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今江克隆のルアーニュースクラブR 第963回「神ワームの変遷と再起動するマッチョ」の巻

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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「スライダーワーム」、「ミートヘッド」に始まる系譜

さて、今週はちょっと懐かしのワームが、20数年ぶりにエバーグリーンから発売になるので、その詳しい使い方と特長を紹介しておこう、その名も「レジェンドマッチョ4インチ」である。

「エアリアル」と「マッチョ」、伝説の黄金コンビ。30年前も、今も現役最前線

バスフィッシング歴が25年を越えるアングラーなら、知らない人はいないとも言えるエバーグリーンの「マッチョ(正式名称:フラットヘッドミノーマッチョ)」。

その歴史は30年前、今USA・ZOOM社が出した「ミートヘッド」に始まる。

もともと当時の神ワームだった「スライダーワーム」が、ストレージの蓋にはさまれて扁平に潰れて放置されていたモノを、当時のアメリカ人が「もったいないから」と使ってみたところ異常に釣れたことから、そのワームをかたどり「ミートヘッド」は誕生したという逸話がある。

最大の特長はフラットなヘッド部分に対し、テールが「縦」に付いているクロス状のフォルムで、これがスライダーワームにはなかった「シェイク時の水推しとフォール時の水平スライドフォール」を生み出した

そしてその性質に気が付いた自分が、当時まだトーナメントでは知られていなかった常吉リグに最高の相性を見せることに気が付き、河口湖を始めトーナメントで大活躍。

歴史に名を刻む最強無敵の「ダウンショットワーム」として大ヒットした経緯がある。

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