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平村尚也コラム【琵琶湖リサーチ】初夏の基準水位と放流量

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「魔の放水15㌧」マイナス20㌢以下でタフコンに

ローライトで瀬田川堰の放流量UPの日は好調な南湖。しかし晴れて瀬田川堰の放流量ダウンとなった日はキビしい釣果となることが多い

先週からの1週間を振り返ってみると、18日の月曜日から瀬田川堰の放流量が15㌧になって南湖内の水質が悪化。18日、19日、20日まで15㌧放水は続いたが、20日に大雨となり午後から250㌧へと放水量がアップして一気に回復傾向となった。
今の時期の基準水位となるのは洪水期のマイナス20㌢という水位だ。そのため、マイナス20㌢以下になると瀬田川堰の放流量が絞られ、南湖内のカレントは弱くなり、バスの活性がダウンしやすい。特に瀬田川堰の放流量を絞る日は、活性低下による釣果ダウンの傾向が顕著となる。
大雨が降れば水位上昇となり、瀬田川堰の放流量UPとなりカレント発生と高活性となり、南湖の釣果は放水1日目に大幅にUPする。しかし、放水も続くと北湖からの冷たい水が入りだすので、数日経過すると冷たい水が入ったエリアが沈黙するようになる。
そのため、釣れているのは雨などのローライトコンディションであり、放水がはじまる雨の日もしくは雨のあととなっている。逆に晴れた日、水位がマイナス20㌢に到達した日の放水が止まった日には釣れていない。

 

「もうすぐパンチショットリグ(リーダーレスダウンショット)?」実際にはウィードの上が好調

南湖の様子をしっかりと見ていると、コカナダモが急成長していることに気づくだろう。特に西岸の3㍍から4㍍ラインを中心にボトムから2㍍近く立ちあがるようになっており、そろそろパンチショットリグ(リーダーレスダウンショット)のシーズンが近いことを予期させる。
しかし、実際にはウイードの中よりも、ウイードの上という展開が多い。時期が梅雨だけに雨や曇りのローライトが多いのも影響しているが、晴れの日ですら、ウイードの上でのスピナーベイトやクランク、キャロ、ダウンショット、ネコでの釣果が目立つ。
まだエビモでのトップなどの釣果もあり、季節としてはアーリーサマーという状況だ。

成長してきたコカナダモのエリア

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