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G-TEC第1弾! 超軽量ベイトフィネスロッド「クロスセンシティブ・ディアスロー」 XSC-59ST-PROいよいよ登場

寄稿:トモ清水
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G-TECのトモ清水です!


G-TEC開業の開業から1カ月と少し経過しましたが、このたびG-TECのOfficialホームページを4月8日よりOPENしました!


また同時にオンラインストアも開設させていただきました(HP内でリンクあり)。
まぁオンラインストアに関しては、始めは知る人ぞ知る路地裏のマニアックなお店、みないな感じで始めたいと思っています。

公式HPは、4月8日「始発の日」ということで、語呂が良いので2023年4月8日にOPEN♪
https://gtec.ocnk.net/

G-TEC(ジーテック)は、釣り人である皆さまと共に成長し、共に作り上げるブランド。
現場、SNS等を通じてお客様のご要望に耳を傾け、時代のニーズにあった製品をお届けしていきます。皆さまの生の声こそが、楽しい、新しい「ものづくり」に繋がります。

ということで、「こんなロッドが欲しい!」「もっとこうして欲しい!」など、ご要望、ご意見がございましたら、どしどしトモ清水のインスタ、G-TECのオフィシャルインスタ等より、DMをお待ちしております!

ワクワクとドキドキを共に分かち合い、新しい価値観を創造していきましょう!!

 

G-TEC第1弾ロッド
「クロスセンシティブ・ディアスロー」
いよいよ発売

さて、ロッドの方なのですが、いよいよ4月、G-TECの第一弾「クロスセンシティブ・ディアスロー」が発売となります!

「発売日は?」「どうやって注文するの?」「初回ロット手に入れたいので毎日チェックしてます!」など、現在、多数のお問い合わせを頂いております。

初回ロットは少量の限られた本数となるため、平等になるよう注文開始日などをG-TEC公式サイトで発表しています(該当ページはこちら)。先行予約順となり、売り切れ御免。

この「クロスセンシティブ・ディアスロー」は、構想から数えると実に4年もの歳月をかけた「ベイトフィネスの究極形態」。
このロッドを片手に全国各地でどれだけ通用するのか。相棒として共に成長してきました。

「バーサタイルの限界に挑む」

身近な場所の馴染みのターゲット魚種。そんな日常の身近で気軽な釣りを「もっと楽しく」「もっとワクワクを!」「もっとドキドキが!」そんなロッドが欲しくて作りました。

1匹の価値が上がる、そんな大人の遊びをお届け致します。

最高性能、芸術の領域へ・・・

 

東レ第3世代、最新鋭のM40Xと隠されたポテンシャル

ロッド設計者として従来の第1世代、2世代のM40、M40Jといった40tを超える高弾性カーボンは、実測値として24t、30tの方がM40よりも引張強度が高いのだが、釣竿に使用した時、限界強度に達すると急激に粘ることなくあっという間に破断に至る、という物性的にリスクが高かった。

しかし「M40X」という第3世代の東レカーボンを上手く料理することが前提ですが、その脆さを一切感じない、高弾性とは思えない曲げれば曲げるほどムッチリと粘る復元力を発揮。

それは今までは「パリッパリ感」と単なる張り、軽さだけが強調される高弾性のフィーリングが、「シャキっとしたパリッパリ感」の中に「モチっとした粘り」という相反する要素を両立したと言える「M40X」。

東レ第3世代トレカ「M40X」の驚くべきことは、全く高弾性のデメリットを感じさせないところにあること。

高弾性M40Xカーボンは、従来の低弾性、中弾性と比べると明らかに感度伝達力に優れます。たとえロッドがスローテーパーであったとしても。よって「脆さ」という高弾性の最大のデメリットを低減したことで、高弾性のメリットだけがより際立つのです。

「M40X」、その実力その潜在能力を、まだまだ引き出せる可能性が残っています。

まだ未知の世界

「東レ社」も「G-TEC」も共同研究を経て、その大いなる可能性を引き出し、新しいレシピが確立されれば、大きなイノベーションが起こせるかもしれない。

しかし、それはまだトップ中のトップシークレット。

「MAGNUS製法」は、最終形態を持たない常に進化し続ける。
そこには従来製法の固定観念が一切なく、先を見据えた変化を好む次世代設計。
いかなる装飾も必要としない、グラファイトテクノロジーの結晶。

マグナスブランクスの断面図を観察すると、キャスト時、ファイト時などのロッドがしなっている時は、真円から楕円に変形しており、その楕円から真円に戻るスピードが異常に早いのがMAGNUS製法の特徴。

卓越した形状復元力で、かつてない「シャン」とした張りのなかにも、しなやかでバネのような戻り、粘りを実現しました。

よってスローテーパーであっても、「ボヨン」とした「ブレ」や「バタつき」を抑え、手元に伝わる余計な振動を削減し、感度向上に寄与しています。

科学的に数値化したdata

図1 振動加速度の時間波形より得た対数減衰率

こちらは前回少し公開した第三者機関である木更津高専で測定したdata(A=XSC-59ST-PRO)を見てもそれは明らかで、減衰率の数値の比較ですが、減衰率が圧倒的に高いAの値は、すなわち「竿のブレ」という余計な振動を抑え、ハイエンドに必須の条件「収束率の高さ」が数値的に見て取れます。

