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減水&透明度上昇モード!南湖&北湖の食わせ方②

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「クリアな水対策」

一方、北湖では濁りの入る条件が皆無に等しい。流入河川は水道水レベルの透明度で、北湖の水は寒波が数日止まれば完璧なクリアウォーターとなり、水深5㍍レベルまでボトムが目視できる。
こうした条件で波動の強いハードルアーを投げるよりもワーム系の展開が中心となってくる。水深自体は北湖の場合それほど問題ではなく、50㌢低下しても水深が10㍍前後で勝負となるので、何も変化はない。
問題となってくるのは「食わせ方」。水温が高い時期ならば、バスは上下にレンジがズレていても、活性が高くて追いかけてくるので問題はない。しかし、水温が15度を切ってくると透明度の上昇で中層に浮いたバスがレンジの異なるルアーに食いつくことは少なくなる。
そのため、クリアな時の無風コンディションで中層にバスが浮いている時に、シンカーの付いたリグをボトムに置いていても反応が薄くなる。

水温が15度を切ってくると透明度の上昇によって中層に浮いた魚はレンジが異なるルアーに食いつくことは少なくなる

そこで、ルアーを中層に浮かせることが必要になり、なおかつスローに動かすことができるネコリグ、ダウンショット、ミドストが効果的となる。もちろん、ボトムに付いている時ならば、ラバジ、ヘビキャロ、テキサスもOKだが、クリアであればあるほどバスは浮きやすい。さらに無風が重なるとレンジは上がりやすい。水温的には10度を超えている時期だけに、レンジさえ合えば2ケタは余裕であり、北湖だけでなく南湖でもクリアであれば同様のパターンは効果的だ。
あとはジャークベイト、ビッグベイトでレンジを合わせていくパターンとなる。クリアだけに見切られやすいので、ジャークベイトで反射的に見せてポーズで食わせるか、ビッグベイトも柱などのストラクチャーで隠してから見せるなどの工夫がないと見切られることになる。

クリア対策として南湖は横方向、北湖は縦方向を強く意識!

こうしたクリアになった時の対策というのが必要となっており、見せすぎず、見切られないようにレンジを合わせるという工夫が必要となっている。特に北湖の場合はレンジが合わないと食わせられない。南湖ならば横方向に5㍍ルアーがズレていて食わないのが理解できるように、北湖で5㍍にいるバスに10㍍ボトムのルアーを食わないのも理解できるだろう。
水温が下がってきている時期だけに、南湖では横方向に、北湖では縦方向にバスとルアーの位置を合わせることを考えるのが必要となってきている。

北湖でクリアな場合はミドストで。ワイルドサイド(レジットデザイン)64ULで中層を漂わす

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