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エギ王Kの新色シリーズ第2弾「トラトラピンキー」はなぜ、どうやって生まれたのか/川上 英佑

寄稿:川上 英佑
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2024年春、2か月にわたって順次発表される、シチュエーション別攻略がコンセプトのエギ王K新色シリーズ。

その中の第二弾として3月上旬に「トラトラピンキー」が公開となりました。

ヤマシタ公式「エギ王K」詳細ページはこちら

目の覚めるような鮮やかな色だけを使ってデザインされたトラトラピンキー。今回は4月上旬発売となるトラトラピンキーについてご紹介します。

川上 英佑(KAWAKAMI EISUKE) プロフィール

ショアをメインにオフショアからのエギングにも精通するYAMASHITAエギングマイスター。 エギング歴は20年に及ぶ。エギングが認知されてまだ間もない頃からYAMASHITAのプロスタッフとして活動、その活動範囲は国内外問わず幅広く、東南アジアからオセアニア、ヨーロッパ、南アメリカと世界中に及ぶ。また世界各国でエギングを行い、またエギングセミナーを開催。ロジカルなセミナーは海外でも人気が高い。

コンセプトは「マヅメ・ローライト」攻略

今回発表された新色の第二弾のテーマは「マヅメ・ローライト」

第一弾のナイトゲームに有効なカラーとしてリリースされた“ボルカノロック”に続いて、マヅメも含むローライトのシチュエーション攻略がコンセプトの「トラトラピンキー」。ピンク・オレンジの視認性の高い背色に、エギ王Kでは珍しいピンクボディ。更に柄にも明るいカラーとトーンの暗い朱色を配色することでよりインパクトのあるアピールカラーに仕上がっています。

ピンクボディは朝・夕マヅメの太陽光が色付くシチュエーションの中で、より遠くまで届くマヅメの光量・色に馴染むボディカラー。更に輝度の高いピンク・オレンジのグラデーションの背色が小雨や曇天時などの光量が少ないローライトなコンディションでもしっかりとした視認性を約束してくれます。

マヅメやローライト時にありがちな、偏光グラスを外そうかどうか…という時間帯にアングラーの集中力を切らさず、その存在を伝えてくれるハッキリとしたカラーリングはピックアップ寸前にエギを確認しやすく、マヅメで活性の高まった、岸近くまで追尾するような個体との駆け引き時にも頼りになります。

過去に存在していた「ピンクボディ」

実はこのピンクボディ、エギ王Kデビュー時の初期の定番で存在していました。

そのカラーというのが、チェリーピンクとピンクボディの全身ピンクとして当時支持を集めていた「ワイルドベリー」。

ワイルドベリー

ボディカラーのトレンドが移り変わる中で、惜しまれつつ定番から去ったカラーでしたが、そのワイルドベリーの系譜を持つカラーとして、より強力に視認性が高められたマヅメ攻略カラーとして「トラトラピンキー」が生まれました。

ピンクボディが得意なシチュエーションは太陽光が白から金、そして赤へと変化するマヅメ。ピンクボディは言わば金と赤の中間色。エギのアイが紐だった時代のYAMASHITAのエギにも実はピンクの下地が採用されていたモデルが存在する程、実績の高い歴史ある下地です。

エギ王Kシリーズのマヅメ・ローライトに特化したシチュエーション攻略モデルとしてデビューする新色第二弾トラトラピンキー。4月上旬よりいよいよ出荷開始となります。

ナイトゲームマヅメにもプライムタイムが広がる春シーズン。期待を込めたマヅメ時に仕事をしてくれるカラーです。

関連動画

出典:YouTubeチャンネル「YAMASHITA Maria」

ヤマシタ

「ヤマシタ(YAMASHITA)」は、神奈川県横浜市の老舗釣具漁具メーカー「ヤマリア」のエギング、イカ釣り、タイラバ、タコ釣りなど、海釣り用品に特化したブランド。特にエギングへの造形は深く、エギのスタンダートである「エギ王」シリーズや、「ケイムラ」カラー、「490グロー」カラーなどを送り出し、最新のテクノロジーでエギングの世界を変え続けている。