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今江克隆のルアーニュースクラブR「プロップボール!?一番ショックを受けたのは自分だった…TOP50弥栄湖戦レポート」 第1290回

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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最大の手枷足枷

信頼できるルアーを純粋な手駒の一つとしてこだわりなく使いこなす藤川プロと、どうしても新しい何かで釣って勝ちたい、イマカツのルアーの力を証明したいというバスプロ兼開発者、バスプロ兼ルアーメーカーCEOとしての欲と責任感が自分には最大の手枷足枷になっているのかもしれない。

自分はもともと会社を大きくするため、起業家になるためにイマカツを作ったわけではない。

23歳から商社に17年勤め、人生を商社の社員で終えるのだろうと思っていたが、ひょんなことからその商社の力を借りて自分がバスプロとしての釣りを続けるため、釣りや練習にかかるお金を自由に使えるようになるため、(株)イマカツを作った。だが、いつの間にか、会社のためにバスプロをしている自分がいるような気がする。

いつの頃か、「俺の職業バスプロ」と言い切っていた青木大介プロがとてもうらやましく思えたことがあった。

バス業界にバスプロ兼メーカーCEOは数多くいるが、今も青木プロからは会社CEOとしてのにおいが全くしない。それが彼の最大の強さなのかもしれない。釣ることだけに徹底して貪欲であり、あらゆることをフィールドに出て試して自分のモノとしている。

今回の表彰式では東レカップということもあり、恥を忍んで自らインタビュアーを務めさせてもらった。その目的は青木プロを筆頭に若手プロたちの圧倒的な釣りの正体を、決勝で自分には手も足も出なかったデカバスハントの謎を、直接聞いてみたいという個人的希望が実はホンネだった。

過去の弥栄戦で青木プロが優勝した際に、ルアーの使い方のキモを表彰で話さなかったことがあり、今もモヤモヤしており今回は何としても全国のバスファンに向けてそれを話してほしかったのもある。それがTOP50を、バス業界を支えてくれている一般アングラーに対する情報還元の価値を何倍にも高めるからだ。

そんな自分の気持ちを知ってか知らずか、青木プロは今回のシークレットルアーを自らすべて隠さず公開してくれたが、それを聞いて一番ショックを受けたのは自分でしたわ…泣。

東レカップということで、恥を忍んで上位プロからすべてを聞き出すためにインタビュアーを買って出た。そこで明かされた青木大介プロのシークレットルアーには唖然としてしまった。常に時代の先手を取る柔軟な思考に感服させられた。

事前に近しい人物からそのテクを知らされながら、たかがバズり狙いのSNS発信奇天烈系リグと流してしまい、同様のものを一応はプリプラから持っていきながら一投も試すことをしなかった自分の頭の固さと思い上がりを猛省させられる結果になった。わざわざ極厚ラバーまで送ってくれたのにね。

たまたま今回のプリプラ前に昔からのピュアフィッシング仲間の那須大士朗プロがインスタでめちゃ釣れると激押ししていたプロップボール?リグ。プリプラに持っていっていたのに、ブッサイクなリグだなと1度も投げることはなかった…。

いくつになってもバスフィッシングは新たな発見にあふれている。

44年間ずっと最前線でバスプロをやっていても、常に学ぶことを怠ってはならない。今や若者こそが新時代の先生なのだ。

実は「FDガード」と同時に「ウィールヘッド」の考案者・元フィッシュアローの松本氏と、このジグヘッドのアップデートをイマカツでやろうと話していた。そして「プロップボール」まで練習前に試作しながら投げることはなかった。頭が固くなったらバスプロは終わりなのだ。奇天烈ルアーと神ルアーは紙一重、青木プロのルアーの本質を見抜く目、柔軟な思考にその圧倒的な強さの秘密を見た気がした。

今回の表彰式での話はまれにみる最高のお役立ちリアルトークショーだったので、JBには一般アングラーのためにもぜひノーカットでSNS発信してくれることを望みます。

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