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家邊克己が新作ロッドでメバリング&港内アジングを満喫!【僅かなアタリを明確にするテクにも必見】

連載:家邊克己の「週刊!アジングマニアックス」
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暗くなりアジングに変更

完全に暗くなり、メバルからの反応も薄くなってきて外灯の効果もでてきたのでアジ狙いに港内の護岸に移動しました。

HSR―63 versionⅢ」はファストテーパーなのに軽量ジグヘッドの飛距離が今までにないほど伸び、このロッドのポテンシャルには驚かされます。

その日は風もなくほとんどベタナギ状態。港内なので流れもなくレンジキープが重要になるので0.5g〜0.8gのジグヘッドを使った釣りがメイン。

港内はかなり明るく、アジは間違いなくいますがプールのように変化のない海なのでアジは港内の一定層をグルグル泳いでいるような感じ。

そのような場合は、アジが回ってきた時にワームがそばにあるように、軽量ジグヘッドを用いてそのレンジ(アジのいる層)にできるだけ長くワームをキープさせる必要があります。

 

明るいフィールドでは暗部にアプローチさせることが重要

明るい港内は、逆に明るい方ではなく、暗い部分。灯りの明暗の暗部にアジが回ってくることが多く、その部分を集中的に狙うのがキモ。

先ずはその日のアジのいるレンジを探ることことから始めます。明るい港なので暗部までの距離があるため、「ストリームヘッド」(0.8g)からスタート。

ラインは軽量ジグヘッドの飛距離が欲しいため、「ピンキー」(0.2号)でリーダーは「ジョイントライン」(0.8号)で灯りと灯りの間に立ちその暗部目掛けて投入。

 

全く釣れないので広範囲にサーチさせると

先ずはど表層から探り始めますが反応がなくカウント5ずつ深くしていきます。

一緒に同行していた人にはアタリがあって釣れますが、僕には全くアタリがなく、カウントをどんどん深くしていってボトムまで到達。

アタリがないので今度は再び表層から探り始め、今度は同じレンジを左、正面、右と三方向を探りながらレンジを深くしていきました。

同行者にアタリがあるのに、自分にはアタリがない原因を模索すると、アジの密度が濃くないため、幅広いエリアを探りながらレンジに長いことワームを置いておくとアジにコンタクトさせやすくなると考えました。

それを実践しようと5カウントずつ深く刻んでいきながら、広いエリアをサーチしていきます。カウント20の正面方向の時、グズッというような、風があれば分からないほどの、何とも言えない変な違和感を感じました。

半信半疑でアワセるとロッドにグッと重みが乗りました。

20cmほどのアジでしたが、あのアタリ方が出ると言う事はレンジが微妙にズレていることが多いので、次の投入はカウント18に変更すると今度はコンッと綺麗にアタリが出ました。

 

これは良くある事でアタリの出方が綺麗に出ない時はカウントを2くらい上げるか下げるかしてやるとボトム以外はアタリが明確になる事が多いです。

 

水中ではラインは真っ直ぐとは限らない!ラインの号数によってアタリが変わる

これから話すことは余談ですが、私のアタリの感じ方はボトム以外は全て同じだと考えています。

水中では投入されたメインラインは真っ直ぐピンと張られているとは限らず、張っているようでも流れを受けたりするなどで曲がっていることがほとんど。

そのようなことでアタリの伝わり方が時と場合により様々だと思っています。

以前、今回と同じ場所でメインラインの0.4号と0.2号の違いをテストするのに、同じタックルを用意して試したことがあります。すると同じ場所で釣っているのにアタリの感じ方が全く違いました。

数ヶ所で同じことを行いましたが、アタリ方が違うので間違ってはいないと思います。

 

モチロン、潮の速さやアジの密度によって変わることはあると思いますが、僕がテストした中ではその様に感じました。

そのようなことで、ラインの号数が違うだけでアタリ方が変わってきます。

もし、明確なアタリが出ない場合はラインの号数を変えたり、先ほど述べたようにレンジを変えたりするなど、色々な方法を試してみてくださいね。

その後はそのレンジで安定して釣れ続きました。この様なロケーションでは、港内でアジが回っているので同じパターンで釣れ続けます。ですので港内は一旦パターンを見つけると非常に楽に釣ることができる場所でもあります。

考えるアジングは楽しいので、ぜひ楽しんでみてくださいね。

 

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