔らかくも、収束性を徹底的に詰めたブランクスが最大の持ち味。
なぜ、柔らかさと収束性が重要だったのか。それは、軽いものを遠くへ飛ばすということはとにかくロッドがよく曲がるということ。とはいえ長く、細く、曲がるものは、戻ろうとする際に制御を失い暴れてしまう。暴れるブランクを制御しなくてはアキュラシーが損なわれ、肝心の飛距離も得ることは難しい。だから収束性が必要だったと。
この1本は弾性の高いカーボンを表層に配置、四方八方に分散する力を一点に纏めてブレを取り除くことで、しなやかなブランクスの暴れを収束し、それに伴いリリースの際に爆発力が生まれる。これにより軽い物が力強く飛び、カーボンの特性から+αで魚からの小さなコンタクトが手元に伝わる感度まで得ることができたという理屈。
ターゲットはアジングやメバリングはもちろんのこと、“フリーリグチニング”や“ライトエギング”、シーバス、そして“キジハタゲーム”といったロックフィッシュゲームなど、その守備範囲はライトゲームにとどまらずミドルゲームも視野に入るという。
製品名 | 全長 | マテリアル | ガイド | 自重 | 継数 | 仕舞寸法 | グリップ長 | ルアーウエイト | ライン | 販売価格(税別) |
Beams blancsierra 4.11L | 149.5cm(4.11ft) | 4軸カーボン | Kガイドチタン+ステン | 89g | 3ピース | 61cm | 28.5cm | 3~18g | PE0.6~2号 | 49,800円(税抜) |
今後の展開にも注目!
いずれのロッドも、これから実釣動画や解説動画などが順次公開されていくんじゃないかと。
5ピースの長尺ヘビーバーサタイルに、超攻撃的渓流ベイトフィネス、そして9ft超のライトゲームベイトロッド…いやぁ、相変わらず変態的な顔ぶれ。ワクワクするというか、らしさ全開でホッとするというか。
うん。いずれにせよ、大注目であることは間違いなし。

Fishman