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レオン加来匠がブレードジギング全盛の時代に、あえて「ブレードゲーム」を提案する是非

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ブレードゲーム特集

ブレードジギングゲームの夜明け前

様々な魚が好反応を示すブレード+針がかりの良いステルスブレードフックシステムを搭載したメタルマルの威力は凄まじかった。なぜなら、あらゆる魚種を釣ってやろうと、あらゆるシーンで投げれば、あらゆる答えが帰ってくるからである。

当時、岩国に自らのボートを係留していたレオンさんは、その日シーバスかマルアジが釣れたら…と海岸からも程近い2~300m沖合でメタルマルを投げていた。タックル立ては、エギングロッドにPE0.6号、リーダーは2.5号。

のんびり釣りを楽しんでいると、不意にガツンと引ったくられるようなバイト。ライトタックルのドラグは引き出されっぱなしになった。シイラか何かか…?と、20分のやり取りを終え、寄せてくると…なんとメーターオーバーのサワラ。こんな場所で?こんなルアーで?という驚きと感動を覚えたと当時を振り返る。

何せポイントは広大なシャローフラットのサーフで水深は20mほどしかないポイント。シーバスのトップゲームが成立する程度という認識で、さすがに釣り船も近寄らず周りには誰もいない状況だったという。

これに味をしめたレオンさんは、このポイントに通うように。船を出す度にブリやサワラがボコボコに釣れる。「どこであんなに釣ってきてるんだ?」と係留していた港から噂になり、地元で広く噂になるように。噂が噂を呼び、あっという間に30~50隻もの漁船が集まるようになった。土日ともなると100隻もの遊漁船が押し寄せるようになったという。

思えば、このブームが現在のブレードジギングの元になったのではないか。…そうレオンさんは話す。

それぞれに楽しみ方があっていい

現在ではブレードジグは各社から出揃い、みんなで楽しめるようになった。マルアジやサワラをはじめ、タチウオ、マゴチ、メバル、カサゴ…あらゆる魚を魅了するのがブレードジグの特長。

ブレードジグにとりわけ造詣が深いレオンさんが、その自身の手掛けた「メタルマル」を超えるジグを作りたい。そう考え、足掛け5年で完成したジグが「ナッゾジグ」なのである。

もちろんこれまでの経験から、ブレードジグはオフショアのサワラをはじめ、ソルトでの実績の高さは証明済み。ここにレオンさんのフィールドワークでもある「オカッパリ」が重なり、ソルト・淡水・ショア・オフショア問わず「もっといろんな魚を釣りたい」を形にした。

訪れた先の水辺で、そこにいる魚に少し遊んでもらう。その時、ロッドの先にぶら下がっているのがナッゾジグ。

メバル、カサゴ、ロックフィッシュ、サワラ、タチウオ、ハゼ、カワムツ…ブレードジグはなんでも釣れる。だからこそ、縛られることなくもっと自由に、いろんな魚で遊べばいいじゃないか。

…それが、レオン加来匠の提案するブレードゲームの魅力なのである。

 

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