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【相模湖で58cm/3.54kg捕獲】リリース早々全国に放たれる“魔力”「バラム200」の全貌が明らかに

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出るぞ出るぞ」と言われ続けて遂に。

昨年2024年のフィッシングショーでお披露目となり、約1年半の歳月を経て、待望のリリース。あの“魔力”を、普段お通いのフィールドで、普段お使いのタックルで、体感できる200mmサイズの全貌を、今回はお届けします。

バラム200【MADNESS】

発売中!

バラムの200mmサイズ。

多くの方にとって嬉しいニュースではないでしょうか。自重は約2ozと、普段お使いのヘビーロッドで扱いやすい仕様となっており、サイズ感もハス、カワムツ、落ちアユ、オイカワ、小バスといった身近なベイトフィッシュに近く、普段通われているフィールドで、躊躇なく使えるバラムが、遂にリリースとなりました。

先行して“#14 オンドリャーチャート”をリリース。

その後、後を追う形で “#04 GMチャート”、“#06 レーザーハス”、“#07 クリアーハス”、“#17 KESHIN(化神)” をリリース。全5色が全国の釣具店に並びました。発売開始後、全国から多くのデカバス捕獲報告が相次ぎ、相模湖では“58cm/3.54kg”のモンスターが捕獲されるなど…注目を集めたこともあり、メーカー在庫はすでに完売。

秋に再入荷予定の追加生産分もすでに予約が殺到中。しばらくは、店頭に並んでいる限りとなるようなので、気になっている方やお探しの方は、見かけた際に迷わず入手されるのが最善かと思います。

 

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開発経緯/この世界を見に来てもらうための道しるべ

この世界を見に来てもらうための道しるべ。

コレが開発の経緯。具体的なことについて“サタン島田”氏に直接お話を伺ってみると、「バラム300を投げるロッドが無いって、言い訳ばっかりする人が多い!」とコメント。ただ、バラムの釣りを浸透させ、その迫力や魅力、感動を多くの人に体感してもらうためには、より多くの人に使ってもらいやすいサイズ感を実現する必要がある。という理由で「バラム200」の開発をスタート。

サタン島田”氏の中では、当然最強なのはオリジナルの「バラム300」。

ただ「バラム200」を実際に使い、バスのチェイスやバイトを体感してもらった上で「バラム300」にレベルアップしてほしいという想いで生まれたのが今作。

モチロン、バラムの醍醐味である高速リトリーブやエイトトラップも可能。「バラム300」に匹敵する完成度を誇るダウンサイジングモデル「バラム200」。シッカリ使い込んで魚の反応を確かめた上で、もう一段ステップアップしてもらいたい。

そんなコンセプトが込められています。

ダウンサイジングならではの魅力

バラム300」の世界を見に来てもらうための道しるべ。

とお伝えしましたが「バラム200」ならではの魅力も存在しますので、お伝えします。

タイプギリギリ

バラム200」のテストで特に拘られたポイント“ウエイト調整”。

高速リトリーブやスローリトリーブ、ステイからの巻き始めなど…他サイズと同様に破綻しないスムーズな動きを実現させるため、細部に至るまで徹底的に拘ったそう。中でも特に追求したのが、ウエイト調整による“絶妙なフォールスピード”。

 

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タイプギリギリ”という表現は、正に“フォールスピード”を差しています。

上記スイミング動画と投稿内容をご覧になるとお分かりいただけるかと。スイベル付きのスナップ装着では“デッドスローシンキング”になり、本体にラインを直で結束することで今度は“フローティング”に。この差のことを“サタン島田”氏は“ギリギリ”と表現しています。投稿では“言い逃れ”だとおっしゃっていますが、皆さんはどう捉えますか?

記者的には凄い絶妙なバランスだなと…スナップのあるなしで沈んだり浮いたり…水質・水温によってサスペンドにもなったり。因みに岩盤の張り出した岩などに着底させた場合、フックが横倒れすることなく、針の分若干浮いたような姿勢に着地するレベル。そのため、動き出しが超スムーズで、静止状態から動かし始めの動きに関して言えば、最も優れていると述べても、過言ではないレベルにまで到達しているとのこと。

少しのウエイト調整で、フローティングやデッドスローシンキング、はたまたサスペンドにもなる。3つの動きを使い分けることができて、本来の使い方で他サイズと同様に破綻しないスムーズな動きを実現。メリットでしかないなと記者個人的には思います。

オーバーハング下のキャストも決まりやすい

もう1つのメリット…。

それは“オーバーハング下のキャストが非常にラクになった”というトコロ。

軽くなったことで、これまでのモデルでは難しかった、生い茂るオーバーハング下へのアプローチが可能に。この200mmサイズの自重の軽さを活かし、スムーズに入れ込むことができるようになったという。

数多くのオーバーハングが存在する七色ダムをはじめ、近年繊細なアプローチが問われる、津久井湖、相模湖、亀山ダムといった、関東のメジャーフィールドの房総リザーバーでも使いやすいサイズ感に。

ぜひチャレンジしてほしい“エイトトラップ”

特に“サタン島田”氏が太鼓判を押す“エイトトラップ”。

ずっと浸透させたい想いはあったそうですが、バラムを使ってもらわないことには始まらないことでしたが、「バラム200」の登場により、“エイトトラップ”もより浸透する兆し。「バラム200」を実際に使っていただくと、そのうち遭遇するバスが本気でチェイスしてくる様子…この際、足元でもバイトを誘発できる、“エイトトラップ”を使いこなせるかどうかで、キャッチできる魚の数も圧倒的に変わってくるハズ。

 

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エイトトラップ使いこなしテク

という訳で、こちらも“サタン島田”氏に教えて頂きました。

前提として、サイズが小さいため「バラム300」ほど扱いやすくはないというのが正直なトコロ。ただ、足元まで追ってきた場合に、エイトトラップで仕掛けられるセッティングには調整しているとのこと。コツとしては、まず最初は“スロー気味に行うこと”。イキナリ激しくすると、ビックリして逃げてしまう傾向があるため、まずは様子をうかがいながら“ゆっくり誘ってあげる”。そして、バスの反応を見ながら、カナリ反応しているようであれば、徐々にスピードを上げていく。

車に例えるなら、まずは2速から始め、反応があれば3速・4速へと段階的にスピードを上げていく。さらに、バスの様子を見ながら、途中で速度を落としてみたり、さらに上げたりして調整してあげることが重要だとおっしゃっていました。この際、イキナリ2速から5速に上げるのではなく、車と同様に1速ずつ上げていくことが大切。

あとは、追い込み場として岩盤や壁などを活用することで、バイトの確率も向上するとおっしゃっていました。

バラムから“200mmサイズ登場/サタン島田

出典:YouTubeチャンネル「LureNews.TV」

カラーラインナップ

カラーは前述した通り全5色展開。

#04 GMチャート

#06 レーザーハス

#07 クリアーハス

#14 オンドリャーチャート

#17 KESHIN(化神)

世に出て早々、各地でザワつく「バラム200」。

バラムの世界へ、足を踏み込んでみては如何でしょうか?

MADNESS

2002年設立。京都に自社工場を持つルアーメーカー。ソルトウォーターフィッシングからバスフィッシングまで、息の長い特徴的で個性的なアイテムを多く手掛け、シリコン素材を使った製品づくりを得意としている。
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