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異常気象の2018年を降り返る「上半期」②

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7月29日~逆進台風

台風は西から東へという常識が覆される。7月24日に発生した台風24号は伊豆方面からやってきて29日に伊勢に上陸して九州に向かい、2日以降に中国大陸へと向かっていた。
琵琶湖でも西からやってくる台風ならば、東風からはじまるものが、いきなり北西風が吹き荒れて、その後台風が遠ざかるにつれて東風となり、台風の前も後も、風向きが異なる展開となった。
この台風でもウイードが飛ぶこととなったが、その後の台風に比べれば被害は少なかったのだが、その段階では誰もその後のことは予想できていなかった。

7月下旬~8月 異常高温

8月になり異常高温で水温は33度に。高温で貝類、小型魚の死滅が目立った

気温40度というのが全国的に普通となった真夏。台風通過後から8月のお盆にかけて猛暑という次元を通り越して、酷暑、災害レベルの高温という状態となった。全国で熱中症による救急搬送者が増えて外出することすら危険な夏となった。
この猛暑の影響で農作物の値段は高騰、自販機では飲料が先の豪雨被害とも重なり生産が追いつかない事態となった。琵琶湖でも猛暑となり、湖上は炎天下で熱中症対策が間に合わないレベルになり、日中のアングラー数が減少した。
それでも、ようやくウイードの成長がはじまり、8月の中旬にはカナダモドームでのパンチショットリグ(リーダーレスダウンショット)が全盛期を迎えて、ようやく夏らしい本格的シーズンとなった。
ただ、厳冬、全開放流と夏を迎えるまでの影響により、メインチャンネル側にウイードが少なく、パターンが成立していたエリアが東岸寄りの水の当りにくい下物、北山田、西岸側では浜大津となっていたのが印象的だった。

真夏となりウイードの成長とともにパンチショットリグ(リーダーレスダウンショット)が炸裂。ここでようやく本来の季節感が戻ったかと思われたが…

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