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秋のオカッパリ超実績攻め「ブルフラットでの撃ち」「Bカスタムジグスピナーでの巻き」超解説

寄稿:安江勇斗
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秋のバス釣り特集2019

安江勇斗(Yuto Yasue ) プロフィール

愛知県出身。WBSノンボーター出場をきっかけに霞ヶ浦が好きになり、茨城県に移住。 おかっぱり、レンタルボート(12ft)、バスボート、さらにトーナメントと、様々なスタイルでバスフィッシングを満喫しているアングラー。 2018年より霞ヶ浦でバスボートによるガイド業も行っている。デプスフィールドテスター、RYUGI フィールドモニター、1992年7月24日生まれ。

こんにちは、霞ケ浦水系で活動をしている安江勇斗(やすえ・ゆうと)です。

今回は僕のホームグラウンド・霞ケ浦水系の秋のオカッパリで、超実績のある2つの釣りをご紹介したいと思います。

その2つの釣りが、何かというと以下の2つなんです!

ブルフラットを使った撃ちの釣り
ジグスピナーを使った巻きの釣り

いずれの攻めもこの時期にかなりイイ思いをさせてもらっています。また霞ケ浦水系以外のオカッパリでもかなり使えますので、参考にしていただければウレシイです!

 

 

 

ブルフラットの釣りをオカッパリで使い始めたキッカケとは?

ブルフラットを使った撃ちの釣りの詳細を紹介させていただく前に、まず、僕がブルフラットを使いはじめた、そもそものキッカケからお話したいと思います。

ブルフラットは2014年から発売されましたが、実は僕自身がガッツリと使うようになったのは、発売から1-2年後だったんです。

というのも、ブルフラットは発売当初から、各地でかなりイイ釣果が上がっていたのですが、僕自身、少し使ったもののあまり釣れず、手が伸びない時期が続いていたんです。

ただホームグラウンドの霞水系でもポロポロと釣果を聞くようになったこともあり、再度使ってみることに!
そして様々な時期とエリアでブルフラットを使ってみると、その威力を実感することになったんです。

振り返ると、使い始めた当初に自分に釣れなかったのは、霞水系が広く、場所によってバスの行動パターンや捕食ベイトが全く違うので、単純に使いこなせていなかっただけかもと思いました。

しかし、その後に使い込むうちにハマった時の威力は凄まじく病みつきになりました。

場所によってのバスの行動パターンや捕食ベイトをより考えさせられる自分を成長させてくれるルアーにもなり、今では超一軍ルアーになっているというわけなんです。

 

 

オカッパリ×ブルフラットの釣りでの衝撃事件とは?

ちなみに、ブルフラットを使った釣りで印象に残っているのは、単日で霞水系の水門をランガンして、ある程度実績のある水門のほとんどでキャッチできたり…。

今年2019年のNBCの大会中(競技時間は7時間ほど)に、20バイト以上あり、14本キャッチしたことも!

 

あと、アングリングバスの取材釣行中にブルフラット5.8で45cmUPを獲ったり…。45㎝クラスからしか口に入らないので実質デカバスの狙い撃ちができたんです。

 

 

まぁとにかく、ブルフラットには霞水系のオカッパリで、色々とイイ思いをさせてもらっているわけなんです。

 

ブルフラットの各種リグを使った撃ちの釣りを紹介

 

効果的な場所は…ブルーギルが多い場所、比較的透明度が高い場所や時期、居着きがいそうなのに釣れない水門周りや沈みモノ

さて、それでは、本題に!

