今江克隆のルアーニュースクラブR「新作ワーム等を一挙公開!イマカツ2023年前半リリースの新製品を紹介」の巻 第1132回
3年ぶりのリアル開催が、今週末に迫った横浜の「釣りフェスティバル2023」、それまでイマカツ的には地味~な新作ルアー達の紹介が続いていますが、来週には全面公開しますので、なにとぞ今しばらく地味にお付き合いお願いいたします。
ジャバロン160、復活!
ということで今週は、今季春から順次リリース予定になっているイマカツの新作ワームたちの後半をお届けします。
まずは昨年、オールスタークラシックで劇的な復活劇を見せてくれた「オリジナルジャバロン」。
今期はそのジャバロン兄弟の中でも最強のケンシロウ的存在であり、最も人気の高かった「ジャバロン160」が、5月に「ジャバロン140」同様の国内生産で復活予定。
完全リメイクではなく、「ジャバロン140」同様、素材をよりワーム的使用目的に振り、泳がせるだけでなく、いわゆる「止めていても拾い喰い」させる生命感を強化させての復活になる。
そのため旧160の特徴だった「ウロコ」や「目玉」は排除、素材の生き物的な質感を100%活かせる肌感に仕上げ、さらに強烈な味とニオイを付加している。
ジャバロンフライ
そして「ジャバロン160」より一歩先んじて4月には歴代ジャバロンの最小モデルである「ジャバロンフライ」も登場する。
コレは、元来ヘビーダウンショットと無類の相性の良さを持つ「ジャバロン」に、ライトリグとしての「ジャバロン」が存在しなかったことが逆に不思議なことで、思い切ったミニマム化を果たしている。
ボトムに向かってシッポを激しく振りながらフォールし、シンカーの着底とともにグニャリと変体する「ジャバロン」特有のリアクション能力を活かすことで、特にやや重めの「リアクション・ダウンショット」での使用では無類の強さを発揮してくれる。
ジャバロンモンスター200、そして……
そして、かなり以前からコアなビッグフィッシュアングラーから熱烈復活リクエストがあった「ジャバロンモンスター200」が、ついに2023年8月に完璧にアップデートされて再登場する。
19年前に初登場した時は、当時ではデカすぎると思われたこと、フィットするフックがショップにほぼなかったこと、さらにその重量からラフキャストでのアゴ切れが多発したことで不遇の迷作の烙印を押され、ほとんど世に出回ることなく大量廃棄処分した残念な長兄ラオウだった。
だが、今回のアップデートでは顎(アゴ)コイルのインサートによりアゴ切れは完璧に改善。
さらにBKKの協力で「ジャバロンモンスター200」専用設計の特注#8/0フック付きパッケージでのリリースとなる。
カバーを一切恐れないスイムベイトとして、また「ジャバテキ」として一世を風靡した超高速SHIVER ACTIONで使うことで、さらにマイブームである1ozクラスのジャバロン・フリーリグで、今夏、琵琶湖や池原ダムで驚異的ビッグフィッシュ能力を発揮してくれるはずだ。
ちなみに、さらに巨大な、大根も真っ青な「ジャバロンメガモンスター340」も三原(直之プロ)が開発継続しており、2023年中にまさかの市場デビューする可能性も期待大である。
ハドルスイマー2インチ、2.3インチ
そして、シリーズ化としては、イマカツの昔ながらの絶対定番である「ハドルスイマー」シリーズ(ワーム素材)に久々に追加サイズが加わる。
「ハドルスイマー」は、その名の通り、スイミング能力を特化したシェイプデザインで、ノーシンカーリグのスイミングやミドスト、ジグヘッドで無類の強さを発揮する。
ボディが細くテールも極めて小さい「ハドルフライ(ワーム素材)」は、スイミングではなくダウンショットやキャロ(ライナ)がメインにデザインされており、「ハドルファットフライ」はエラストマー素材で沈まない高浮力を活かした釣法専用にデザインされており、それぞれ使い分け方が明確になっている。
今春追加になる「ハドルスイマー2インチ」は、そのサイズに反して大きなテールが付いており、小さいが存在感を際立たせるためテールにパワーを与え、後方重心にすることでノーシンカーでも投げやすいように設計している。
一方、2.3インチのテールは、逆にかなり小さめにデザインされており、i字スイミングに近いリアルなナチュラルさを出しながら、同時に遠投できるようボディシェイプをやや太目に仕上げている点が「ハドルフライ」シリーズとの大きな違いだ。
超攻撃的スモールラバージグが登場!