今江克隆のルアーニュースクラブR「バスが飛べない!?銘竿『ワイバーン』と、最強へ向け変態進行中!?『ビーストボーン』」 第1284回
ビーストボーン エラストマー
そして、テスト品はまだまだたくさんあったが、その中でも今回また新たに大きな手ごたえを得られたものがあった。それが「ビーストボーン エラストマー」だ。

今回のロケのもう一つの目的がコレ。「ビーストボーン」第4弾プロトの実戦テスト。最初はスイミングでのテストをメインに考えていたが…。
昨冬、霞デザインの狩野さんの好意でリブートリメイクが決定した「ビーストボーン」。元々は自分が大好きだった元祖ギル型グライドワーム「バークレイ・ビースト」と、骨系ワームの元祖とも言える「ギルボーン」の進化系、今江的霞デザイン最高評価だった「踊る接骨院」を合体させたのが始まりだった。
こちらも「ワイバーン」同様、「もう速攻で完成!」かと思いきや、すでに第4弾プロトまで次々と変化変態を繰り返している。「ワイバーン」同様、優れたものほどその調和によって1+1が簡単に2にはならないということだ。1+1を4にも5にもしたいがゆえ、妥協は余計にできないのだ。

コロナ禍トラブルでやむなく廃盤になった霞デザインの傑作「踊る接骨院」を狩野氏の協力のもと、イマカツ流に完全リブート。似ているように見えて完全に一からプロトアップしすでに第4弾だ。第4弾では肋骨は16本に増えた。
しかしながら、今回の第4弾プロトは当初スイミング重視のモリケンリグ系でのテストを考えていた。しかしライブ映像を見ていると水深3m前後で追っては来るがあまり深追いせずに引き返すような尾っぽ動きをする映像が多くみられ、バスがテリトリーからあまり離れたくないように思えた。そこでリグを9gのフリーリグにしたところこれが大当たり、45~50cm前後の太いバスが次々と釣れだし、実に楽しい実戦テストになった。

フリーリグで「ビーストボーン」を使うと大爆発。全く離さないので飲まれないようにかなりの早アワセでもしっかり掛かってくれた。
今回の第4弾「ビーストボーン」プロトで強く意識したのが、あらゆるリグでの水中姿勢。

エラストマー化にあたって、最も配慮したのがあらゆるリグに対する水中での姿勢制御の方法。見えない工夫が実は随所に施されている。
エラストマーワームはその抜群の浮力の影響で、スイミング中やボトム静止時に逆立ちしてしまうことが多い。その浮力を殺し過ぎずに姿勢を制御できる工夫を施したのが今回のテスト品だった。こちらも「ワイバーン」同様、まだ詳細は明かせないが、一つ明かせるのはエラストマー製ながら、腹部のアバラ部分のみ、半身に高比重ソルトが充填されていることで、重心を取りやすい仕様に変更されている。この姿勢制御効果で、モリケンリグ系でも水平姿勢で泳ぎ、壁や立木に引っ掛けても逆立ちせず水平姿勢をキープしながらアバラ骨が細かく震えるように、またフリーリグでボトム放置しても逆立ちしない40度程度の角度でサスペンドさせられる仕様に設計している。

いわゆるモリケンリグ系にリグったときもエラストマーワームは逆立ちしやすく、水中でのスイム姿勢はとても重要。「ビーストボーン」はあらゆるリグの水中姿勢にこだわって開発している。
この姿勢はこの手のワームではとても重要な要素になっていると感じており、その効果が今回間違っていなさそうだと多くのバスの反応を見て確認することができた。同時にパドルテール状の「ビーストテール」にも大好きな「ブシドー」の抵抗板を加えることで、スイミング時のテールアクションが格段にアピール力を増した。
もうこの時点で1+1は十分に3以上になったと確信できる結果だった。

久々の金砂湖を満喫できた「ビーストボーン」の最終一歩手前の実戦テスト。今回は9gフリーリグが大当たりだった。
しかし、なんでも一度行き過ぎてしまわないと納得いかない自分の性格が悩ましい。今回のテストでまださらに改良したい欲が出てしまい、さらに3カ所も改良変態化させることを決めた。
一つはアバラの本数をさらに増すこと、2つ目はブシドーテールをもっとデッドスローでも動くように改良、3つ目はかねてから最後に試してみたいと考えていた不遇の名作「ドレッドホッグ」の心臓部を「ビーストボーン」に移植することだ。
はたしてさらに時間がかかる次の最終プロトが、「踊る接骨院」+「バークレイ・ビースト」+「ブシドー」+「ドレッドホッグ」=「ビーストボーン最強形態」になるのか、それとも行き過ぎてまた元に戻ることになるのか、その最後のプロトが弥栄ダム戦に間に合ってくれれば、また公開しよう。

最終トライではずっとどう組み合わせるか考えていた「踊る接骨院」×「バークレイ・ビースト」×「ドレッドホッグ」の3大奇天烈ワーム大合体になる予定だ。



















































