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今江克隆のルアーニュースクラブR 第973回「新必釣技!亀チャターを紹介」の巻

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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増水時のバスの動き

基本知識として、春とは違い秋(水温低下開始時期)のバスは増水してもシャローにすぐには差さず、水位が完全に安定するまで元々いた水位に留まるか、逆に水温低下に敏感なベイトを追ってさらに安定したディープを目指す傾向が強い。

故にこういった秋の増水灌水ブッシュ地獄になっても、地形やボトムを熟知した湖ならば、まず増水までに釣れていた水深から釣り始める方が正解にたどりつきやい。

ただ増水前と景色が全く変わってしまううえ、シャローが見た目だけは美味しそうに見えるだけに落ち着かなく、集中していつも通りの釣りができないことが、バスを見失う原因になることも多い。

むしろ秋も深まる11月以降なら、フル満水の灌水ブッシュ地獄でも、最初から8~10m前後の越冬ディープの先発隊をメタルバイブやフットボールのリアクション系で狙った方が、確実にまとまった釣りができることが多いだろう。

ただ例年のグッドスポットが8mだったとして、そこが4m増水し12mになっていても、しばらくはそこにバスが溜まっていることもあるので、晩秋は「もといた水深」もチェックすることを忘れてはいけない。

ゴージャスなシャローは狙うべきか?

では、ゴージャスなシャローにはバスはいないのか?答えはNOである。

シャローにはシャローに非常に強い固体が年中生息している。ただ、こういった体力のある個体はジャングル化したシャローでもエサをとる知力と自信があるからこそ、ディープのバスとは一味違った、ブロンズ色をした太くカッコイイバスが多いのも事実だ。

ただ、ジャングル化したシャローで動き回る個体だけに、カバー撃ちでは出会える確率が運次第的なところもある。逆にカバーで狙うなら「コレ」と決めたパターンを徹底してやりぬく覚悟が必要だろう。

次ページで秋のバスの釣り方の核心に迫る!

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