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【冬~春のバス釣りはコレだ!】人気フィールドでバスを連れてくる釣り2選

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皆さんこんにちは!福岡県のハイドアップスタッフ、豊福凌平です。

豊福 凌平(RYOHEI TOYOHUKU) プロフィール

ハイドアップ福岡県スタッフ。遠賀川水系やクリークをメインフィールドとして活動中。バランスよく様々な釣りが得意で、フィールドの変化に合わせて釣りを変えていける対応力を持つ。

地元福岡では、暖かい日も多くなり、魚が春に向け動きだしているのを感じられてる方も多いのではないでしょうか? 佐賀県・福岡県南部に広大に張り巡らされている大人気フィールドのクリーク(水路)でも魚の活性が高くなってきたように感じています!

今回は、冬から春にかけて、クリークでの攻略パターンを紹介したいと思います。

バスが付きやすい地形変化にはHUクランク

初めに紹介するのは、2023年も真冬から好調で、50upも含め良型バスを数尾キャッチしており、これから本格的に春になるにつれ、数もサイズも期待できるこちらの釣りから。

「広大なクリークを、手返し良く広く探りたい…」でも、コンクリートブロックの護岸に挟まったり、水中杭、自転車や生活ゴミなどの様々なゴミに引っかかるなど、クリークでは、常に根がかりの危険が付きまといます。

また、変化に乏しいクリークでは、冬から春にかけて、ストラクチャーやちょっとした変化に必ずと言っていいほどバスが着く傾向があり、そんなバスを効率よく探る為に、私は「HUクランク」を好んで使っています。

なぜHUクランクなのか?

「HUクランク」は、特長の1つとしてストラクチャーの回避を考慮し浮力を高く設定されています。

余程、強引に巻いてこない限り根がかりしないので、ストラクチャーに対して強気に攻める事ができるのが強みです。

また、コンパクトなサイズ感ゆえに、エリアが狭いクリークでも荒らすことなく適度にアピールできるのもキモです。

巻スピードはリールによって変わってきますが、ボトムを飛び跳ねすぎないようにツンツンとボトムに当ててくるイメージで優しくゆっくり巻いてください。

ルアーの浮力でボトムから離れないギリギリの速度を維持することがキモです。

トレースコースも大事!

ルアーを通すコースは斜め護岸だと、斜めに切るように通してくることで、最深部を効率よく通せるのと、根がかりをより避けることが出来ます。

また、護岸の傾斜の切れ目でバイトが集中するので、そこに対して確実にルアーを通す意味でも斜めに通すのをオススメします。

タックルデータ

使用する「HUクランク」はルアーのサイズ感とクリークの水深にジャストな「HU-70」と「HU-150」を使い分けています。

HU-70 & HU-150【ハイドアップ】

製品名 重さ 潜行深度 タイプ 税別価格
HU-70 約8.6g 70cm F 1,870円
HU-150 約9.5g 1.5m F 1,870円

ハイドアップ公式「HU-70 / HU-150」の詳細ページ

カラーは、寒さで目がよく見えていない魚に見てもらえるように濃い目の色、フラッシング系のカラーがオススメです。

ロッド

ロッドは「マッカ レッド(HUMRC-60MLG)」。6ftちょうどのグラスモデルです。

取り回しがよく、手返しよくキャストができ、ショートバイトや巻きモノ特有のひったくりバイトも弾くことなくしっかりと絡め取り、バラシが少なく大変重宝しています。

薄皮1枚外掛りでも、バイトを取り逃すことなく、ロッドのクッション性で見切れもしにくいのも強みです。ラインは、フロロの12Lbを使用しています。

ここぞの時は「コイケシュリンプ」シリーズ

次に紹介するのが、コイケシュリンプシリーズです。

こちらは先程とは逆に、ここぞという時や、サイト、回遊待ちでの出番を想定した使い方になります。

コイケシュリンプシリーズは現在「コイケシュリンプミニ」「コイケシュリンプ」「コイケシュリンプビッグ」「コイケシュリンプマグナム」の4種類が発売されています。

コイケシュリンプシリーズ【ハイドアップ】

製品名 長さ 重さ 推奨オフセットフックサイズ 入数 税別価格
コイケシュリンプミニ 50mm 約1.5g #6 6 935円
コイケシュリンプ 65mm 約3.2g #1/0 5 1,045円
コイケシュリンプビッグ 100mm 約9g #4/0 4 1,155円
コイケシュリンプマグナム 80mm 約23g #6/0 3 1,320円