秋の霞ケ浦水系のオカッパリで有効なパターンとなっているのが「ブルフラットの各種リグを使った撃ちの釣り」。

では、どういう時にイイ釣りができているのか? なんですが。

 

時期的に秋はもちろん、6月〜11月といったハイシーズン中は、ずっと効いています。

シチュエーション的には霞水系ではブルーギルが多い場所はもちろん。比較的透明度が高い場所や時期。

また居付きのバスがいそうなのに釣れない場所(一級ポイントな水門や巨大な沈み物など)などで効果があります。

 

基本的に水深1mまでのスポットで多用

いずれもあまり水深が深いレンジでは使わず、水深1mまでのスポットでよく使い、実際よく釣れています。

 

使うサイズは3~5.8inchの4サイズ、リグはノーシンカー、逆付けバックスライドリグ、フリーリグ、ライトテキサスを多用

ブルフラットのサイズやリグについてですが、状況に応じて変えています。

ブルフラットは色々サイズがありますが、霞ケ浦水系では3inch、3.8inch、4.8inch、5.8inchの4サイズをよく使っています。
で、多用するリグはというと、ノーシンカー、逆付けバックスライドリグ、フリーリグ、ライトテキサスの4つ。

それでは、リグを1つ1つご紹介していきますね!

 

ブルフラット3inchのライトテキサス

ブルフラット3inchは霞水系のバスにとって、ひと口サイズで、リグや場所を選ばずに使え安定した釣果をだしてくれます。

水門周り、アシ周り、護岸側、ゴロタエリア、テトラ周りなど、ホント場所を問わず活躍してくれます。

3インチの一番のオススメのリグはライトテキサス!
水量のある水門前でズル引きとボトム放置のアクションを繰り返し、丁寧に誘ってやると、居付きの気難しいバスに口を使わせることができます。

 

 

ブルフラット3.8inch/4.8inchのノーシンカー&逆付けバックスライドリグ

アシ周りや水門周りで多用するのが、ブルフラット3.8inch/4.8inchのノーシンカー&逆付けバックスライドリグ。

3.8と4.8inchの使い分けですが、通常は3.8inchを基準にしています。

そして確実にデカい個体がいる場所や、水質が比較的クリアな場所では4.8inchを使ったりします。

 

 

5.8inchも時折使います! 5.8inchは単純にデカバスを確認したことのある場所や気配がする場所に投入。意外性とワームパワーで仕掛けるイメージです。

 

 

 

ブルフラット3.8inch【デプス】の7gフリーリグ

アシ周りや水門周りでノーシンカーやバックスライドとともに多用しているのがブルフラット3.8inchの7gフリーリグ。

ブルフラットはフリーリグとの相性がイイんです。
というのも、ブルフラットの水平姿勢を保とうとする力と、シンカーによる下に引っ張る力が頃合いなんです。

着底後にシンカーとワームの間に隙間が空き、ブルフラットが、ほどよくフリーに漂ってくれます。

 

僕的にはブルフラット3.8inchに対してシンカーは7gがバランスが取れていて基準としているセッティング。

ただ、もし風や波が強い場合は、重くします。

 

 

ブルフラットを使う場合のキモは一般的なワームよりスローに使うこと

さて、リグに関しては上記した通りなんですが、誘い方について、各リグ共通でキモがあります。

僕が一番キモにしているのは、ブルフラットを使う場合、「一般的なワームよりスローに使うこと」です。

例えば、僕がブルフラットをノーシンカーやフリーリグやテキサスで使う場合、着底後にけっこう、待ってからリグを回収するようにしています。回収をワンテンポ遅らせるという感じ。
一般的なワームの場合だと着底してから1~2秒で回収することが多いかとは思いますが、僕がブルフラットを使う場合は着底後、ラインテンションを掛けずに3秒ぐらい待つことが多いです。

こうする理由はブルフラットでは、少し遅れてバイトが出ることが多いからなんです。

実は見えバス相手に観察するとよく分かるのですが、ブルフラットを使っていると、警戒心の高いバスがゆっくりゆっくり近づいて、ソォーっとブルフラットをくわえて持っていくというバイトが多いんです。
なのでカバー撃ちする時も、バスはそんな感じでバイトしてくる! という感覚で持って攻めるとキャッチ率が上がると思います。

 

ステイ時間を長めに取ってください

なお、前述した「待つ時間」に関しては水質や波や風やその日の反応や場所で時間を変えています。
例えば水質がクリアに近かったり、風や波がない場合は、遠くからバスがリグに気づいて追ってくる可能性があるので、その分、待ってあげます。

あと、いかにもバスが居付いていそうな場所でも、ゆっくり近づいてきてバイトまでに時間がかかることが多いので、長めに待ってやるのがオススメです。

なお待つ場合は、必ずラインテンションは抜くのがキモです。

あとブルフラットの釣りで気を付けてほしいのが、バイトの出方に関して!

