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【出たぞ!マダイ6kgオーバー】感度とレスポンスに特化したヤマガのNewタイラバロッドを使用!現役遊漁船船長による実釣レポート

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こんにちは!ヤマガブランクス広報部です!

タイラバが盛り上がるシーズンですが、ヤマガブランクスから今年発売となったタイラバロッドといえば「シーウォークタイラバ」シリーズ。

全4機種のライナップ&コンセプトは以下の通り。

【70AT】…タイラバの王道「乗せ」に特化し、オートマチックにフッキング可能なモデル

【611D】…深場・潮流場の攻略を快適におこなうためのスペシャルモデル

【72S】…激シブな状況を打破するための感度重視のセンシティブモデル

【60F】…カーボンソリッドティップを採用し、こちらから「掛け」にいけるハイレスポンスモデル

今回は【72S】【60F】を使用した実釣レポートが遊漁船「明日海」中野船長より届きましたので、ご紹介いたします。

実釣レポート

熊本県天草地方で遊漁船明日海を展開しております、中野です。 主に天草灘や早崎海峡で真鯛をメインターゲットに出船しております。

地元天草の海では「桜鯛」シーズンとはいえ、今シーズンは若干の遅れを感じていたところ、4月に入りようやく天草灘や早崎海峡、有明海で少しずつ産卵を意識した個体「抱卵しているメスや成熟した白子を持ったオス」を見受けるようになりました。

レンジもシャローを意識した魚から少し深場のフラットなエリアの魚まで、地形はもとより潮回りにおいて、日に日に大きな変化を感じております。そのような中、今回は、以下のようなことを意識して実釣を立案してみました。

①比較的、潮の緩い状況下において魚の反応はあるも食い渋ることが多いケース

②アタリは出ても食いが浅い、短いジアイや数少ないアタリをどうキャッチに結びつけるか

また、先ほどのイメージからより魚へ近づくため、ロッド戦略は、ヤマガブランクスシーウォークタイラバシリーズ4機種のうち、感度に特化した「72S」と掛けの性能と高い汎用性能を併せ持つ「60F」をセレクト。

SeaWalk Tairubber 72S(タイプ:センシティブ)

■Lure: 30~100g (Tairubber) ■Line: PE 0.4~0.8

●推奨水深目安:水深20~80m程度 (潮流など各種条件による)

SeaWalk Tairubber 60F (タイプ:ファスト)

■Lure: 60~120g (Tairubber) / ~100g (Jig) ■Line: PE 0.6~1.0

●推奨水深目安:水深30~100m程度 (潮流など各種条件による)

メインフィールドの一つ、早崎海峡は潮流が最大7ノットを超える激流海域

天草の鬼池、早崎海峡、南島原海域では、岩礁帯や根、急勾配のかけ上がり等も数多く点在するエリアです。潮が緩いタイミングでも底取りのスキルが魚のバイトチャンスはもとより、根掛かり回避の大きな要素となります。

感度が良い「72S」は言うまでもなく、アングラーのスキルを後押ししてくれるアイテムです。また、今回使用する「60F」は、弾きにくいティップ性能とショートレングスかつレスポンスのいいブランクで、タイラバ以外にもビンビンスイッチやメタルジグとの相性も良いモデルです。喰い渋る個体やショートバイトで掛けきれない個体も、この2機種を使い分けることでチャンスを逃さず獲りにいく!

…そのような期待とイメージを膨らまして実釣に臨みます。

いざ、実釣へ

当日は正午過ぎに出船し、最初に選んだエリアは、水深約25メートル前後のシャロー。これまでも大型の実績があるエリアで、潮は下げ2分程度からアプローチ。「0.6ノット」表示も、思うように引き潮が効いておらず、50メートル付近のレンジまで展開もアタリがなく移動。

次のステージは40メートルから60メートルまで緩やかにかけ下がるエリアを流す。潮はここで「1.1ノット」、魚探にも良い反応が映り始めました。

そして2回目の流し、水深50メートルラインで「72S」にボトムから10巻ほどで小さめの前アタリからヒット!ドラグの出方からは、2、3キロ程度はありそうな雰囲気。50メートル程度から浅いシャローの真鯛は、上のレンジまでナイスファイトをしてくれます。

