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トモ清水「ガッ釣りソルト」ジギングマダイ攻略~フォールとタダ巻き~

連載:トモ清水「ガッ釣りソルト」
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トモ清水(Shimizu Tomo) プロフィール

20年以上ロッド開発者として釣り具業界に携わるスーパーマルチアングラー。ロッド開発を手掛けたブランドは、国内、海外、自社、OEM問わず、20社にも及ぶ。現場主義、実績主義をモットーに全国各地、世界各地、釣りに飛び回るガッつり系。常に自然と魚をリスペクトし、次世代の楽しいものづくりに挑戦し続け、世界トップクラスのロッド開発者を目指す。1977年9月生まれ。本名は清水智一(しみず・ともかず)

トモ清水「ガッ釣りソルト」ジギングマダイ攻略~フォールとタダ巻き~

マダイは通常のジギングでは、よほど高活性かイワシなどの小魚を捕食している時にしか反応しない魚。よってジギングでは偶然釣れることはあっても、狙って連続バイトさせるのは青物に比べて難しい傾向があります。

2018年5月に京都の京丹後での青物ジギング取材時に釣れたマダイ。ブリ爆釣中、スキッドジグのフォールに反応したのがこのビッグなマダイでした

メダイやイサキなどの魚も同様で、ワンピッチジャークで激しくシャクるジギングでは口を使わせるのは困難。そこでメインラインを細くしたり、ジグのウエイトを軽くして狙うライトもしくはスーパーライトなスタイルで狙うジギングが流行しています。

それらのタックルのライト化に加え、さらに進んでいる船宿があるのでご紹介したいと思います。

スキッディングメソッドをご存知でしょうか?

スキッドジグ発祥の地、新潟の柏崎アシストクラブで旬のマダイをスキッドジグで狙いにいきました

新潟の柏崎、アシストクラブという船宿で誕生したスキッディングメソッド。そしてこのメソッド用に開発されたのがスキッドジグになります。

SaltyStage Skid Jig

出典:ピュアフィッシング

アシストクラブに乗船する常連客は、ジグをまずボトムに落としてシャクリ上げる通常のジギングと呼ばれる動作はほぼしません。

船長の指示棚からプライマリーポジションを一度取って、そこからジグをサミングしながら落としこむスキッディングメソッドで、今までジグには反応が鈍かったマダイや沖メバル、アラなどの魚種を狙っていくのがスタンダードになっています。

関連動画

このメソッドは体力や筋力を必要としないので、楽に操作出来るメリットがあることと、非常にテクニカルで魚種によって狙い分けて釣ることも可能です。

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