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GWゴールデンウイーク釣行でボコるための必殺ルアーはコレ【水野浩聡のワンモアフィッシュ】

連載:水野浩聡のOne more fish
寄稿:水野浩聡
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こんにちは、水野 浩聡です!vいよいよGWが始まりましたね!v最大で11連休の方もいるとか?
地元東海エリアでも長期休暇の方がかなり多いそうで、平日となった4月28日や4月30日でも、各所の駐車スペースやアングラーズパークが軒並み満車になるなど、かなりの数のアングラーさんで賑わっていました。

僕も連日、大江水系に出撃していましたが、現場ではたくさんの方々と情報交換したり、お会いすることができました。

水野浩聡(Mizuno Hiroaki) プロフィール

生まれ持ったセンスと岐阜県・東濃野池群通いで培った無数のテクを武器に、全国各地のオカッパリフィールドを走り回る日々を送る。とにかく楽しむエンジョイ系フィッシングが大好物なアングラー!ジャッカル・プロスタッフ。

 大江川水系・全域に広がる「代かき濁り」

そんなGW中の大江水系ですが、田んぼの代かきの影響で、ほぼ全域に強い濁りが広がっています。

代掻き(しろかき)とは、田植えの前に、田んぼに水を入れ、田んぼの土を砕いて、土を均一にする作業です。トラクターなどで土を攪拌し、泥状にすることで、苗の生育を良くし、肥料や雑草の対策にもなる作業。その代かきした水は濁っているので、釣り的には釣果や攻めに影響のある現象になります。

 

最初は東大江川から始まったこの濁り。西大江川は比較的マシで見えバスなども確認できていたんですが、GW初日にはしっかりと濁りが入りました。

晴天・無風時には、浮いたアベレージサイズのバスや、ポストスポーンと思われるバスが目視できることもありますが、ひとたび風が吹いたりローライトになると、そういった光景はほぼ見られなくなります。ということで、GW以降はこの濁りにどう対応するかが釣果を分ける最大のポイントになると思います。

 濁り対策に「ある程度」の存在感を!

まず、この濁りの中では、ルアーにしっかりとボリュームと水押しを持たせることが重要です。
とはいえ、バスの季節感的にはスポーニングやポストスポーンの個体も多いため、ただ大きければいいというわけではありません。“ある程度”の存在感を持たせつつ、狭い・短い移動距離の中でしっかり誘えるルアーが理想です。

「キングジミー ヘンジ」が大活躍!

そんな中、今週本当によく釣れていたのが、発売されたばかりの「キングジミー ヘンジ」。

【キングジミーヘンジ】シリーズ最大!巨大なジミーヘンジが2025年4月登場!

名前には“キング”が付いているし、ワームの見た目はなかなかファンキーですが、水中ではちょうどいいボリューム感で、濁りとスポーン期にばっちり対応してくれます。

リグ的にはフットボールヘッド7gにスクイーズメタルガード3/0の組み合わせが◎!

これを使って…!
・カバー撃ち
・カバー内で吊るす
・地形変化をズル引き
・沈みモノ付近でのシェイク
…といった使い方ができ、とにかくこれ一つで多くのアプローチが可能です。

釣りも非常に楽というか、さまざまな条件に対応しつつテンポよく探っていけます。ただし、「ここぞ!」という変化に対してはロングシェイクを入れたり、角度を変えてアプローチするなど、濁りによって死角ができやすい状況で、しっかりバスにルアーを見つけてもらえるような丁寧な攻めも必要です。

 

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キングジミーヘンジへの反応がかなりよかったです!

 

キングジミーヘンジの現場でできる簡単チューニング

さらに、個人的にはこの濁りに対応するために、現場で簡単にできるチューニングを施しています。それが、全方向に生えたキングジミー ヘンジの手足の先端だけを、マーカーを使ってチャートカラーに染色する方法。

イレグイマーカー」や「スパイクイット」などは釣具店でも手に入りやすく、濁り攻略の簡単な一手間なのでぜひ試してみてください!

 

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普段あまりカラーに強いこだわりはありませんが、この極端な濁りの中では、アングラー側でやれることはやっておく…という感じです。

実際、連日かなりの釣果に恵まれているので、このチューンを嫌っている魚は少ないと思います。

 タックル紹介

僕の使用タックルは、

ロッド:ポイズンアドレナ 168M+
リール:メタニウムDC 70HG
ライン:レッドスプール 16lb
いわば「右腕」のような存在のセットです。
足元のカバー周りだけを丁寧に撃つスタイルなら、アドレナ165MHなども取り回しが良くてオススメですよ!

 巻き物も有効!キモは「当てて巻く」

また、この濁りの状況下では強めの巻き物にも反応があります。
スローな展開が優勢なスポーン期ですが、すべてのバスが同じ進度ではないため、アフターやセミプリ、プリスポーンの個体がフィーディングに入ったタイミングでは巻き物でもよく釣れます。
ここでのポイントは、カバーやボトムにしっかり当てて使うことと、良いスポットには角度を変えてしつこく当てていくことです。
濁りの中では、何かしらのモノにタイトに付いているバスが多く、強めの動きをピンポイントに持っていかないと反応しません。一瞬で通過してしまう釣りなので、何度も通す必要があります。

👇プロトクランクでの一本

 濁りでも釣れる!楽しい展開に

ということで、個人的にはバスがはっきり見える状況よりも、こうした濁りの方がむしろ楽しいとさえ思っています。
ライトリグを使っても「一体どこで投入すればいいのか?」と途方に暮れるほどの濁りなので、こういうときは思い切ってベイトタックルを片手に、上記の要素を満たしたルアーで釣りに振り切ってみてください!
結果的に、良い魚に出会える可能性が高いはずです。

 最後に

安全第一、マナーとモラルをしっかり守って、楽しいGWの釣りを楽しんでくださいね!

 

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