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平村尚也コラム【琵琶湖リサーチ】アオコまじりの泥濁り南湖②

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=期待の台風も? 今後のシナリオ=

現在、異常高温となり35度超の日々が続いており、南湖の水温は31度台となっている。8月5日現在の水位はマイナス25㌢まで低下しており、瀬田川堰の放流量は15㌧が続く可能性が高い。
期待といっては語弊があるが、台風13号での降雨がない限り、南湖の悪化した水質の改善は望めないだろう。水位はマイナス30㌢も視野に入ってきており、南湖の状況は日々悪化の一途を辿っており、水は動かず、アオコは発生している。

そのため、8月に入ってから、小型のバスの死骸が目立つようになり、貝類も酸欠により湖面に浮かぶようになってきている。明らかに生物にとって過酷な条件が南湖内は揃っている。

ボトム付近の酸欠が発生して、二枚貝の死骸も浮きあがる

水質悪化で酸欠状態となり、小型のバスの死骸が目立つようになっている

今後に関しては、台風13号が接近しているものの進路は関東方面であり、水位を回復させるだけに雨量を期待できない予報となっている。そのため、この先のお盆、8月中旬に関しては台風の直撃を受けない限りは、アオコ、泥濁りの南湖での展開が続くだろう。その結果、南湖でのバイト数は少なく、かなり厳しい夏の釣りとなりそうだ。
できれば、台風13号が被害なく雨を琵琶湖に恵んでくれることを望むのだが…。

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