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生態からアプローチするタチウオ基礎講座

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タチウオ特集2019

釣りをする上でのポイント

狙うべき時期

日本列島の広範囲に生息しているタチウオの性格上、ポイントによって差異はあるのですが、シーズンインが「春」のエリアでは最初の群れで良型が釣れることが多く、その後は夏頃から冬まで成長過程のタチウオを狙うことができます。

ちなみに、サイズ狙いならシーズン序盤か終盤、数狙いなら晩夏-秋の最盛期がもっとも面白い時期になります。

一方、シーズンインが「初夏」のエリアでは、釣れはじめに小型のタチウオの回遊があり、その後は冬まで成長過程のタチウオを狙うことができます。

夏タチでは数狙い、最盛期の秋以降はサイズ狙いが可能です。

秋にシーズンインするエリアでは年を越しても釣果を望めるポイントもあります。

※船で沖にでればこの限りではありません

狙うべき時間帯

時間帯についてこれは釣行するポイントの水質により大きく変わりますが、水深が10m以上あり、濁りが強いエリアでは15時ぐらいからヒットする「デイゲーム」が成立する可能性があります。

逆に透明度の高いエリアでは日没前後からがヒットタイムとなり、ナイトゲームが主体となります

潮について

大潮は潮位差が大きいわりには潮流がある時間は短く、時合が短くなる傾向があります。

潮時表を見て、釣行日を選べるのであれば大潮後の中潮以降の小潮回りが狙いめ。

ただ、この小潮回りに1回潮が続くような時は、あまりよい思いをしたことがありません…。

天候について

曇天や雨天の場合、光量が少なくなり普段に比べてヒットタイムが早くなります。

また、風波のない「べた凪」状態よりも、若干風が吹き、波気がある時の方がショートバイトが少なくなり、フックアップできるタチウオが多いです。

どこから狙うか

タチウオシーズンになると、各ポイントではタチウオ釣り一色になるほど釣り人の数が増える。

で、タチウオ釣りというと波止で釣りを楽しむアングラーの数が多い分、波止からの釣りがメインなのかな?と思われがちだが、実は沖堤防へ渡船で渡してもらっても狙えるし、ボート釣りで沖へでてジギングやワインドで狙う方法もある。

ちなみに狙う方法やルアーなどはボート、波止、沖堤防はほとんど同じで、変わるとすれば水深によってルアーのウエイトを調節するぐらいだろう。

それぞれのシチュエーション別に特徴をいうと、まず波止の場合はヒジョーにお手軽。

タチウオの回遊がはじまると一斉にボコボコ釣れる時もあるし、場所によっては車を横付けできて荷物を持ち歩くこともないし、必要なモノがあればコンビニや自動販売機があればスグに買えるなどの利点がある。

次に沖堤防だが、渡船で渡ってしまえばタチウオパラダイスとはいわんばかりの外海を撃ちマクれる。

ベイトの回遊量もハンパないし、タチウオの回遊前に青物の回遊があるというのがウレしいところ。

当然ながら沖にあるのでタチウオのサイズもわりと大きめ!

夕マヅメ前に渡って、時合の終了とともに帰るという効率のよいタチウオゲームが楽しめるスポットでもあるのだ。

そして次はボート釣り。

ボートの場合は沖にでられるというだけでも有利だし、魚探が付いていればベイトの群れを探しだすことも可能となるのでタチウオの居場所は比較的絞り込みやすい。

ボートなら常にベイトを意識して行動できるので一度タチウオの群れにアタるとコンスタントにヒットが続く場合もあるのだ。

あとはコチラからベイトが溜まっている所にいけるので、日中でも楽しめるというのが◎!

みなさんのタチウオライフが少しでも豊かになれば幸いです!

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