ネットインした真鯛は3キロ弱。

次の流しは「60F」でトライ。

イメージどおり水深50メートル前後、リールからラインが90メートルほど出ているところ最初のフォールダウンから6ターン目、10巻前後でバイト。サイズは明らかに1枚目といい勝負、これもまあまあありそうです。浮かせてみると3キロオーバー。ここまでは理想の展開です。

さらに底潮も効きだし、よりボトムコンタクトの感度が良い「72S」を手に取り、タイラバヘッドのタックルへチェンジ。

50メートルのレンジからフォールダウン、1ターン目、2ターン目と繰り返し、ラインが90メートルほど出たタイミング10数巻でカツンと金属的な反応からティップが舞い込む。初速からそうでもなかったものの、10メートルほど浮かせたところで強烈なドラグサウンドが響き、今日イチのサイズと確信。アドレナリンも最高潮へ。

海中に見えた魚体は、なかなかのサイズで5キロはゆうにありそう。

ネットインした真鯛は、乗っ込みの「桜鯛」そのもの。78cm 6.3kgの良型をキャッチすることに成功しました。

実釣を振り返って

「72S」の使用感

ライトラインを使用することによる安定したフォールや的確なボトム感知能力で、ところどころに瀬が点在するエリアの攻略もルアーをロストすることなくノンストレスで攻略することができました。

根掛かりを回避するということは、ルアーをロストしてモチベーションが下がることもありませんし、何より魚にアピールする時間が増えます。まとわりつく魚の違和感を感じ取る高感度性能は、こういった面でも活躍してくれますのでより快適に実釣を楽しむことができました。

「60F」の使用感

「60F」に関しては、魚の反応が乏しい場合を想定し、タングステンジグやビンビンスイッチを用いた「リアクション」の釣りをもう1つの展開としていました。食い気よりも生殖行動を意識した個体が多い場合、タイラバのただ巻きでは反応が悪いことが多く、リアクションで口を使わせるためです。

ハイレスポンスなブランクを活かしたこちらから掛にいく「攻めのタイラバ」は、渋い状況を打破することができる可能性を秘めています。

シーウォークタイラバシリーズには、今回ワタシが使用した「72S」「60F」の他に、乗せタイラバに特化した汎用性の高い「70AT」、ディープエリアや電動タイラバにマッチする”張り”と”粘り”を持たせた「611D」を加えた4機種からなるシリーズです。

皆様のフィールドや戦略、その日の状況に応じて、アングラーのスキルをより一層活かしてくれること間違いなし!!なモデルが揃っていますので店頭で見かけた際は、是非一度手に取っていただければと思います。

タックルデータ

72S

ロッド:シーウォークタイラバ72S(タイプ:センシティブ)
リール:シマノオシアコンクエスト200PG+リブレクランク120
ライン:DUELスーパーXワイヤー4 P E0.8+バリバス船ハリス5号
ヘッド:タイラバ100g〜120g中心に使用

60F

ロッド:シーウォークタイラバ60F(タイプ:ファスト)
リール:ダイワソルティガIC 200P-DH+リブレフォルテッシモff
ライン:DUELスーパーXワイヤー4 PE0.8+バリバス船ハリス5号
ヘッド:ビンビンスイッチ100g・ボーズレスタングステンジグ他、各社タングステンジグ

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SeaWalk Tairubber 72S / type : SENSITIVE / 製品インプレッション動画

出典:YouTubeチャンネル「YAMAGABlanks」

SeaWalk Tairubber 60F / type : FAST / 製品インプレッション

出典:YouTubeチャンネル「YAMAGABlanks」

ヤマガブランクス(YAMAGA Blanks)

釣竿製造の株式会社山鹿釣具のオリジナルブランドとして2008年に誕生したロッドメーカー「ヤマガブランクス」。より良い製品づくりを目指し、工場内で設計者と職人がコミュニケーションを取れるように、また多くのプロトロッドのテスト・改良をスピーディーに繰り返すために、ブランクの設計・巻きつけ・塗装・組み立て・出荷まで全てを国内自社工場で一貫生産し、その高品質なロッドに定評がある。