ハイドアップ公式「コイケシュリンプミニコイケシュリンプコイケシュリンプビッグコイケシュリンプマグナム」の詳細ページ

私は季節の進行にあわせて使うサイズを上げていくのですが、冬から春ということで、今回はこちらの3つのリグを紹介したいと思います。

①:ダウンショット

まず、1~2月にメインで使うのが、「コイケシュリンプミニ」のダウンショットと「コイケシュリンプ」のホバスト。

食わせとリアクションの両方を一度にこなせる「コイケシュリンプミニ」のダウンショットリグから紹介します。

セッティング方法

「コイケシュリンプミニ」のダウンショットに使うシンカーは2.7~3.5g。フックサイズはオフセットフックの#6、シンカーとフックの間の長さは10cm前後と長めに取っています。

誘い方

誘い方としては、リフト&フォールなのですが、リフトは、リアクション気味に移動距離を抑えた小刻みなリフト。フォールは、シンカー着底後にワームをフリーフォールをさせるためにラインテンションを抜き2~3秒ステイを入れます。その際、毛がピリピリと繊細に動き、食わせの要素となっているので必ずステイの間を入れてください。

2023年の初釣りで水も凍る冷たさの中、幸先よく、複数尾をキャッチしたのがこのリグでした。

②:ホバスト

次に、「コイケシュリンプ」の“ホバスト”です。

クリークでは、小さなピンスポットに対してどれだけアピールが出来るかが勝負ですので、移動距離を抑えて、しっかりアピールできるホバストはとても理にかなったリグとなっております。

こちらは、渡部孝太さんが私の書きたい事を詳しく説明していますので、こちらの記事を参照してください。

【府中湖のスーパーロコ】ハイドアップ渡部孝太の今、そしてこれからの釣りとは

タックルセッティング

タックルは、ダウンショット・ホバストは共通で「マッカ(HUMS-61LST)」。

張りのあるソリッドティップのおかげでルアーを繊細に操れ、軽いルアーでも遠投が可能。ライトリグ全般を扱いやすいモデルになっています。

ラインは、PEライン0.3号に1.2号のフロロカーボンラインを組んで使用しています。

③:ネイルリグ

3~4月は、スポーニングに向けて回遊するバスが極端に増える傾向があり、そんなバスには、立ち止まってルアーを見てもらう必要があります。そんな時は、存在感と食わせ能力を持ち合わせた「コイケシュリンプビッグ」のネイルリグがおすすめです。

「他の高比重系ワームでもいいのでは?」と思もわれるかもしれませんがコイケシュリンプシリーズには他には無い特長があります。それは、水押しの強さ。

無数に着いた毛が水を大きく動かすので、圧倒的にバスに気づいてもらいやすく、雨後のどちゃ濁りでもかなりのバイト数をたたき出してくれる程です。

「水押が強いとタフな時は使いずらくない?」と思われがちですが、いざ近くに寄って見てみると、毛がピリピリと動き繊細なアクション(痙攣アクション)がでているので、思わず口を使うとゆう仕組みになっています。

この、パワーで寄せて繊細な波動で食わせるのがコイケシュリンプシリーズの特長です。

誘い方

誘い方としては、バスの回遊ルートに投げて、2ジャーク&ポーズの繰り返し。私はポーズの時間は、テンポ良くしたいので、2~5秒のポーズで誘っています。

ジャークは、ロッドで直接叩くのではなく、ラインスラッグで叩くイメージで気持ち優しく叩くのがおすすめです。また、バスが捕食するベイトのサイズにあわせてコイケシュリンプシリーズのサイズも使い分けています。

セッティング方法

「コイケシュリンプビッグ」は1.3gのネイルシンカーを前から3本目の毛の両側面に平行に刺しています。フックは、オフセットフックの#4/0。

「コイケシュリンプ」も、ネイルを刺す場所は同じで0.3g~0.45gのネイルシンカーを入れています。フックは、オフセットフックの#1/0。

このセッティングにする事で、キレイに水平フォールし、水中での姿勢も良くなります。また、バスの吸い込みも良く、ほとんどが口の奥に掛かるのでバラシも少なくなっています。

タックルセッティング

ロッドは「マッカ(HUMC-67MH)」。

本来は、ジグや底物を扱うロッドですが、適度な張りとバイトを弾かない特性があるため、ジャークをした際のリアクションバイトを弾かず、操作感もちょうど良く、オカッパリでワームの釣りはこの1本というほど溺愛しています。

ラインは、フロロカーボンラインの14~16Lbがおすすめです。

もうそろそろ、クリークバスが活発的に動き出すタイミング。今回紹介した釣りが、かなり効果的になってきますので、ぜひ試してみてください!

ハイドアップ(HIDEUP )

現役トッププロ吉田秀雄が代表をつとめる琵琶湖そば滋賀県大津市を拠点とするルアーメーカー。 異例のロングランヒットを続けるスタッガー・オリジナルをはじめとする、スタッガーシリーズやHUクランクシリーズなどのワーム、プラグやロッド「マッカ・シリーズ」など、こだわりのアイテムを多数輩出。