基本的にフォール中のバイトは分かりやすいですが、着底後はバイトが出ずにそのままラインがゆっくり動くような分かりにくいバイトが多いので注意が必要です。
特にフリーリグだとシンカーがフリーな分、ラインを張るまで、バスがくわえているのか? 分からないことが多いので、ちょっとした変化を感じ取るために常に集中してくださいね!

 

ブルフラットで使うオフセットフックについて!

ブルフラットに合わせるフックサイズは以下が基準。

■推奨フック
5.8inch OFFSETHOOK:#7/0
4.8inch OFFSETHOOK:#5/0
3.8inch OFFSETHOOK:#4/0
3inch OFFSETHOOK:#1~#2/0

オフセットフックはナローゲイプの出番が多いです

ちなみに僕はスタンダードなオフセットフックとナローゲイプのモノという2種類を使い分けています。

通常のオフセットはノーシンカーでの使用時では重心が低くなりフォール姿勢が良くなるのでお気に入り。
ただナロータイプはワームと一体化し擦り抜け効果が高かったり、フッキング性能がイイので、結果としてナローゲイプの出番が多い感じです。

スタンダードタイプとしてはRYUGIのザ・スタンダードを愛用。そしてナローゲイプのモノではRYUGIのリミットダブルエッジを使用。
なお、リミットとダブルエッジラインの太さで使い分けます。

 

 

 

ワームカラーのローテーションについて

ワームカラーについては、僕はグリーンパンプキンを基準にしています。

そこから水質や光度に合わせてローテーションしていっています。

 

濁りがキツい時にはブラックが爆発する事が多いので必需品!

あとギルが多く透明度が高いエリアでは「ブルーギル」カラーが高実績。
あとちょっと強めのカラーでアピールを上げたい時はブルーマロンやスカッパノンをローテーションします。

 

 

ブルフラットを使う場合の僕のタックルセッティングもご紹介しておきます!

ブルフラットのフリーリグ、ノーシンカー、バックスライドリグなどを使用する時

ロッド:ゲインエレメントGE-68MHR カバーエレメント【デプス】
リール:ギア比7.3のベイトリール
ライン:フロロカーボン14〜16ポンド

 

カバー撃ち特化型タックル

ロッド:サイドワインダーGP グングニルHGC-962HR/GP【デプス】
リール:ギア比7.0のベイトリール
ライン:フロロカーボン20ポンド

 

ブルフラット5.8インチのノーシンカーを使う場合

ノーシンカー
ロッド:ゲインエレメントGE-68MHR カバーエレメント【デプス】

リール:ギア比7.0のベイトリール
ライン:フロロカーボン20ポンド

ややワーム重さに対して力負けしないか? と思う方もいるかとは思いますが、5.8inchはどちらかというと、エッセンス的に使うことが多いので、ロッドの本数が増えてしまう専用タックルを組むという事をせずに、扱えるギリギリのタックルであえて使用しています。
ちなみにゲインエレメントシリーズは粘りがありトルクフルなブランクスが特徴的なロッドなので、フックが太く大きくなるブルフラット5.8インチでもロッド全体を曲げてフッキングできるので、私は愛用しています!

 

 

以上が、ブルフラットを使ったオススメリグなのですが、ボリュームや波動が欲しい場合はラバージグのトレーラーにしたりして使うのも面白いです。
最近、僕はそのラバージグとの組み合わせにハマっていたりします!

 

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