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【ネギング対応NEWモデル】テンリュウ・ホライゾンLJ621S-FML誕生秘話Part.1【寄稿by舟木雄一】

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送られてきた写真から始まった「キッカケ」

初めてネギングの言葉を聞いたのは、何年か前の大阪フィッシングショーでのことでした。

当時、出展していた天龍ブースに足を運んでいただいた方から「ネギング向けにホライゾンLJがよい」という話を聞きました。

こちらはホライゾンLJのニューモデル

気になって調べてみると、島根県を中心として近隣の県でも人気になっていたようで、目を見張る釣果を出していたのです。

ライトタックルを使ったジギングスタイルで、キジハタやカサゴ(ガシラ)などの根魚から、10kgを超えるヒラマサまでをターゲットにしているらしく、これまで経験してきた釣法とは明らかに違いを感じました。

すでに一般的になっていたスロー系ジギングやローレスポンスジャークなどの要素も含むネギングは、ストラクチャーフィッシュに対して実に合理的な釣り方と言えました。そもそも「ネギング」という言葉は、根魚ジギングを略してネギングと言っていたのが始まりのようです。

2017年10月。天龍で行っている写真投稿のキャンペーン宛に、数枚の写真が送られてきました。

送られてきた大型ヒラマサの写真に驚いたのはもちろんですが、使用ロッドを見てさらに驚くことになるのです。

使用していたロッドは旧型のホライゾンLJ(HLJ631S-L)。

そして、その写真に写っている方は島根県の遊漁船「龍勢丸」の船長。ネギングを広めた本人だったのです。

そして、いざ「現場」へ

当然スタッフ間でも話題となり、ついに龍勢丸の門戸を叩くことになったのです。船長いわく、ネギングは本来ベイトタックルでの根魚ジギングを指しているようで、スピニングでのネギングを「スピネギ」と呼んでおり、ご当地ではスピネギで通っているようです。

7年程前からスピネギの効果を見出し、色々なタックルを試している過程でホライゾンLJに出会い、スピニングスタイルのネギングスタイルが確立されてきたと語っていました。

さて、実際にフィールドに出てネギングの本質に触れると、その効果の高さには驚かされました。島根の豊かなフィールドも後押ししていますが、この釣りを他のエリアでも試してみたくなったのです。

これをキッカケに、ネギングにも対応するモデル「HLJ621S-FML」の開発が始まることになるのです。(文:舟木雄一)

ホライゾンLJ新機種誕生秘話Part.2は4月24日に配信予定!

■HLJ621S-FMLスペック
レギュラーアクションのスピニング1ピースロッド。
・全長1.88m
・自重123g
・ルアーウェイトMAX150g、BEST100g
・適合ラインMAX20lb、PE0.8~1.5号
・ドラグMAX3kg
・価格33,000円

製品詳細ページ
https://fishing.tenryu-magna.com/offshore/horizon_lj.html

天龍(TENRYU)

1961年、六角竹竿加工業として下伊那郡鼎町下茶屋に塩澤製作所設立。1990年、株式会社 天龍に社名変更及び改組。創業当時、六角竹竿で一世を風靡し、1970年には日本初となるバスロッドを自社ブランドで発売。以降、カーボン素材を主軸に幅広い時代のニーズを先読みしたアイテムを輩出している。ソルトウォーターでは超軽量&高感度のSWライトゲームロッド「ルナキア」、ライトジギングでは「ホライゾン」が有名なほか、バス、トラウト、エリアフィッシング、さらにはテンカラなど、非常に幅広いジャンルでこだわりの強いロッドを生み出している。
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