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早野 剛史が秋の霞水系を攻略!ハードベイトゲームにおけるトレブルフックの使い分けを解説

寄稿:早野 剛史
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皆さんこんにちは。ハヤブサプロスタッフの早野剛史です。

今年も日に日に冷え込んできて、いよいよ秋本番という雰囲気になってきた関東エリアですが皆様如何お過ごしでしょうか?

早野 剛史(Takeshi Hayano) プロフィール

JBTOP50シリーズのトーナメントに参戦しながら、霞ヶ浦水系や房総リザーバーを中心とした地域でプロ活動やガイド業を営む。トーナメントではカバー撃ちやサイトフィッシングに巻きモノなど、幅広いスタイルを得意とするオールラウンダー。緻密な戦略と組み立てで、「2018年JBTOP50シリーズ年間優勝」、「2018年JBエリート5優勝」などといった数々の高成績を収めている。

10月24日の霞ヶ浦水系は、水温も20度を下回りスピナーベイト、チャターベイト、バズベイトに加えて、クランクベイトやシャッドプラグを中心にハードベイトが最高に楽しいシーズンに突入している状態です。

今回は秋の霞水系の状況とその攻略について紹介していきます。

霞ヶ浦の秋の傾向

エリア選択における通年の霞ヶ浦の秋の傾向としては、冷え込みの際に吹き込んでくる北寄りや、北東の風がプロテクトされるエリアや風裏のエリアや流入河川の河口エリアを中心に目視でシラウオやイナっ子のベイトフィッシュが絡むようなエリアがハードベイトゲームには向いている条件になってきます。

先日、10月に入ってからクランクベイト縛りで霞ヶ浦へトライしてきました。

晴れベースの天気で、巻き物縛りには少し厳しめのコンディションではあったものの自身のブランドの「TEX」からリリースされている「グリント2.0」と「クーバイ」を中心に良いゲームが出来ました。

左:グリント2.0 右:クーバイ

当日は主に「グリント2.0」をメインに展開しましたが、1~3メートルまで水深が落ちるブレイクに点在する岩に「グリント2.0」をリーリングしながらコンタクトさせるとグッドサイズが反応してくれました。

具体的には、この秋の時期特有の午前中は冷えてボトム付近を巻いてコンタクトした際にバイトしてきて午後は水温が上昇するに伴いバイトしてくることが多くなります。また、水深が浅くなっていき、巻き始めや最大先行深度に到達する前にバイトして来ることも増えてきます。

「グリント2.0」は、そういったバイトを拾いやすくする為に作りました。

ロールアクション主体のハイピッチアクションが特徴のクランクベイトで、急な潜行せずに、緩やかな潜行角度で潜って行くため、霞ヶ浦や水深の浅い水路やオカッパリフィールドでもレンジの調整もしやすいのがポイントです。

ちなみに、「グリント2.0」・「クーバイ」は共にフックはハヤブサの「ケンクロウ」シリーズを搭載しています。

ハヤブサの「ケンクロウ」

入数 価格
8 6 オープン
6 6
5 6
4 6
3 6
2 6
1 6

ハヤブサ公式「ケンクロウ」詳細ページはこちら

フックサイズは、「グリント2.0」が共に5番。「クーバイ」がフロントフックが5番、リアフックが6番のフックセッティング。「グリント2.0」・「クーバイ」共に適度なシャンクの長さでオールラウンドなケンクロウを純正フックとして採用しています。

そのほかにハヤブサのトレブルフックで、ハードベイトゲームにおいてメインに使用しているが「ケンクロウ」・「瞬貫トレブル」の2種類になります。

「ケンクロウ」シリーズの特徴

「ケンクロウ」は、フッ素コーティングに適度なシャンク長さ、オールラウンドさが特徴のトレブルフック。対して、シャンクが長めでストレートポイントで刺さりが良いが特徴なのが「瞬貫トレブル」です。

秋が深まりリアフックへの掛かりがシビアな状況では、リアフックを瞬貫トレブルに交換するケースがよくあります。

「グリント2.0」・「クーバイ」共にリアフックに良く掛かり掛かりが浅いといった現象が多発する際は瞬貫トレブルの出番です。掛かり方が徐々にシビアなってくる晩秋のコンディションで是非使ってみて下さい。

タックルセレクトについて

ロッドに関しては、「グリント2.0」・「クーバイ」共にMLクラスのグラス、グラスコンポジットか低弾性のカーボンロッド。

リールはローギア、ノーマルギアのリールにラインは、フロロカーボンの12~14ポンドが推奨タックルとなります。

タックルデータ

ロッド TEX STAUT 6.6ML-Gプロト
リール カルカッタコンクエスト100
ライン サンライン シューター12lb

11月末頃までは、クランクシーズン続きますので是非皆さんのフィールドで実践してみて下さい!

ハヤブサ(HAYABUSA )

日本有数の金物のまち、兵庫県・播州三木を拠点とする1970年設立の老舗ハリメーカー。多数の釣魚種に対応した高品質なフックを多数輩出中! バスブランド「ハヤブサBASS」やアパレルブランド「FREE KNOT(フリーノット)」、トーナメントブランド『鬼掛(ONIGAKE)』など多くの人気ブランドを展開中。