近年、ルアーフィッシングの新たなジャンルとして急激な盛り上がりを見せている「鮎ルアー」。

かつては敷居が高いイメージがあった鮎釣りですが、ルアーの導入により、若手アングラーを中心に参入者が激増しています。今回はこのムーブメントを牽引する鮎ルアーシーンの草分け、株式会社カツイチの中川社長にインタビュー。鮎ルアーの魅力から始め方、そして川の未来まで、熱く語っていただきました。

①鮎ルアーの魅力

一番の魅力は、圧倒的な「手軽さ」と「短時間で遊べること」です。
従来の友釣りだと、朝早くからオトリ屋さんに行って、1日かけてじっくり釣りをするのが基本でした。でも鮎ルアーなら、オトリ鮎を買う必要がありません。だからこそ、仕事終わりの夕方だけとか、休日の空いた数時間だけといった「ショートタイム釣行」が成立するんです。
バス釣り感覚で川へ行き、ルアーを投げてサクッと楽しんで帰る。また、夕方ってけっこう釣れるんです。この現代のライフスタイルにマッチした手軽さが、今多くのアングラーを惹きつけている最大の理由だと思いますね。
ショートタイム釣行はもう一つメリットがあります。朝からポイントに入っている友釣り師たちは、けっこう帰りが早く14時~15時に帰る人が多い。その後はポイントが空いて釣りがしやすいというのもありますし、何より夕方は時合があり釣れやすい時間帯です。おまけにルアー釣りなのに、喰わせるんじゃなく、追わせて掛ける!今までと違った釣法でゲームフィッシフィッシングができるのが鮎ルアー最大の魅力でしょう!
②さぁ、鮎ルアーを始めよう!

何よりも最初にやってほしいのが、「行く予定の川(漁協)のホームページを確認すること」です。鮎ルアーはどこでもできるわけではなく、ルールが川ごとに細かく決まっています。まずはルアー釣りが許可されているエリアを探すことが第一歩です。
道具については、どんどん安価で良いロッドがでてきていますし、以前に比べるとかなり揃えやすくなっていると思います。リールは普段使っているスピニングリールでOK。ルアーは鮎専用のミノーを用意してもらって、あとは川に入るためのウェーダーやゲーターがあればすぐに始められます。初期投資を抑えてスタートできるのも良いところです。

もしあと一歩が踏み出せないなら、各メーカーや釣具店が主催している「体験会」や「セミナー」に参加するのもすごくおすすめです。ちょうどこの取材を受けたときに開催が決定した、弊社が後援している講習会がございます。ご興味ある方は是非ご応募お願いします。
鮎が追ってきて掛かるしくみや川釣りのマナーまで、現場で直接教わるのが一番上達が早いですし、おひとり様の参加者がほとんどですので、そこで仲良くなった参加者と釣友になって一緒に釣りに行けたりもします。

開催が予定されている「鮎ルアー講習会」


③鮎ルアーをやる上での注意事項~気を付けたいこと~

最も重要なのは「遊漁券(入川券)を必ず購入すること」です。川の環境や鮎の放流は、漁協の方々の努力とこの遊漁券の収入で成り立っています。オトリを買わない分、ここは絶対に守るべき最低限のルールです。
そして「天候の急変、急な増水」も川ならではの注意すべき点。決して無理はしないようにお願いします。
また、釣り場での「コミュニケーション」も意識してください。鮎の友釣り師の方々は、基本的に一つのポイントでじっくり粘るスタイルです。ルアーアングラーのようにどんどん釣り歩く(ランガンする)わけではありません。先行者がいたら、距離を十分に保ち、「挨拶をして、入ってもいいか一声かける」。これだけでトラブルは激減しますし、気持ちよく釣りができます。

技術的な面で言うと、「ルアーを遠投しすぎないこと」。鮎釣りは友釣りも含めて10メートル以内の近距離を丁寧に探るのが基本です。鮎竿1本分の長さですね。遠投は周りの迷惑になるだけでなく、根掛かりなども増えるので釣果に繋がりません。
④鮎ルアーの未来

今、皆様のご理解のおかげで全国的に鮎ルアーができる河川が増えてきていて、現在では100ヵ所以上の河川で鮎ルアーができるようになってきました。こういった漁協の多くはSNSや情報配信にも積極的で、遊漁規則等もネットで開示されています。遊漁券に関しても「FISH PASS」や「ツリチケ」などでスマホ購入できるようになり、川釣りの閉鎖的なイメージが消えつつあります。ルアー釣り専用区などゾーニングしている河川も生まれ、鮎ルアーがきっかけで鮎釣りや漁協の再編が急加速で進行しています。つまりは釣りのルールが明確化され、異端視されることなく堂々と鮎ルアー釣りができる環境に変化してきたんです。
また、鮎ルアー釣りは単なるブームではなく、「日本の川の環境と漁協を救う救世主」になる可能性を秘めていると考えています。ご存じの通り、河川の魚道等の整備や川の水質環境改善により鮎の天然遡上が増え続けています。まず食という観点から鮎自体が1年で30㎝まで成長し生涯を終える年魚であること、すごい魚だと思いません? 生物学的にも類をみない成長をする魚ですから、生態系を壊すとおもいきや、岩のコケを主食してるため、鮎の遡上が増えても川の生態系に影響がでにくい! もっと鮎という魚を食に活用するべきだという学者さんからの声も聞くぐらいです。本当に高い資源性をもつ魚と言えます。
加えてその高い資源性をもつ鮎を釣ると観点からも、今は鮎ルアーフィッシャーと友釣り師と接点が増え、お互いが釣り方や情報交換しあい新たな川のコミュニティーや挑戦などシナジー効果が生まれ始めています。当社がブランド発足時に思い描いた「ルアーアングラーと友釣り師が川で共存する釣り場の誕生」が現実となってきて、再び鮎という魚に向き合うことで、釣り人が川に増え、本当に川釣り全体が活性化してきました。こうなればプラスのスパイラルです。「釣り方は違えど 釣る魚は同じ!」 釣り人、漁協、釣具関係者が調和しリスペクトしあえれば、鮎ルアー釣りが起点となり、今後は川を取り巻く環境やの明るい釣りの未来へ繋がり、私の想像を超える新しい共創を生み出すでしょう!
⑤最後に
まずは鮎ルアーを通して川の魅力に気づいてほしいと思います。日本には素晴らしい自然、環境があります。せせらぎの音、冷たい水の感触、魚の躍動、いろんなもので成り立ち…改めて気付くことが、まだまだたくさんあります。
そして、ぜひ他の川遊びにも目を向けてみてください。 大自然の中で美しい魚と遊ぶのは、普段の釣りとはまた違った癒しと興奮があります。日本の川にはヤマメだけでなく、まだまだ固有種のゲームフィッシュがたくさんいるんです。実は川のチョイ投げ感覚でオイカワやカワムツなど簡単にルアーで狙う「チャビング」という釣りも新しく創生されてきました。

「川はだれのもの?」という童謡があり、生きてるすべてのもの♪川はみんなのもの♪という歌詞で曲が終わるんですが、子供達が歌っていると、川はいがみあう場所ではないよなって改めて思うんです。ルールとマナーを守りながら、きれいな川ですから、それ以上にきれいな釣り心で…(笑)
ぜひ日本の素晴らしい川を遊び尽くしてください!!!
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