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今江克隆のルアーニュースクラブR 第973回「新必釣技!亀チャターを紹介」の巻

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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一番簡単な秋のバスの釣り方を紹介

一番確実で簡単なのは、「秋=ターン=水質悪化=流れ込み」だ。

ただ、流れ込みの水が本湖より低い流れ込みはパス。

この場合、日照の時間によって本湖より温められた水が入る「ドレイン」や「ホソ」等と呼ばれる小さな流れ込みのそばのカバー撃ちに徹底するのが基本中の基本だ。

秋の急増水はひどいターンオーバーを伴うことが多いもの。 シャローでのターン克服の鍵は水の良い場所をいかに見付けるか、そして高速リアクション!

「強振動高速巻き」が強い!

2番目に確率が高いのが、メインの流れ込みの最初の「大曲(おおまがり)」付近のインサイド裏のカバー。それも縦カバーにゴミ等のフロティングカバーが被った日当りのよい、さらに言えば、その岸際が壁状になっている付近が狙いめになる。

そして、カバー撃ち以上に意識したいのが、バスの居場所が明確でなく回遊性が強まる秋は、やはり巻きモノで灌水ブッシュから「呼び出せる力」のあるルアーがキモになる。

この呼び出せる力のあるルアーの条件として、秋のバスは「目がよい」、「回遊性が高い」、「シャロー残留組は賢い」をブッシュから呼び出して騙せる力があるモノに限られる。この力をもつ筆頭が「クランクベイト」と「チャターベイト」の「強振動高速巻き」だと考えている。

秋、特に水温が10度を切るまでは、「スピード」が絶対条件になることが多いのだ。

まるで林が沈んでしまったかのような全域ブッシュ地獄。 ハードベイトでのフル満水シャロー攻略の3つの方法は、27日放送の「The HIT」にてスタジオ解説します

ただ、この2つともが最も苦手とするのが、実は灌水ブッシュにつきものの「水面付近で横に張り出した枝」と「浮きゴミ」である。ウィードにはクランクもチャターも最強だが、「切れ藻」があると機能不全になるのが致命的なのである。

巻きモノで灌水ブッシュからバスを呼び出すキモは、いかに「浮きゴミで屋根のようにシェードができた灌水ブッシュキワキワを巻けるか」に尽きる。

灌水ブッシュの難しいところは、元々枯れかけた陸生植物だけに葉が少なく、ほぼシェードとして機能しないゆえに太陽光がモロ差しになることだ。それだけに「浮きゴミの傘を連続的に被った灌水ブッシュのエッジ」がキーになる。

ただ、このキワを通せて、なお高速で巻けるハードベイトはスピナーベイトである。しかし、スピナーベイトではバスを呼び出す力が前出の2つに比べ落ちてしまう。そこで自分が今年、この灌水ブッシュ地獄攻略に最強ではないかと感じたルアーを紹介しておこう。

灌水ブッシュキワキワを巻く秘密兵器を紹介!

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