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今江克隆のルアーニュースクラブR「初公開『クジャラ』!この冬の最強釣法とダークホースを紹介」の巻 第1172回

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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新製品総力特集2024

いよいよ2023年も師走に突入。

ここ2週にわたって晩秋の定番的釣り方二選を書いてきたが、今週は冬の最強釣法と、この冬期待のダークホースを紹介しよう。

やはり、アラバマリグ

メタル系にデロン系、初冬の定番に加えて近年最も安定した冬季の釣果を各地で残しているのは、やはり「正統アラバマ(リグ)系」だ。

それもそのはず、ブレードアラバマとは決定的に違って、まずアラバマリグは、そのフックの多さからショートバイトに対する掛け率が驚異的に高い。

しかも、メタル系並のフラッシュと浮き上がりにくさからスピナーベイトでは不可能な水深をいとも簡単に通すことができ、さらにはカバーコンタクトに対する防御力は、無双に近いものがある。

それに加え「バマスト」とよばれるスラック&シェイクを加えたリトリーブでは、複数のメタル系にも匹敵するアピール力と、デロン系にも勝るとも劣らない縦方向への柔軟な水押しアクションを、強烈かつ簡単に誰でも出せてしまう。

もともとアラバマリグ自体が、漁師が冬季(アラバマ州には冬季がある)にいろんなフィッシュイーターをまとめて釣るためにトローリングで使っていた仕掛けをトーナメントに持ち込んだという説もあるほど、「獲る」能力に関しては突出したものがある。

ライブスコープ修行のために毎週高山ダムに通っている河野プロ。今週は「ハドルスイマー2.4インチ」をセンターにつけたリトルアンブレラリグのボトストでグッドサイズをキャッチしていた

バマスト

イマカツでは「ハドルスイマーエラストマー4インチ」が、表層直下のバマスト爆発的人気で現在も入手困難になっているほど、アラバマの衛星具としての浮力、フラッシュ効果、ロール効果、そして耐久力の面で最強無双のアラバマ用ワームになっている。

「ハドルスイマーエラストマー4インチ」は高価だが、専用パッケージでクセがつかないように保管すれば、ロストしない限りは3パック(12本)もあれば1年間使えるほどの耐久性をもっている。

シークレットな話としては、「ハドルスイマー」などのエラストマー系ワームのフラッシュタイプは、フラッシュ塗装の表面が剥がれてきてからが実は真骨頂で、抜群の水馴染みとナチュラル感が出てくる。

今江的には「ハドルスイマーエラストマー」、「ハドルファットフライエラストマー」は、最初から指でボディをこすってフラッシュ塗装を最もバスの反応がよい「半剝げ半透明状態」にして保存し、現場ですぐ使えるようにするのが、鉄板になっている。

ちなみにアラバマリグは、高価だが実は結構自分で自作できるので、巨大な傘からライトワイヤーの傘、ショートアームの傘などを自作し、多くの人が使う定番の大きさに変化を付けることで差が出ることもある。

桧原湖スモールマウス用に自作したコンパクトアンブレラに「ハドルスイマー2インチ」と「ハドルスイマー2.4インチ」のジグヘッドを衛星セット。この大きさだと大型ラバージグ?のような感覚でボトス トできる。ワイヤーの傘は慣れれば誰でも自作できるので、冬の暇つぶしにお店で買えないオリジナル傘を作ってみるのも楽しい

使い方のポイント

使い方の重要なポイントは、いまやアラバマを巻くだけで使う人は少数派で、表層直下から水深10mのボトムまで「バマスト」で使うことが常識になっている。

ただ、この「バマスト」におけるロッドワークの振り幅やピッチの流派は人それぞれで、強く瞬間的なロッド入力によるスラック発生効果で跳ねるようにストるプロもいれば、柔らかいストロークでフワフワ泳がせるプロもいる。

超細かいシェイクからの跳ね上げが自分の得意技で、特に「ボトスト」では効果的だ。

いずれの流派でも、基本は自分が狙いたい水深レンジを「できる限り水平に、よりゆっくり定速で通せるバマストのロッドワーク」を身に着けることだ。

そのためには、傘やジグヘッドの総重量や衛星抵抗の加減、ラインの重さの選択からバマストのピッチの長短強弱を、練習でしっかり身につけることが必要だ。

バマストに慣れれば桧原湖の水深10mのボトムを、衛星シンカーをほとんど付けなくても極めてゆっくりとベタベタで通してくることも普通にできるので、自分なりのベストコンビネーションをしっかりと反復練習で身につけておきたい。

基本的にバマストはブレードアラバマの場合は、傘はノーシンカーで使うのが最強、ワーム衛星の場合でもジグヘッドが軽ければ軽いほど動きはよくなる。

今江的には、ブレードアラバマなら水深6mはメインジグヘッド3.5gで、傘はシンカー無しで全然余裕で巻ける。

ただ、ブレードアラバマとワーム衛星アラバマでは、特に冬季においてその破壊力は圧倒的すぎるほどワーム衛星アラバマに軍配が上がるだろう。

ボトスト

具に関してだが、水深1~3mのシャローレンジでの喰い上げバマストには、圧倒的高浮力の「ハドルスイマーエラストマー」が「サスペンドアラバマに近い効果」があり、最強無双間違いナシ。

スレた小場所では「ハドルファットフライ2.8インチ」がよい。

逆に、冬季にディープをベタでトレースする「ボトスト」の場合、ワーム素材の「ハドルスイマー」各サイズを選ぶ。

傘のサイズ、衛星ワームのサイズを極端に変えてバマストパワーを抑えた「弱ボトスト」も低活性時には効果的だ。

冬季にめっぽう強いアラバマリグ。「ハドルスイマーエラストマー4インチ」の「浮かせバマスト」が有名だが、冬季はワーム素材の「ハドルスイマー2インチ」と「ハドルスイマー2.4インチ」を使った「ボトスト」も効果的

今年追加された「ハドルスイマー」兄弟最小の「ハドルスイマー2インチ」と「ハドルスイマー2.4インチ」。ベイトフィッシュが小さい場所や、スポーン期、フライシーズンには最凶無双のワームになる

特に来年早々に初登場予定の「ジャバロンスーパーリアル85」は、アラバマの衛星にも、センターにも、他に類を見ない唯一無二のアクションワームとして今江的に最も期待の新人である。

15年前に試作し、お蔵入りしていた「ジャバロンスーパーリアル85」。細部を完璧に今風にアップデートし、究極のフィネスワームになって来春新登場。アラバマリグの具でも、ノーシンカーリグでも、ダウンショットリグでも最高の仕上がりになった

今となっては、ナゼお蔵入りさせたか謎過ぎる「ジャバロンスーパーリアル85」。この当時は、「スピニング=ダサい」と妙に批判されたビッグベイト黎明期でもあったのだ

すでにダウンショットでは即効で結果を出しており、様々なリグにも対応できそうである。

15年ぶりにアップデートし再製作した「ジャバロンスーパーリアル85」を河野(正彦)プロにテストさせたところ、速攻で答えが返ってきた。サイト超人な河野プロも超お気に入りの24年度新作ワームだ

動きもシルエットもまんまベイトフィッシュそのもの。シャッドテールでもなく、ハドルテールでも、カーリーテールでもない、波動を持つ「ジャバロンスーパーリアル85(JVSR85)」。3DR化することでさらにヤバいことになりそうだ

もう一つの注目ルアー「クジャラ・エラストマー」

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