世界中の様々なターゲットに標準を合わせたロッドをリリースしているツララ。

そんなツララから2024年海抜高度1269m、日本屈指の高さにある湖“中禅寺湖”に住まうレイクトラウト用ロッドがリリースされます。

Staccato88MLTS-HX（スタッカート88MLTS-HX）【ツララ】

「Staccato88MLTS-HX（スタッカート88MLTS-HX）」の故郷である中禅寺湖の釣りにおいて重要なファクターは“林を歩く”ということ。これは中禅寺湖でなくても釣り人にとって「自分の足で歩いて探す」というのは魚と出会うための最重要なことです。

魚を探すために歩いていく中で、木々の中や狭い路地、ブッシュを抜けるといった行動の中で、絶対に邪魔にならないギリギリのレングスとして、センターカット2ピースの8ft8inという設定になっています。

また、レイクトラウトを主眼に開発されていますが、ツララらしいブランクス設計によって、シーバス狙いでも使用可能。“旧い素材”と“新しいセッティング”が交わったツララらしい懐の深いロッドに仕上がっています。

Model	Action	Length (ft)	Folded Length (cm)	Rear Grip Length (cm)	Rod Wt. (g)	Mono Line (lb ,MAX)	PE (# ,MAX)	Cast Wt. (g)	Price (¥ ,税別)
Staccato88MLTS-HX	RF	8’8″	134.5	32	159（サンプル数値）	16	1.5	4~24	69,000

ツララ公式「Staccato88MLTS-HX」の詳細ページはコチラ

郷愁を誘う最新ロッド

「Staccato88MLTS-HX（スタッカート88MLTS-HX）」は、近年のハーモニクスシリーズから姿を消しつつあるオールコルクのグリップを搭載。

コルクグリップの効能として軽くなる軽くなるということはもちろんですが、釣りをしているその自分の手の中にある時、水辺で休む際立てかけている時、「何処の水辺にあっても違和感なく一緒に居られる」そんなロッド外観として、コルク素材の温かみを重視し、コルクグリップが採用されています。

トラウト系の特徴的な噛みつくバイトに対応する柔軟なティップ。ベリーからバットは口切れ、身切れでのバラしを回避するための、強すぎないギリギリのパワー。パワーファイトではなく、魚との「対話」を求めるアングラーのための、ギリギリのセッティング。

これを突き詰めた結果、懐かしいレイクキャスティング系のロッド群を想起させるような、曲がる竿にナローでタイトなPEセッティングという組み合わせになっています。

ブランクスの持つパワーを最大限生かすストローガイドセッティングを搭載。ただ、身切れや口切れを防ぐために、少しガイド数が減らされており、張りとしなやかさが共存するロッドセッティングに仕上がっています。

キャスティングウェイトとバランス

3gのスプーンの巻きから20g前後スプーンのデジ巻き、10センチ以上のフローティングミノーの巻きやトゥイッチをする為のバランスの味付けになっています。

ロッドの曲がり以外にも、その柔らかさに対しての芯となる部分をストローセッティングのタイト感がフォロー。キャストの際や一度魚が掛かればロッド全体で魚との「対話」を楽しめる設計です。

PE0.6〜1.5号　モノフィラ10〜16ポンド　リーダー12〜20Lb

「旧い素材」と「新しいセッティング」がうまく混ざり合って出来たスタッカート88 by 福田雅宏

「Staccato88MLTS-HX（スタッカート88MLTS-HX）」は、ツララだからといって特に「モンスター」と戦う為のロッドではありません。ご存知のとおり中禅寺湖は簡単なフィールドではありません。

解禁すれば毎日のように釣り人が訪れ、週末となれば湖畔は釣り人達で賑わう人気フィールド。

そんなハイプレッシャーな中での魚との出会いの可能性の一つひとつを少しでも高めるために、小さいものだと3gのスプーン、5センチのミノーを駆使して狙う時もある。それらを誰よりも彼方へ投げたい。そんな止水スペシャルなロッドを作ったつもりだったのですが、いつの間にか本当に自分の普段の全ての釣りにマッチするロッドになっていきました。

自分自身が初めてプロデュースするロッドだからこそ、「自分が狙う魚をこのロッドで釣りたい」と思うようになり、いつしかシーバス釣りにまで使えるようになってしまったのは嬉しい誤算でした。

それはツララだからこそ出来たことであり、ツララだからこそできたロッドなんだと思います。「どんな魚の横に並べても恥じないロッド」であるために。

ロッドと人も出会い。魚と人も出会い。それは一生に一度であり、その機会は二度とは来ないかけがえのないものです。
一人一人を。一尾一尾を。大事に想い、向き合っていきたい。そんな想いを込めて作ったのが「Staccato88MLTS-HX（スタッカート88MLTS-HX）」 です。

柔らかく、強いこのロッドを手に取った人は、もしかしたら何処か「懐かしさ」を感じるかもしれない。「新しい」と感じる人がいるかもしれません。

エキスパートの方ほど、きっと過去に使ってきたロッドを思い起こすでしょうし、ビギナーの方でさえ手に馴染む使い心地が不思議に思えるかもしれません。

しかしひとたびラインを通すと、弛みが起きないストローセッティングのシャープなイメージ伝達で思う通りに、思うコースをトレースできていることに、新しさを感じてもらえると思います。ぜひこの竿と、魚との出会いを体感してみてください。