【低活性時の切り札】魚をスレさせないコダワリとは？家邊克己が王道ワーム「Jr.」を解説

2022年11月08日連載：家邊克己の「週刊！アジングマニアックス」

皆さんこんにちは。家邊克己です。

今回はサーティフォーが揃える定番アイテムの1つ「Jr.(ジュニア)」について掘り下げて説明してみたいと思います。

家邊克己　Yabe Katsumi プロフィール

サーティフォーCEO、製品開発責任者。全国津々浦々、アジが釣れると聞けば、ドコへでも足を運び、実際に釣って、アジングの楽しさを広く世に伝える、まさに「アジングの伝道師」というべき人物。かなり頻繁に全国各地で参加費無料のアジングセミナーも開催中！　釣具メーカー「34（サーティフォー）※社名は［みんな幸せに！］に由来」を立ちあげ、自身のノウハウを詰めに詰め込んだ製品開発に没頭中。京都府出身、福岡県在住、1958年９月生まれ。

プランクトンパターンにベスト！王道ワーム「Jr.」

現在主流であるプランクトンパターン。

海水が富栄養化したためにアミやプランクトンなどが増え、それまでは冬場だけだったいわゆる「アミパターン」が通年化しました。我々が「プランクトンパターン」と呼ぶ、このパターンはいかに動かさないかがカギになります。アジの食性の変化に伴い、釣り方も激しく動かすリアクション系から動かさないスローアジングへと変化してきた訳です。「Jr.」はそんなプランクトンパターンにピッタリなワームになります。

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オクトパスの単なるダウンサイジングモデルではない

良くこのワームをオクトパスの単なるダウンサイズ版だと勘違いされている方が居られますが、実は単にサイズを小さくしただけではありません。魚をスレさせない微波動を生む、ノコギリ刃のようなギザギザの三角リブはこの「Jr.」専用に設計し直しました。

また、ボディをショート化することによって張りが出て動きが変わることをスリット(溝)を両面に入れることで柔らかさを出し、動きを調整しました。小さいけれどシッカリとアジへアピールしてくれます。よく勘違いされているのですが「小さいワームでは小さいアジしか釣れない」ということはありません。実際、私自身も何度もこのワームで大きなアジを釣り上げています。

活性が低くて中々アジが口を使わない状況で特に「Jr.」は威力を発揮しますので、大きなアジでも活性が低い状況なら「Jr.」が活躍してくれます。小さいアジ用のワームではありませんので、安心して使ってみてください。日本全国でも場所を選ばず使っていただけるワームです。今まで使ったことのない方はぜひ一度使ってみてください。誰しも悩まされる低活性時の切り札になること間違いなしです。