今年も遂に開幕した東京湾の“ブレードゲーム”。
例年より早いシーズンインを迎え、フィールドは早くも熱気と盛り上がりを見せている。さて今回は、“メタルマジックシリーズ”の新たな引き出しとなる2モデルに加え、今年登場する注目の新作ミノー「ステップマジック 120s」などを交えたローテーション術を、先日の実釣模様とともにお届けする。ルアーごとの特長や使い分けのポイント、飛距離の秘密も解説するので、ぜひ今シーズンの釣行に役立ててほしい。

スタート直後、同船者にヒットをもたらした意外なカラー
出船して早々、同船者にヒット。
ヒットルアーは「メタルマジックスリム」(50g)の“ピンクバックグロー”だ。

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正直、筆者はサワラ相手のカラーではないと真っ先に外してしまっていたカラーである。驚きを隠せない状態で同船者に「なぜこのカラーを選んだのか?」聞いてみると、「白が良いのかグローが良いのかは分からないが、最近このカラーの強い場面があるんだ」とのこと。筆者もピンクバックグローを選んで投げてみるが、信じる心が足りないのかヒットさせることができない。



シビアな時こそ、巻き速度やカラー&レンジが重要視される
そうこうしている間に日はしっかりと昇り、充分な光量に。
なので、カラーをシルバー系の“UVマジシラス ”にチェンジしてキャスト。ブレードの釣りでは高速巻きのほか、ストップ&ゴーなどが有効とされているが、この日は超高速のタダ巻きが良かったようで、見事にヒット! タダ巻きと言っても超高速なので“ズダダダ巻き”と言っても良いほどのニュアンス。




ブレードの釣りは単調だと言われることもあるが、筆者はそうは思わない。
前述のように巻き加減によって食ったり食わなかったりするし、ヒットレンジも偏ることが多い。カラーに関しても、シビアな時は非常にシビアである。そんなことを思いながらカラーローテーションをしつつキャストを続けていると、沖に鳥山が発生した。
船長からも「それを上げたらすぐにあっちに行きましょう」と声がかかる。少しでも早く移動したい気持ちで必死でルアーを回収する。すると、ドンッ! という衝撃とともに竿が曲がった。「食っちゃいました〜」と言いながらファイトが始まってしまった。

必死の回収が大きなヒントに
必死の回収速度で食ってきた。
しかも、「少しでも早く回収したい…」という心で竿も立っていた。
この状況では、ルアーは表層付近を超猛スピードで走っていたはずだ。そこに食ってくるとなると、レンジ的にはミノーが良いのかもしれないと思い、今年発売される「ステップマジック 120s」に変更。

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「ステップマジック 120s」の特長は、ボディシルエットによる圧倒的な飛距離とジャーク時のダート幅である。「やはり食ってきた!…」が、痛恨のフッキングミス。メタルマジックシリーズは、リトリーブ中に食ってくるので、ほぼ向こう合わせのような感じだが、ミノーでは合わせのタイミングに少しコツがいる感じがある。間もなく再びヒットし、今度はしっかりとフッキングに成功した。

先ほど“ボディシルエットによる圧倒的な飛距離”と書いたのには理由が。
多くの釣り人が“重心移動システムが入っている=飛距離が伸びる”と思っているのではないだろうか? 筆者としてはそれは少し違って、“重心移動システムが入っている=飛行姿勢が安定しやすい ”し、“飛行姿勢が安定する=飛距離が伸びる ”という二段構えであると考えている。
もちろん、重心移動システムは飛距離向上の手段の1つだ。「ステップマジック 120s」にも重心移動システムが入っているが、それに加えて飛行時は特徴的なファットテールを先頭にして飛んでいくため、後方で空気の乱れが起こりにくい。このボディシルエットと重心移動システムがリンクすることによって、このクラスのミノーとしては他の追従を許さないほどの飛距離を叩き出すのである。

アクションはもちろん最高である。
軽く竿をジャークさせると、右へ左へとヒラを打たせながらダートする。バビューンとブッ飛ばし、ターン、ターン、ターンと飛ばしていると、ガッとなったりフッと感覚がなくなったりする。それは食った証拠で、タイミングを見て合わせを入れる。同船者も「ステップマジック 120s」にルアーチェンジし、次々とサワラをキャッチしていく。


オフショアでも独壇場“ショア”の名を持つもう1つのメタルマジック
もちろん、既存品の「メタルマジックショア」でもサワラをヒットさせている。

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「メタルマジックショア」は“ショア”と名付けられてはいるが、ボートからのキャスティングゲームでも非常に有効だ。ショアと命名された理由は、当時“メタルマジックTG”との差別化を図るため。陸っぱりはもちろん、ボートでも十分通用する。TGと比べると沈下速度には劣るものの、リーズナブルな価格は非常に魅力的である。


昨今のタングステン価格高騰により“メタルマジックTG”は一時生産休止となってしまったが、メタルマジックの持つ力は「メタルマジックショア」でも健在だ。
ツインフック仕様になり、各船宿カラーもラインナップ。アングラーのニーズをしっかり満たせるものになると思う。



スリムとショア、どう使い分ける?
「メタルマジックスリム」は名前の通り、細長い形状をしている。
真正面から見ると“メタルマジックTG ”と同じ幅になっており、水切り(引き感)のフィーリングも同様だ。これが引き抵抗の軽さにつながり、非力な筆者にとっては非常に重宝している。「メタルマジックスリム」なら60gでも一日中巻き倒せる自信がある。

とは言っても、マイクロベイトがメインベイトの時の「メタルマジックショア」の強さはハンパではない。このように、今年はメタルマジックシリーズを駆使しながら、「ステップマジック 120s」などのミノーを織り交ぜた戦略的なサワラキャスティングゲームを楽しんでみてはいかがでしょうか?



























































