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平村尚也コラム【琵琶湖リサーチ】水質回復 放流量UPで釣果回復傾向①

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=今度は台風21号=

る。執筆時が4日の午前の段階でこれから台風を迎える琵琶湖は凪の状態。いかにも釣れそうなローライトコンディションだが、湖上にはボートはいない。現在も暴風警報がでており、風速50㍍クラスの予報がでているだけに、釣りどころの騒ぎではない。

=瀬田川堰の放流量アップで水質回復傾向=

台風前から琵琶湖南湖の釣果は復活傾向となっており、ライトリグでもバイトが増えてきた。これはゲリラ雷雨などの影響を受けて増水したことから瀬田川堰の放流量が8月末から120㌧、200㌧と増えて、南湖内の水質が回復しているからである。
見ためには濁りが入っており、水は綺麗には見えないが、お盆の頃のバスクリンのような抹茶色から麦茶のような茶色系の水質に変わっており、朝晩の冷え込み、暴風でのターンオーバーはたまに見られるが、アオコ系の濁りがなくなってきており、実質的には水が綺麗になりつつある。

水の色も抹茶から茶色に。濁っているが、実はお盆の頃とはかなり水は違う。その変化に気付けるか?

それに瀬田川堰の放流量が15㌧とずっと止まっていた8月中とは違って、120㌧、200㌧と水が動くことが要因となってバスのバイトが増えてきている。

=透明度が上がることでワーム系へ=

瀬田川堰の放流量が増えることによって、北湖からクリアな水が入り込むようになり南湖内の透明度が少し上がった。これまではチャターベイトを沈めても10㌢程度で見えなくなっていたものが50㌢程度は見えるようになってきた。南湖の透明度だけでいえば5倍はよくなっているのだ。
こうなると、パターンは少しずつ変わってくる。これまでは濁りのあるシャローでのチャターベイトというのがお盆明けからの人気パターンとなっていたのだが、濁りが薄くなるとチャターベイトというのは見切られることが多くなる。チャターやスピナーベイトというブレードの付いたギラギラ系ルアーの難点は透明度の高い時には見切られる点だ。

少し濁りの取れたシャローはスイミングジグで。ゲストさんがPDチョッパー&アンモナイトシャッド

そこで、新たに釣れだしたのはスイミングジグ、テキサスリグのマキマキ、ライトリグなどのワーム系のパターン。これまでは濁りのある南湖で活躍していなかったワーム系、特にライトリグは濁りの中で見えなくなり釣果が下っていたのだが、最近になって投入してみると半日で2ケタ釣果が望めるぐらいにバイトがでている。

透明度アップで、ライトリグの釣果が上がる。ネコシュリンプ

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