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【擦れに強いだけじゃない】シマノ「ハードブル 8+」はいろんな可能性を感じさせてくれるライン

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ハードブル 8+。それはシマノが満を持して市場に送り出すPEラインの新シリーズ。

防弾チョッキや登山ロープで使われているHoneywell社のSpectra®という素材を採用し、PEラインの決定的なデメリットであった「擦れ」を克服したという画期的なライン。

シマノ公式「ハードブル 8+」詳細ページはこちら

加えて、そのハリやコシはキャスト時などのトラブルを抑制し、またスピニングリールだけでなくベイトリールでも使いやすい。

え、そんなに良いの?…という訳で、たまたま直近で釣行予定のあった“ライトジギング”で使用してきた次第。

良い

結論、良い。良かったんです、実際に使ってみても。

オフショアなので擦れなどを比較するのは難しかったのですが、それでも恩恵はけっこうあるなぁという印象。

独特のハリ・コシがあってトラブルが少ない

個人的に、今回の釣行で一番メリットに感じたのはコレ。

当日の状況は渋め。大きめの潮だったので潮流はそれなりで、ドテラで流していくと底取りが難しい。かといってジグを重くするとシルエットが大きくなるからか食わない。

そこでギリギリのウエイトを使用、なんとか着底を取ろうとロッドをさばいてラインを送っていくのですが、その際クタッとしたラインだとどうしてもガイドに絡むんですよね。ドテラの場合、正面から風を受けることも多いので特に絡みやすいというのもあって。

渋い状況だからこそ手返し良く探りたい→でもヘビーなウエイトじゃ食わないのでギリギリまで軽いウエイト=フォールが遅いジグの使用を余儀なくされる。で、落とす毎にガイドに絡むとなると…そのストレスは計り知れない。

このライン、ハリ・コシが独特でガイドに絡みづらいんです。

切れ端を持つとピンと立つ

ハリやコシが強すぎては、それはそれでキャスト時とかトラブルになりかねないと思うのですが、そのギリギリというんでしょうか。ガイドをスルッと乗り越える。

もっといえば、そのハリ・コシの強さからハーフヒッチなどのノットも組みやすくて、なんならグローブを付けたままでもカンタンなノットなら組めるレベル。

トラブルが少ない、ノットが組みやすい。その辺りが特に個人的には大きなメリットだなぁと思ったわけです。

強い

強さに関しては大きな魚を獲れた訳ではないので、まだまだ要検証…と言うところですが、1.2号にリーダー8号のタックルでサワラや、50cm程のアオハタをドラグ強めのゴリ巻きで難なくキャッチ成功。

なんだ、それくらい…と侮るなかれ。先に気付けよという話なのですが、直前のオマツリでラインが毛羽立っていた部分があったので、これはこれでよく獲れたなーと。

オフショアにて初めて使用した印象としてはそんな感じ。

これでさらに“擦れ”に強いとくれば、チニングやロックショア、エギング、ロックフィッシュ、バス…いろいろ可能性が見えてくる訳で。折しもいろんな釣りモノがハイシーズン目前。あれこれ釣行予定ですので、今後の情報もお楽しみに!

シマノ(Shimano)

1921年創業。1970年に「レジャーを通して人々の健康に寄与する 」という企業哲学のもと、釣具事業部が発足。リール、ロッド、ルアー、用品などクオリティの高いアイテムの開発、製造、販売までを行い、釣具の総合ブランドとして、国内外問わず多くのファンを抱えている。独自の技術も数多く、世界に誇るジャパンクオリティを提供し続けている。