人間と感覚と実験での科学的な数値が一致。
G-TECは科学的にも検証していきます。

たとえばアジングにおいてのロッドの挙動

たとえばアジングにおいて、ジグヘッドの重みを「モタレ」感をして、明確に感じると共に、その「モタレ」からアジがジグヘッドを吸い込んだ時に出る「抜けアタリ」もクリアにアングラーに信号として伝達させる感度、すなわち軽いリグを操作している時のありがちな「何をやっているか全く分からない」、「リグの位置がどこにあるのか分からない」といった、迷子感がクロセン(クロスセンシティブ)ではほぼ皆無。

それどころか潮のわずかな動き「潮流の変化」も、常に捉えることが出来るロッドで、何故釣れたのか、その原因をしっかり考察することが可能。

例えばジグヘッド0.8gといった超軽いリグでも、何をやっているかが極めてわかりやすいから集中力が続きます。

よって高い技術によって進化をもたらされたロッドは、「釣り」そのものを楽しくさせ、「釣果」をもたらし、釣りという「遊び」の本質をさらに磨き上げる、新しい価値観を創造します。

 

なぜソリッドではなくチューブラーティップなのか

一般的にはアジングロッドと呼ばれる掛け調子の竿はソリッドモデルが圧倒的に多い。

それもそのハズ、小さなアタリを弾かず、違和感なくアジにリグを吸い込ませるために、より細く柔らかく出来るソリッドティップに注目されてきたから。

しかし、ここで断言しますがチューブラーティップでもソリッドティップより、アタリを弾かず繊細なロッドを作ることは可能。

かくいう私もロッドを設計していくうえで、かつてティップ(穂先)ばかり注目していました。面白いことに、ここ6年間で分かったことは、実はティップよりもベリー部が重要であることを。

ティップとベリー部がどう繋がっているのか、そのバランスが重要

スローテーパーとは、ベリー部の曲がりが非常に素直。一方、ソリッドティップのファーストテーパーは、ベリー部にストップ感をつくっています。それ故に、その硬さでいくらティップがソフトでも、小さなアタリを弾いたり、ソリッドティップが柔らかすぎてアタリがかえって取れないことが多いこともテスト等で分かってきました。

この違いは文字で説明するより「百閒は一見に如かず」、是非とも体感して頂きたいポイント。

投げて積極的に操作し、積極的に掛けていく釣りには、継ぎ目が一切なく、力の伝達に中継がない、段差がないチューブラーがソリッドティップより軍配が上がることは明白。

感度に関しても同じく、ソリッドよりチューブラーに明らかに軍配が上がります。

そしてスピニングロッドより、ガイドの数が多く、糸フケが出にくいベイトモデルロッドの方に軍配が上がることはもはや常識となっています。

G-TEC第1弾ロッド
「クロスセンシティブ・ディアスロー」
XSC-59ST-PRO

チューブラーティップ + ベイトフィネス + 100%カーボンMAGNUS  + 超軽量自重38.7g + チタニウムフレームSiC-Sガイド + センターレスグリップ + ダイレクトフィンガータッチ +無塗装アンサンディング&マット仕上げ 、etc

理論上、これ以上ない設計で挑んだ第一弾XSC-59ST-PRO「ディアスロー」。
感度に関してはもはや説明不要でしょう。

ベイトロッドの基本、チューブラーモデルの本質、「汎用性の高さ」、これをMAGNUS製法と共に最高のレベルまで上げました。

ロッドの心臓部であるブランクス。その最も肝となるグラファイト、いわゆるカーボンの技術をもってして生まれる新時代のロッド創出、新しい価値観をご提案していきます。

大会のお知らせ
第10回塩釜ボートロックトーナメント
G-TECもブース出展!

2023年4月23日(日)塩釜で久しぶりボートロックトーナメント「第10回塩釜ボートロックトーナメント」(会場:宮城県仙台湾)が開催されます。

毎年参加者100名程度が参加するビッグな大会。今年の春の訪れは早く、良型のアイナメ、ベッコウゾイ、クロソイなど連日上がっています!

そんな大会にG-TECもブース展示致します。今回ご紹介したクロセン「DearSlow」はもちろん、開発中のプロトロッドも多数展示致します。

大会のエントリーはすでに始まっていて、応募枠がかなり埋まってきていますが、まだ間に合うと思います。

気になる人はぜひ参加してみてくださいね!

エントリーはこちらから。

[大会への問合先]
大会運営代表 アーネスト 佐藤尚行
TEL:090-3641-4621

 

G-TECは、まだまだスタートしたばかりのインディーズ的なブランドですが、小さな積み重ねを大事にして、ゆっくり育てていくブランドにしていきます。よろしくお願いいたします!

トモ清水でした!
See you next time!

G-TECのOfficialホームページはこちら