【チニング入門】身近なフィールドで手軽に！タックル＆ルアー選びや動かし方のコツなどを解説
近年、人気が上昇しているルアージャンルの一つにチニングがあります。
河口やサーフ、漁港などで手軽に楽しめる点が魅力で、あの独特なショートバイトを掛けてからの迫力あるファイトが、チニングの醍醐味ではないかと。まだ、体験されたことがない方には、ぜひ一度チャレンジしていただきたいです。
さて、今年も「チニング入門」がバナーオープン！ こちらではチニングの基礎講座をお届け！ ぜひ参考にしていただき、チニングを始めてみてくださいね。
チニング基礎講座
身近なフィールドで手軽に楽しめるチニング。
ザックリ説明をすると、専用ルアーやワームを使い、クロダイ（チヌ・マチヌ）もしくはキチヌ（キビレ）を攻略する釣りのこと。
地域差もありますが、比較的クロダイ（チヌ・マチヌ）より、キチヌ（キビレ）の方が積極的にバイトしてきやすいですが、2種共にパワフルな引きを楽しませてくれます。
チニングは一年中楽しめる釣りですが、特にアツいのは春から夏にかけて。
この時期は、チヌが産卵に向けて活発にエサを追い始めるのに加え、水温の上昇とともに活性が高まるため、非常に狙いやすくなります。夏に近づくと小型のチヌが混じりやすくなるため、大型に的を絞って狙いたいのであれば、まさに春から夏がオススメ。
冬は少し難易度が上がりますが、温排水エリアや風の影響を受けにくい場所を選ぶことで、バイト率を上げることができますよ。
というわけで、ちょうど今の時期はチニングのハイシーズン真っ只中！
始めるには今が最高のタイミングですので、タックルやルアー選び、さらにはアクション方法まで、順番に詳しくご紹介していきますね！
ロッドセレクト
チニングで使用するロッドの基準となる長さは、7〜8ft前後が最適です。この長さは、短すぎず長すぎず、絶妙なバランスで飛距離も稼げます。また、チニングの醍醐味であるパワフルな引きに耐えるには、十分なパワーがあることも不可欠です。
チヌの活性が高く、周囲に障害物がない場所であれば、お手持ちのエギングロッド、シーバスロッド、バスロッドなどで代用することも可能です。ただ、専用ロッドに勝るものはありません。チニング専用ロッドの操作性やパワーは、この釣りをより快適に、そして本格的に楽しむ上で大きなアドバンテージとなります。
そのため、まずは試してみたいという程度であれば他のルアーロッドでも十分ですが、本格的にチニングを始めたいのであれば、専用ロッドの購入をオススメします。
シルバーウルフ【ダイワ】
ブレニアス BB【シマノ】
XROSS FIELD【アブ・ガルシア】
チニング用のロッドをセレクトする上で意識してほしいのが“チューブラーティップ”と“ソリッドティップ”のどちらを選ぶか。
チューブラーティップ
チューブラーティップは穂先が空洞で、曲がってから戻ろうとする反発力が一般的に強いと言われています。また、中が空洞なので、穂先の重みが軽いなんて話もあります。
ソリッドティップ
ソリッドティップは穂先がみっちり詰まっているティップ。
チューブラーとは逆に、曲がりやすくなっているのが一般的。穂先が円を描くように曲がるのも特長で、チューブラーとは異なったカーブを描きます。
これらは、正直好みで選んでいただくのが一番です。
どちらかといえば、チューブラーモデルの方がよりオールマイティーに活躍してくれる印象です。ルアーアクションをさせやすく、アタリがあった時に積極的に掛けていく楽しさを味わいたいなら、チューブラーがオススメです。
一方、ソリッドティップは、繊細なチヌのアタリを弾かずに食い込ませ、フッキングまで持ち込んでくれるのが特長です。活性が低い時のショートバイトをシッカリ掛けにいくことができるのも、ソリッドティップの大きなメリットと言えるでしょう。
結論として、“掛けに行く”スタイルか“乗せに行く”スタイルか、ご自身の釣りの好みに合わせてロッドを選んでみてください。ご自身のスタイルに合ったロッドが、きっと釣果アップに繋がるはずです。
リールは2500番がオススメ
チニングで使いやすいリールの番手は2500～3000番くらいがベスト。
いずれにしてもチニングに限らず出番が多い番手ですので、普段お使いのリールを流用する方が多いのではないでしょうか？
フリームスLT2500【ダイワ】
アルテグラ【シマノ】
Roxani SP (ロキサーニ エスピー)【アブ・ガルシア】
ベイトチニングも主流。
バックラッシュがリスクとしてあるものの、昨今のベイトリールは低価格帯のモデルであっても、基本性能が高いので、ぜひこちらにもチャレンジしていただきたいトコロ！
ソルティスト TW PE SPECIAL【ダイワ】
SLX BFS【シマノ】
Roxani BC (ロキサーニ ビーシー)【アブ・ガルシア】
使用ラインはPEセッテイングが基本
使用ラインはPEライン0.4〜1号に、フロロカーボンラインリーダー1.2〜3号くらいが目安。ストラクチャー（障害物）が多いフィールドが多いため、ライン選びもそういったシチュエーションに強いモノを選びたい。
磯センサーSS＋Si【ダイワ】
フロロハリス X’LINK【ダイワ】
使用ルアーについて
チニングは基本的にデイゲームとナイトゲームが存在します。
ルアーも色んな種類がある中、近年フリーリグを使ったボトム攻めや、トップゲームを楽しむ方が多い印象。特に初心者の方には、状況を選ばず万能、風や潮流に流されにくい、根掛かりが少ないなどのメリットがある、フリーリグをぜひ試してみてください！
ドライブホッグSW【O.S.P】
ドライブクローSW【O.S.P】
シルバーウルフ アーバンクローラー【ダイワ】
シルバーウルフ アーバンシュリンプ【ダイワ】
フリーリグで慣れてきたら、チヌトップにもちゃんレンジしてみてください！ 表層は魚を騙しやすく、実際に試すと普通に釣れてしまうかも…。
シルバーウルフ ラフトリック【ダイワ】
アクションについて
フリーリグの操作方法は、スローにボトムをズル引き。
また、ポッパーやペンシルといったトップウォータープラグの場合は、ロッドを下向きにして小刻みにトゥイッチ。ぜひ、どちらの釣りも試してみてくださいね！
上達するには動画を参考に！
ある程度のチニングの知識はここまで読んでいただいてお分かりいただけたハズ！
後は道具を揃えてフィールドへ向かうだけですが、もっと詳しく知識を得たいという方は、動画を見ていただいて勉強するのもオススメ！ ぜひ、ハイシーズン中のチニングを楽しんでみては如何でしょうか？
